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釣行記-046【大島遠征vol2】

もくじというか釣行記
総合もくじ

どうもこんにちわ。釣行記の第45回目です。また大島です。大島優子さんと行ってきました(ウソ)。

◆反省と準備編

前回のビッグディッパーからの帰宅後、数日してから「もっと頑張らないと」というか「もっと頑張っておけばよかったな。。。」という悔恨の念がたけのこみたいに芽生えてきました。。

一生懸命、限界までやって出来ないのならそれは仕方がないと思う。何かが悪かったから。それを見つけて、見つめて、次に活かせばいいと思うから。

能力不足は仕方がないと思う。何かが不足しているのが明らかで、それを見つけ、見つめ、補えばいいと思うから。

だけど、努力不足は許してはならない。何が欠けているのか、それを突き詰めないまま物事に取り組むのは、取り組まれる方も迷惑だろうし、何かをやる際に取り組む姿勢として一緒にやる人たちに対して失礼だから。

あと一息、もうひと頑張りでとり逃すのって悔しくないですか?まぁ前回はそこまで行ってないし、それ以前の心構えの問題でしたので。。。なので、やりますよー、今回は。釣れる釣れないはひとまず置いておいて、まずは頑張る、やりきる、ってことをさ。

まずは前回の反省。

1)まず心構えがなってない。まーなんとかなるっしょ!って、そんな態度だからなんともならねえんだよ、ボケがっ!
2)キープキャスト。GT、セイル、20kg超のキハダ、他巨大魚を獲るまではジグ禁止
3)ルアー周辺の準備を念入りに行う。大径スプリットリング対応のプライヤーとか、準備にほころびがありすぎ
4)道具は整理整頓。一つ一つの動作を丁寧に行う

1)を完璧にするためにはつまり釣る意志を揺るぎなく保ち続けるために、3)と4)をまず頑張り、2)をストレスなくキープできるようにしなければなりません。ゆえに徹底的に準備します。

a)ルアー
前回はシマノの別注平政、カーペンターのガンマとブルーフィッシュ、スカジットデザインのパンプキンのみでした。

結果、パンプキンにはヒットあり、カーペンターはなし、でした。今回は別注平政を軸にすべく、同色の190と140を追加。

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おりゃ!

パンプキンも再購入。加えて、前回はほぼ使わなかったシンキングもカーペンターのパンドラを二本追加。

これに伴い、フックも見直します。

b)フック

@500円くらいします。10quantityだと5,000円。六本木の乾杯ワークガールの時給くらい。今回は220クラスのルアーよりも小さめでのキャストも考えているので、6/0に加え5/0も追加。より小さいサイズは去年買い集めた相模湾フックで頑張ろうかと。

4月の宮古島から戻ってきた際に、プラグから全てフックを外して放置してましたが、これもよくないですね。道具を雑に扱うようなやつは、道具がカギになるアクティビティでいい結果を出せるはずがありません。

で、改めて手持ちのフックサイズを全て確認。同サイズのフックなのに付いているスプリットリングのサイズが違っていたり、やっつけ感ありありで改めて反省しました。神は細部に宿るのです。神様の居場所をきちんと用意しておかないと、いざという時、神様は不在です。サイズごとに分けて、ケース封入。

c)プライヤー

これまで、小さいプライヤーでなんとかやってましたが、GT用ともなるとリングを開くのに一苦労。中途半端な開きだと、スイベル的にくるくる回ってしまうルアーのアイに取り付けるのが難しくて嫌になります。プライヤーが原因で接続が出来なくなる、ルアーメンテをやりたくなくなるって本末転倒なので購入。

バッチリ。GT、マグロでしか使わない用。みんな使ってますね、これは。

d)ケース類

・リングとか
スプリットリングを6-10号でちゃんと分けて保管。これまで適当ですみません。自分が持っているリング類、何種類あるのか正直認識しておりませんでした。すみませんでしたーーーー!!
・スプール
前回は、買って、ライン巻いて、なんとなく持って行った、という惨憺たる有様。ケース買いました。二個入りなのでスプールも、もう一個買おうかな、と。
・ルアー
これまた酷いもので、買って、パックに入れたまま持って行っておりました。これはいけませんので、 depsの一番デカいやつ買いました、二個。

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で、買ってはみたものの、入れるものがない、といういつも通りの展開に。

・フックケース
GTフック、デカいです。なので、フック専用ケースを導入しました。

・ラインとリーダー
プラグ用に買ってないケースを流用。メガバスの小さいバッカン。

e)旅行グッズ

これもケースみたいなものなのですが、衣類、その他をまとめておくポーチ類。めっちゃ収納というか整理したる!!

f)コスチューム

前回、oasisのTシャツを着てる際に釣果がよかったようです。

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なのでoasis追加。ついでにmetallicaも。

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概ね、準備は整ったので、いよいよリベンジです。

g)おまけ

おまけといいますか、これで大丈夫だな、と思っていたら香港より緊急入電。ジグ宮さんが探していた去年発売の限定品なリップルのウルティモ83トルザイトverがまだ売っている、とのこと。しかも3本あるとか。どうなってるんだろう。。「どうします?」と聞かれたので、二つ返事でお願いしました。

うーん。困ったな。困らないけど。最後の最後にこの大物が加わるとは。。。だがしかし、結果を残さねばならないのでやるしかない。

常日頃から他人に説教する際に、

「成功したいのなら、その道の成功者の行動原理や行動そのものを真似るべきだよ、例えば金持ちになりたいのなら金持ちの行動原理を、特に心構えを真似した方がいいよ」
                                オレ

と伝えています。大物を釣りたいのなら、大物を釣っている人の真似をするのが一番の近道だと思います。守破離、という言葉があるように、まずは守らなければならない決まりごとや、守った方がいい習慣を身につけること、オリジナリティを出したいのであれば、守りきってからその様式に疑問を持ち工夫する、その後成果を出してから自分なりのやり方で上手くいかせる、とやらないと何事も上達しないと思うんですよね、わたしは。

そうしたサイクルで形を作り、その形から飛び出すことが形破り、そもそもそうした形がないことが形無し、なんですね。今のままでは形無しなので、基本をしっかりしないといけません。ゆえに、手に入ってラッキー。ジグ宮さんとお揃いの太くて硬くて長くて黒光りしてしなりまくるサオをぶるんぶるん振り回します。

最後に持ち物確認。
◆タックル
1)リップルウルティモ83MLトルザイト&ステラ14000xg
2)マングローブスタジオブラックヘラクレス815&ステラ14000xg
3)ソルティガSJ61B2&カルカッタコンクエスト301
4)Apiaグランデージライト68/5&ヴァンキッシュ1000
5)ジェットセッター63c&カルコンDC201
6)スペアスプール
◆ルアー各種
1)GTプラグ
2)アジングワーム、ジグヘッド
3)タイラバ、オモック、ジグ3本
◆つりグッズ
1)ライジャケ
2)プライヤー、ナイフ、フィッシュグリップ(口と胴体両方)
3)バッカン
4)サビキ入りノッターケース
◆身の回り用品
1)つりコスチューム3日分(Tシャツ短パン、雨具)
2)着替え3日分
3)電源コネクタ(この日本語は正しいのか?)、ケーブル
4)現金
(太字は新規配備品)

ここまでやって思いましたが、準備に一体おいくら万円かかっているのでしょう?イニシャルコストが高いのは理解しているものの、時々、我にかえると恐ろしくなる時があります。こうしたオフショアのルアー「ゲーム」フィッシングですが、魅力を聞かれると多くの人が「ゲーム性」と言うように思えます。でも、ゲームはゲームでも、ここまで来ると罰ゲームでしょうに、こんなの、と思ったり。

ゲーム性は本質論の一つとして存在していると思います。ぼく個人としては、こうした釣りの楽しさというのは、高度な戦略性を持ってして、目的を達成すること、であると思っています。一般的に戦略とは「特定の目的を達成するために、長期的視野と複合思考で戦術および資源を総合的に運用する技術・応用科学」という少し長い認識でよろしいかと思います。今回で言えば、「GTあるいはビッグフィッシュを釣り上げるために、次回以降の遠征を見据えつつ、近場で磨いた技術を応用しながら、資金・時間・経験・人脈を全て投下して運用する釣行」と。大袈裟だな、おい。

そして現地の最高気温は19-26℃、最低気温は14-18℃の予想。

◆DAY1 出発

なんか前日?前々日?くらいからビミョーに具合が悪く、一昨日のアナコンダからの帰宅後、左腕の前腕伸筋が痛い。

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このへん。

たかだか5kg未満の魚のリーリングで痛くなるはずもなく、これは、風邪か。。。と。喉も痛いし。よって前日は早寝し、いつも早寝ですけれど、起きたら昨日よりは少し具合が悪い。具合が悪くないふりして向かいます。

GT(Great Takamiya)おじさんをピックして羽田着。が、まさかのP1満車。一番遠いP4に駐める羽目になり、ちょっとハラハラしながら小走りでおじさん二人で肉汁たらしながら移動し手続き終了。荷物の重量問題も3回目ですので一発クリア。代わりに機内持ち込み荷物の重量が20kg近くはあったように思えます。そして通過しましたので、前回断念というか売ってなかった春木屋にリベンジを挑みます。

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ラーメン!!

が、しかし、搭乗まで20分となかなかスリリングになりそうなので自粛。つくづく縁が無いね。話もしてキスもしたけど、出会わなかった人みたい。仕方ないので、お茶と雑誌を買って搭乗です。

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京都にアマンが出来たのですね。いいなぁ、行ってみたい。

なぜこれを買ってみたのか、理由は二つあります。まず、今回は直行便なので2時間強のフライトで暇。次に今回は地上一泊、船中二泊でございまして、まぁ住めば都と言うか寝ちまえばいい話ではありますが、なかなか過酷そうな旅。快適な旅を妄想するくらいはしておきたいなぁ、と。後述もすると思いますが、船中のベッドはこんな感じなのですね。

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かなりの閉じ込められている感。棺桶に入ってる感じ。特に手前上段。

アメリカの刑務所ってヌードポスター貼っていたり、デコトラの運ちゃんも車内に水着とかヌードとか貼っているのはこの閉塞感から抜け出したいからなのでしょうか。前回ビッグディッパー初日に、最近見た映画に出ていた日南響子ちゃんのおっぱいを想像してみたところ、途轍もない牢獄感が去来してきて、受刑者や遠く家を離れて暮らす人々と同じ状況なのか、そう思いました。実際離れていたしね。

同行してくださったタフな方々とは違い、おっぱいを想像している自分を省みると、筆舌に尽くしがたい無力感というか落ちていく感というか棺桶にインしている感に意識が支配されました。多分狭かったからなんでしょうね。狭いの嫌いではないけれども縦に狭いとなかなかキッツイ。。

今回も日航機。CAに二人可愛らしい人がいましたね。

雑誌も読み終わり、やることなくなったし寝るかな、と思いましたが、機内販売開始。オリジナルの財布を売るらしいです。

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毎度思うのですが、こういうの誰が買っているのだろう。。。印象としては近畿地方の国立大学に通っていそうな真面目な女性、って雰囲気ですかね。新幹線の車内販売報、たまに度肝を抜かれる商品が乗っていて購入を検討しそうになったりしますが、JALにしろANAにしろ激烈にツマんないものしか載ってなくないですか?やる気あんのかいね。真面目な提言として、奄美便なら水着だったり、釣り用の手袋やサングラスとか、ゴルフボールとかをちゃんと紹介して、機内で発注できて、到着カウンターで受け取れるとかしたらそこそこニーズあると思うんだけどなぁ。

そして到着。結構お腹減ってきてたので、意気揚々と「何食べましょうか?」とお伺いしたところ、「さっき弁当たらふく食べたんですよね」とまさかの展開。雑誌を買う際に、「弁当買うかな、でもあの人、降りたら絶対腹空かしてるだろうな」と読んだところ、完全に勝敗が分かれた囚人のジレンマを経験することになるとは思いも寄らず。。。

無事、荷物を受け取り、ビッグディッパーさんと合流。GTおじさんの交渉が奏功したのか車を貸してもらえることに。一旦、船宿に道具をあらかた置いて宿に向かいます。

こちらです。

が、管理人さんがおらず、挙句に、幹事のとある方に手配をお願いしていたためか部屋が。。。

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うそでしょ、無理だよ、こんなの。寝返り打ってつい入っちゃったらどうすんの?

距離が狭く、44歳のおじさん二人、43歳のおじさん一人の計3人でも間違いが起きてしまいそう。こりゃあかん、と思い、管理人さんに電話したところ、部屋を変えて欲しい、という用件を聞かずに「今日は駅伝あって忙しくて」とか延々と言い訳しようとするので、イラッとしまして強く用件を伝えたところ、無事チェンジできました。3人部屋だと@4,400円、1人部屋だと@5,500円。なぜ3人部屋にしたんだろう。。

折角なので近場を散策させてもらいました。

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自由が過ぎると何をしていいのかわからなくなりますが、よくよく見ると奥にウマが居ます。自由に乗っていいのかしら。。。

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何をあやまればいいのか。少なすぎて心当たりがありません。

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そして宿に戻ると管理人さんが登場。最近思うのですが、エレベーターで急いで降りたものの、目的階と違っていて「あらやだ」とか言って戻る人って圧倒的に女性が、しかも老齢の方が多いように思えます。さっきの電話での話しっぷりを見ると、そうした老婆かと思ったら同い年くらいの美人な方。悪いことしたな。。。

少しすると、同行者が戻ってきたため、全員プラス、宿で知り合った若者も連れて食事に向かいます。途中、明日以降の食べ物飲み物を調達します。今回は

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・ 水2lペット4本
・ カルピスソーダ
・ カップ味噌汁
・ どん兵衛特盛り
・ クノールクラムチャウダー
・ じゃがりこx2
・ さきいかx2
・ チョコレート
・ おせんべい
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という布陣。

そして現場の居酒屋、同行したGT社の社長さんが、フライ・フィッシングへの愛について永遠と語ります。とても凄い。44歳にもなって夢中で語れることにここ数年で巡り会えた彼もですが、そうした魅了する力を持っているフライ・フィッシングも凄いし、一連のアクティビティを経験することで、立派な起業家に自然環境の保護を誓わせる様々な要因に感心したのです。ちなみに、自然環境の保護とは、例えば川を完全に管理して、解放する日にちを決め、入川料を取る、とか。なるほど。釣りをしてて、例えばどこをどう管理してるのかさっぱりわからない漁協というか、そもそもブラックバスって漁協が管理してるのか?

一通り飲み食いしてから宿に戻ります。とても疲れたため夜勤はお休みにして、ちょっと飲んで就寝、でした。そして明日午後から大時化らしい。。。不安の残る初日となりました。

◆DAY2 雨と風との闘い

そして当日。午後から強風&雨らしく、午前中が勝負。場所もトカラまでは難しいので奄美大島近辺でできるところを探してもらえることに。

が、惨敗、というか勝負にすらならなかった感。多分、カツオとかツムブリとか全くの外道のバイトが友人に一回のみ。

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初日のお昼ご飯。

午後からは本当に雨も降り始め、最初は我慢したものの、すぐにレインウェアを導入。ノースフェイスのスワロウテイルフーディー、というウェア。

何度試してもこういうパッキングは出来無い。でもちゃんとやればできる。

が、これまた大誤算。あっという間にずぶ濡れになり、下に来ていたTシャツまでオシャカに。念のために持ってきていた、透湿素材のウェアにチェンジし頑張りますが、雨つぶが弾丸のように体力を奪い続けます。で、ヘトヘトになったところで帰港。瀬戸内近辺の港に停泊でした。

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初日夕飯。カツオのいろいろ。

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レジェンドを前に夜勤の成果。ヨコスジイシモチ?ボトムで妙な魚のバイトがあったりしましたが、釣れず。ハリセンボンだったらしい。翌日の朝じっと目を凝らしていると、腹が黄色いウツボみたいなのもいたりして、頑張れば変なの釣れてた感。でもいいの、今回はキャスティングしにきたのだから。

そして程なく就寝します。おつかれさまでした。

◆DAY3 練習の練習

出航二日目。フルで釣りできるのはこの日のみ。頑張ります。

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クロワッサンが美味しい。バターがあるともっと良かったかな。行かれる方、持参してもいいかもしれません。

前日、GTおじさんと、ジャケットを着て釣りをするサラリーマンおじさんに指摘いただいたポイントを気にしながらキャストし続けます。キャストしながら、他の人のキャストをじっくり眺めます。社名がGTな社長さんからもアドバイスを受け、福井さんにも話を聞いて投げ続けます。釣れないけどね。結果、なんとなくこうじゃないか、仮説が。仮説っていうか事実なんだろうけど。

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こういうことですよね。

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であるならば

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こうした軌道をイメージして、右手はあくまでも支点として使えば、それほど力を入れずに飛ばせるはず。これまでは支点を重視というか、支点にどう力を入れるかをイメージしてましたが、それが間違い、と。福井さんが言う「引き手(力点)が大事なんだよ」ということですね。

これまではこんな感じだったようです。

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投げ続けます。

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お昼ご飯は親子丼。黄身が落としてあり、前回よりもグレードアップしておりました。

そうは言っても、身についた悪癖はなかなか治らず、少しマシになったところで二日目終了。でも諦めずに投げきりました。

4月の宮古島と先月は3日間投げ続けられませんでしたが、2日目を終えてみて、握力も落ちて無いし、特に身体も痛いところはなく、技術の偉大さというか、コツというか、当たり前のことなのですが、先人に教えを受けて、それを練習して身につけることの大事さを改めて感じました。

そして肝心の釣果、GT(Great Takamiya)おじさんが41kgのイソマグロと10kgくらいのカスミアジをキャッチ。神がかってきてるな、この人。。。生き仏、つまり即身仏とかになるのかしら。今度会ったら手を合わせて拝まないと。合掌!!

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でかい。

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こわい。

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夕飯はすきやきです。この後、上陸して飲みに行きました。

◆DAY4 GTが本当にGTに

ぼけーっとコーヒーを飲んでいたらなんか来ました。

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海保。「ちょっとお時間いいですかー」とぼくの方を見て話しかけてきましたが、いいとはさっぱり思えませんでしたし、めんどくさいし、何より返答する権限がぼくにはないので無視します。何も見えないし、何も聞こえない。が、しつこく食い下がり、福井さんと問答に。

なんなんですかね、なんかのルール破ったり、疑わしいのであればわかるんですが。。毎度ムカつきます、この人たち。以前もありましたが、海上で頑張ればいいと思うのですよね。未然に犯罪や事故を防ぐとかどうせ海保には出来無いのだから、起きた事故に全力で対応する方向にして欲しいものです。

そしてムカつくのか、こういう国家権力って、こちらが折れるように仕掛けを作ってるんですよね。今回はマドハンドみたいに仲間増やして、最初話しかけてきたのは風体のあがらないおっさん、増えた仲間は20歳そこそこの若者と、怒る気力を削ぐというか、そういう面構えで嫌がらせしてくるのが気に入らないです。困ったものですね。

おそらくなのですが、この人たちが来たのは、通報されたから、らしいです。では誰が?前日、近くの飲み屋にみんなで行った際に、ボトルを入れないで帰ってきたことに腹を立てた誰かではないか、という説が有力説として囁かれておりました。

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理由は不明だけどとても美味しい鮭。でも海保のせいでイマイチな。。。

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ご飯食べて出航します。

ぼくは変わらずキープキャスト。もはや釣れなくてもいい、というか釣れて欲しいけれど、投げ続けることを最優先。一緒にやっていた方、「いやぁ、出ないですね。でもこれだけみんな釣れないと、あれですね。みんな釣れててぼくだけ釣れないと、ヤリマンにアタックしてフられた時のあの虚無感に似た残念な感じはないのでいいですね」とうまいことを言ってましたが、釣れません。と、思っていたら。。。

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38kg。GT(Giant Takamiya)さんキャッチ。もうGT(God Takamiya)でいいんじゃないですかね。すげー。

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お昼ご飯はホットサンドです。美味しい。

続いて仕事帰りなのか、空アポで来てるのかわかりませんけれど、サラリーマン風の方もキャッチ。

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仕事帰りでもできるんだ、GTって。こちらは20kg弱くらいでした。

と、この後、あえなくタイムアップ。猛スピードで港に帰ります。ありがとうございました。

空港での夕飯は、前回の反省を活かしロイヤルに変更。

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地味に結構高い。

◆ビッグディッパーについて、福井健三郎さんについて

1)ビッグディッパーについて

前回記した部分の補足。

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ミヨシの地下部分の寝室。計9床あります。一番奥の小部屋は9人の乗り合い時以外はスタッフルームです。画像手前の上段は高さがなく狭いのであまりおすすめ出来ない感じ。

今回は、前回の反省を活かし、ほぼ万全でした。一点、釣りしてる時以外に寝室と他を行き来する際、スリッパ状のものがあったほうが便利だな、と感じました。クロックスとか。

また、画像なしで恐縮ですが、船室の椅子ですが、右舷の最後方がリクライニングしやすくておすすめ。

他、詳細は前回記事をご参考に。

2)福井健三郎さんについて

ぼくが初めてGTという魚を知ったのは25年ほど前でした。モルジブあたりでしか釣れない、と当時は思っておりまして、遠いしデカすぎて大変そうなのでぼくには無縁と思って今年まで過ごしてきました。なので、GTフィッシングに対して、興味がないわけではないのですが、それほど入れ込んではいなかったというか、夢中になっていなかったのがこれまで。そして、GTフィッシングといえば福井さんですが、そういう方が居る、という程度の認識でした。有名人というか、スターというか、レジェンドなのですね、一部の方々にとっては。

10月に最初にお目にかかり、風貌は厳つい感じですが、所作や話し方が繊細で、それなりのお歳ですが、とても人見知りをする方だな、という印象でした。今回、色々とお話を伺うことが出来た中で、なるほどな、と思ったのが自分の仕事について。正確ではないものの、概ね以下のような内容をあの口調で話しておられました。

「イモト(あやこさん)がさぁ、安室ちゃんに初めて会って感激してさぁ、聞いたんだよ「今まで仕事で大事にしてきたことってなんですか?」って。そしたら安室ちゃんが「ブレないこと」って言ったんだよね。それ聞いてオレさぁ、もう堪んなかったね。ウチに来るお客さん、相模湾でよくやってるような人が来ると、キハダの群れ無視するともう大変なんだよね。でもウチは、オレはGTだから、そういうの(GT以外のオフショアビッグフィッシュ)やりたいんなら他の船乗ってくれよ、と。オレはGTだけ、ブラさないでやってきたし、これからもそうしていきたいんだよね。」

長い間注いできた愛情が、時に乾き、時に溢れ、それでも福井さんという器に溜め込まれた綺麗な澱のような愛情の結晶が、福井さんが話す言葉のそこかしこから感じることが出来て、道を極めた人との交流は刺激になります。

ビッグディッパーの一番の魅力は何か、と聞かれたら福井さん、向井さん、バイトの川上さんを含めた「仲間」だと思いました。

船釣りをするようになってまだ数年ですが、「二度と来るか」と思うような対応をされたことは一度や二度では無いです。しかも、お世話になった船なんて、そんなに多くないのに、です。微妙な餌釣り船によくいるように思えます。そういう方々、そもそも客商売だと思っていないのかもしれませんが、遭遇してしまうととても嫌な気持ちになります。

普通に考えると、奄美に住んでいて、苦労もあったろうけれど良い人生になっていて、仕事も絶好調、となれば調子にのると思うのですよね。不遜な態度を取ったり、人を見下したり、とか。しかも仕事の内容として、船長っていうのは、その船で言えば最高責任者で、大抵のアホは勘違いして偉ぶりますが、そうしたところが一切ありません、福井さん。まぁ極めて普通に商売をしている、と言うか、他の釣り船がおかしすぎるだけなのかもしれませんが。。。

なんにしろ、次回が楽しみです。次こそはキャッチ!せめてバイトだけでも。。。


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