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J.M.ウエストン問題

問題一覧

(2020.3.19校正)
どうも、こんにちわ、ぼくを取り巻く数多の問題について、よりよい未来のために研究します。今回のテーマは革靴。だいぶぼくの「問題」の本質に近づいてきた気がします。

なぜ靴が好きなのでしょうか、ぼくは。前世は足だったのかもしれません。あるいはムカデ。これまで、スニーカーを始め、浅く広く、大概の靴は履いてきたと思います。そんな現在、死ぬ時に履いていたい靴は何ですか?と、そんな質問はあるはずもないだろうけど、もし聞かれたらウエストンのブローグ、と答えると思います。ハントダービーでもいいですけれど。

25年ほど前、オスが色気づくと、ファッション誌を読み始める習慣がありました。◯◯カジュアル、みたいな風潮というか、まぁ流行り、ですかね、数多のムーブメントがありました。「オレはデルカジ(ファッション・モデル風のカジュアルスタイル。マーク・パンサーさんがメンズノンノのモデルやってた頃の感じ。懐かしい)がいいなぁ」とか。

そんな流行りを見つつ、日々高校に通うわけですよ。ぼくは自由な公立高校だったので下駄履いて登校してもよかったのですが、革靴じゃないとダメなとこもあるみたいでした。そんな事情を知ってか、あるいはターゲットとなる若いサラリーマンを狙ってか、ファッション誌では一定程度、革靴についての記述や特集があったように記憶しております。それを見て、高校生であればリーガルとかBASSのローファーくらいでしょうかね、入門編としては。そんなローファーですが、当時の雑誌では東の横綱がオールデン、西の横綱がJ.M.ウエストンといった紹介のされ方だったように覚えています。オールデン、いろいろお伝えしたいことはありますが、また今度。

そうしたわけでウエストンです。歴史はこんならしい。

ジェイエムウエストンは1891年、エドゥアール・ブランシャールがフランス中部の街・リモージュに開いた工房からスタートした。当初はフランスの伝統的な靴作りを 行っていたが、創業後間もなく参加した息子・ユージェーヌによって、最初の変革がもたらされた。ユージェーヌはより近代的な靴作りを目指し、グッドイヤー製法を学ぶべく米マサチューセッツに渡る。
(中略)'22年、パリ・クルーセル大通りに一号店を、'32年にはシャンゼリゼにニ号店をオープンし、勢力を拡大していったジェイエムウエストン。助年代には定番の「180」口ーファーも登場し、現在クラシックラインとして展開される傑作たちが次々と生まれていった。
https://www.mens-ex.jp/brand/shoes/jmweston/history.html

ふーん。でも助年代ってなぁに?

フランスの靴、というと真っ先にイメージされるのがウエストンなのではないでしょうかね。それかジョンロブ?

ただ、一般的に知られているジョンロブは、ロンドンのブーツメーカーのジョンロブがパリに出した支店を買い取ったエルメスの靴なので、本当のジョンロブとは何か?と聞かれると、答えに窮してしまいます。

ちなみにロンドンロブがこちら。こっちが元祖な気がする。
https://www.johnlobbltd.co.uk/

パリはこちら。ロンドンより華やか。名古屋にある味噌煮込みうどんの山本屋みたいなものだろうか、違いは。
https://www.johnlobb.com/ja_jp/

革靴の総論はまたの機会にして、まずはウエストンについて論を進めたいと思います。オールデンも革靴総論も「またの機会にして」とは言いつつ、蛇足で付け加えると、レディメイドの最高峰はエドワードグリーンと言う人もいますが、それには異論ありませんけれど、ウエストンも忘れないでね。とりあえず経験したことのあるウエストンについてまとめてみます。だって恋してるのですもの、ウエストンに。

641ゴルフ

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ぼくが最初に巡り合ったウエストンはゴルフでした。たしか99年にChamps-Élyséesで買いました。シューキーパー込みで6万円しなかったくらいの値段だったような記憶。ただし、箱なんてついてこなくて、ロゴ入りのずた袋で渡されました。

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通常あるはずの箱。ふくろしか貰えなかった。お前みたいな黄色い猿には箱はまだ早い、という判断だったのでしょうか。

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サイズは今見たら7-D。ジャストサイズ。

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古き良き旧ロゴ。

とにかく頑丈、らしい。「世界中を飛び回るジャーナリスト御用達」みたいな触れ込みもありますね。外回りの営業マンにはもってこいの一足なのかな、と思い、ゴルフ履いてる若者ってちゃんと身の回りの品を考えててかっこいいよね、と錯誤して購入。

リッジウェイソールというのか、ウエストンソールというのか定かではないのですが、ゴム底です。雨が多い日も安心。と思ってたら、結構濡れたな、というのが印象。あと、足に合わないせいか、はたまたよく歩いたせいか、履いていた当時はゴルフが魚の目のできる原因なんじゃないかと思っていました。

ぼくは身の回りの品、雑に扱って、丁寧にケアするのが好きなのですが、ゴルフは雑に扱いすぎたせいか、トゥ部分に傷が出来てしまい、しばらく休憩させていました。

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頑張って磨くと治るみたい。今も休憩中ですけれどもね。

パラブーツが流行ってる時に、その上位互換として少し注目されてましたね。ま、どうでもいいですが。

590トリプルソールフルブローグダービー

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ゴルフから月日は流れ、好きな洋服、欲しい洋服を躊躇はするものの、なんとか買えるくらいの身分になった頃、何故かピストルズ熱が再燃しました。

昔はみんなジョージコックスの偽物のラバーソール履いてました。多分、ブルーハーツとかジュンスカとかに憧れてたのでしょう。翻って現在、まぁその当時なので今からしたら少し前ですが、ラバーソール履きたい!!とばかり思う日々を過ごしていて、実際、フットザコーチャーとかコムデギャルソンとか、まぁギリギリ許してもらえるかもしれないラバーソールを履いて仕事してましたが、やっぱこれじゃあいかんな、と思い、新たな出会いを探していたら出会っちゃったのです、590。底厚いじゃん。

比較対照したい、ジョージコックスとかがどっか行っちゃったので画像はないのですが、ラバーソール感溢れる重厚なソールです。トリプルなので。

で、買いました。サイズは7-D。めでたく地獄入りです。

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新ロゴ時代に突入。

趣味人として尊敬すべき人がぼくには二人います。一人は藤原ヒロシさん、もう一人が松任谷正孝さん。590、松任谷さんも履いてますね。古いブログなので、サーチするのが面倒ですが、「松任谷 ウエストン トリプルソール」でググると画像出てきますよ、たぶん。2009年時点で30年履いているらしいです。ぼくはまだ6年くらいなので、これからですね。

そんで590。名品だけが持つ独特のオーラをまとってます。確か38才の誕生日の日に日本に届きました。計算しますと、松任谷さんは28歳の時に手に入れたみたいなので、遅れること10年、気長に履いていこうと思います。

ただ、アイレットが1.5個少なくていいんじゃないか?というシルエット。もっとノーズ長いほうがいいんですよね。で、細かいことに悩むのもアホくさいので、タッセルつけて履いてます。

前述した641や以降の677、180あたりが「J.M. Weston Icons」と記されてますけれど、590は「Great Classics」という表記です。

677ハントダービー

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次はハントダービー。通称、というか別名ド・ゴールと呼ぶ人も居る、ウエストンで一番ヘビーな一足です。もちろん、値段もヘビー。遠い昔、165,000円で売られていました、確か。まともな感覚の人からしたら「は?宝石でも入ってるの?その靴」といったところでしょうが、今だと多分350,000円とかになっています。なんだなんだ、なんかおかしいんじゃないか?でも巨額の臨時収入があったので、「おかしいんじゃないか?」と思う気持ち以上に頭がおかしくなってて入手します。バブルばんざい!サイズは590同様7-D

別名のド・ゴールって、あれです、フランスの軍人。

軍人というか政治家ですね。個人的には鄧小平と並ぶ政治家だと思いますが、ド・ゴールは政治家というよりは英雄か。パリのメトロの駅にシャルル・ド・ゴール・エトワールって駅がありますが、止まるたびに胸が震えました、意味もなく。

そんなハントダービーですが、「重戦車」とか形容されていて、ど迫力です。もともと、狩猟用のブーツだったものをむりくり短靴に変えたもの、とかなんとか。

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袋状のベロのあたりにその名残がありますね。

登山靴なんかによくあるノルヴェジアン(ノルヴェジェーゼ等、呼称は様々)製法、らしいです。アッパーとソールを縫い付けるステッチにさらにもう一本、別に加えたもの?装飾的な意味合いが強いようにも思えます。実際のところ、この製法で有名になった靴屋、ステファノブランキーニとかシルバノラッタンジとか、その辺扱ってた店の人に聞いたら「飾りです」とは言ってました。オールデンのチャッカーとかパラブーツなんかにも追加のステッチは見られますね。

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こんな感じ。つま先も縫い目が表に出てこないような仕上げ。

そして、これも真偽のほどは定かではありませんが、このハントダービーを縫える職人、もう数名しかいないみたいです。欲しくなって、お店に行って、適切なサイズがあればいいのですが、大抵、在庫が無いため注文になります。そして早くて3ヶ月くらい、遅いと1年以上待たされます、到着を。

これには少しトリックがあるみたいで、メーカーとしてもある程度は在庫になるようなサイズを作っているみたい。ただ、作ったらすぐに売れるサイズ、7-9あたりはウィズ(幅)もバリエーションを揃えているので、このあたりにはまるとすぐに、といっても数ヶ月かかりますけれど、届きますが、6以下だと新たに作ることになるので、後回しにされるみたいですね。

他国ではありますが、これも伝統工芸だと思います。しかも実用性がある。こういうのは、仕送りする感覚で定期的に買ってあげたいものです。でも35万はなぁ。。。とはいえ、救国の英雄の名前を冠した靴を履けるなんて、それも金出せば出来るって楽チンじゃないですか?ド・ゴールも履いてたんですよね、ハント。ド・ゴールコスプレ出来る、って考えたら、まぁ高いけど仕方ないかな、と。なんかおかしなこと言ってる感じがとてもしますけれども。

で、履き心地。590よりもかかとが小さいです。購入してから結構時間が経ちますが、まだ馴染んでません。そんなに履いてもないのですけどね。。。

ところで、ハントは「ブラックロシアンカーフ」となっております。他は大抵がボックスカーフ。

厳密にいうロシアンカーフ、1700年代にロシアで鞣されたトナカイ革、は現存はしているみたいです。以前は641ゴルフにもロシアンカーフという名前の素材が使われていたようで、ぼくの641もロシアンカーフですが、実際のロシアンカーフとは異なるロシアンカーフ風の高級な素材、と考えておけば良さそうです。ロシアンカーフについては補稿あります。

590トリプルソールフルブローグダービー二足目

最初の590と677で気づきました。なんだかノーズが短くないか?と。いずれもエッジ(コバ)が張り出しています。そして590は高さがあり、677はモカなのでボリュームがあります。ゆえにレングスが短いと、ぽってりした印象になります。

違う違う、もっとスマートな感じにしたいのよ。そのため、レングスを長くし、ウィズを下げるとちょうどよくなるのではないか?という疑惑を抱いてしまいました。一回こういう疑惑に取り憑かれるともうどうしようもなくなります。

そしてもう一つの疑惑。セミオーダーって実はいいんじゃないか?疑惑。こうなるともうやるしかない。

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で、やりました。サイズは7-1/2でウィズはC。ボディのレザーとタッセルのレザーが微妙に違う。そこそこ自由度あって、タッセルも二層構造になっており、一段目と二段目で素材違い・色違いを選択できます。

まず、箱から違う。

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通常はこちらですが、セミーオーダーだと下記。

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青い。

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スライド式。キーパーも料金に含まれている。須らくこうあって欲しい。

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ただ、通常のキーパーの方がしっかり作られている気がします。

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比較。うーん。赤いインソックはなくてよかったな。下品というかパチ物感が醸成されてしまいました。ただ、シルエットは大幅に改善。スニーカー的にカジュアルに行く時は最初の590、スーツの時はこの590がいいみたい。

677ハントダービー二足目

こうなってくるともうダメです。最初のハントのもったり感。なので590同様、レングスを上げ、ウィズを下げて注文。注文したのも忘れていた頃に到着しました。モカの先の部分はレングスが短い方が長い。禅問答のようですが。

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そして大問題。到着してから1年以上経ちますが、まだ履いてません。

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ソールも綺麗。ヒールは履く前にスチールチップ外しました。これはとても大切な人の結婚式とか、お葬式がデビュー戦となるのでしょうか。その頃にはぼくが既にこと切れてる感じもします。

180シグニチャーローファー、ただしトリプルソール

そうしたわけで、しばらく革靴への歪んだ愛情というか偏愛は小康状態を保っていました。セントラリアの火事みたいな感じですかね。

サイトの名前がヤバいw

と、ある後輩というか変態というか親友がいるのですが、彼もウエストンを定期的にアレしないと死に至る病に罹患しているらしい。先日、ちょっと情報交換した際に、なぜか気づいてしまいました、これに。

なんだと。。。こまったな。。。

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まぁしかたない。サイズは7-C

ローファーには興味無いのですよね。で、このくらいのごついソールのローファー、ジルサンダーので既に持っていたりしますが。。。あんまり履かないし。。。ていうことはこれも。。。

そしていろいろ変わってました。

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箱はポップに。値段がハードなのは変わらず。

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ロゴは旧ロゴ。180はずっと旧ロゴなのでしょうか。ミステリー。あと踵部分のカウンターがスウェードです。通常の180はスムースレザー。

180、現代史に残る名品だと思うのですよ。カバンで言えばバーキンとかケリーと同じレベル、たぶん。著名人の名前が付いてないだけ。と、思うと、みんなもっとド・ゴール欲しくなってもいいんじゃないかな。180もゲンズブールとかプラティニとかカミュとかブレッソンとか名前つけてあげればいいのに。と、思いましたが、ド・ゴールって誰かが言っただけで正式名称はハントなんですよね。

で、一連のトリプルソール問題なのですが、180が590や677(ハントも言ってみればトリプルソール)と決定的に違う点が。

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スチールチップが入っていない!!なるほど。いいんじゃないですか、これは。しばらく絨毯の上だけで歩かないと、あっという間にトゥがなくなってしまいそうですけれどね。

◆ウエストンを取り巻く諸問題について

ここまで見てきましたが、我ながら狂っているとしか思えません。靴は一度履いたら数日休ませた方がいいようですが、上記の方々、1年以上休んでいる方もおられます。休みすぎ。

休ませた方がいい理由として、汗や水分をちゃんと抜いた方がいいから、らしいですね。湿ったまま使うとダメージが抜けなくなる。が、ウエストンに共通して言えるのが、レザーと製法の強さでして、あんまり関係無い気もします。そして本題ですが、レザー、とてもいいです。特にソール。擦れてくると、毛足の短い上質なヌバックみたいな肌触りになります。

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触ってもらいたい。トウ、ヒールともにスチール入りの二代目590。

他の革靴に比べ、耐久性はとても高いと思います。一時期、というか今も履きますが、週一くらいで履いていたエドワードグリーンのチャッカーブーツ、二年ほどでソールのレザーが薄くなってペコペコするようになりました。恐ろしくなったのでラバーを貼りましたが、グリーンのソールはザラザラした感じでした。山とか戦地を歩くように考えられている、上記の590や677と同列にしてはいけないのでしょうけれどね。。。

実際、最初の590、多分死ぬまでソールは張り替えなくていい気がします。一方、悩ましい問題が二つばかりあります。一つ目がスチールチップ。

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雨の日の地下鉄の階段とか滑ります。こけたことはありませんが、こけそうになってひやっとしたことは何度もあります。加えて、車に乗降する際、踵のスチールで傷をつけてしまうことがあります。実際に傷つけました。。。塗装の厚い車だったので、地金までは行きませんでしたが、軽自動車くらいであれば錆びさせる要因になっていたかと。それと、カツカツ音がします。尾行が必要な刑事とか探偵向きではない。そこで考えました。ヒールはゴムにしよう、と。刑事でも探偵でも無いけれど。

そうなると、連鎖的にもう一つの問題が発生します。ウエストンは直営店以外で修理すると、以後、直営店で修理を受け付けてくれなくなります。そして直営店の修理は高いのです。多分、国内の工場でやってると思うのですが、ユニオンワークスやその辺でやってもらう場合に比べて相当割高です。

連鎖的に発生するこの後者の問題のせいでチップ交換は逡巡しておりました。が、しばらく590を履いてみて「これはチップ以外に永遠に修理は必要ないな」と判断したため初代590と二代目677のヒールはユニオンワークスで交換することにしました。

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こうなりました、初代590。ゴルフも買ってから20年以上経過しましたが、まだソール交換しておりません。昔よく履いていたトリッカーズは5年ほどでオールソール交換した覚えがあります。寡聞というか自分の経験の中だけですが、他のブランドの製品に比して、圧倒的な頑丈さがあります、ウエストン。

ぼくが身の回りのものを選ぶ際、ベースになっている考え方に「今身につけてかっこいいもの、10年後にもっとかっこよくなっているもの」ということがあります。これが当てはまるのは革製品とデニム、あとは時計くらいなものですが、ウエストンはまさにそれ。

一緒に歩いたそこかしこの路地、旅先、様々なところに眠る記憶の呼び水になってくれる愛すべき仲間です。

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最後に整列。長蛇の陣。軍隊みたいになってきました。ドーヴァーの地獄についてもそのうち記してみようと思います。

◆【補稿】ロシアンカーフについて

1700年代の帝政ロシアにおいて生産されていた、トナカイの原皮を材料とする高価な皮革。コードバンと並んで幻の革と呼ばれるほど希少性が高い。これは、ロシア革命の前後辺りの時期にそのなめし製法の詳細(なめし剤・道具・工程など)が失伝し、2008年現在、工程の再現及び再生産がほぼ不可能視されているためである。

別にコードバンは幻じゃねーし、なめし製法も古い文書とかでわかりゃしないのかい?と素朴に思ってしまいます。1973年に沈没船から現物が発見されたようですね。

ほー。

かなり詳しい。

こうして見てくると、名前だけ、というか実際のロシアンカーフとは何もかも違うのでしょうね、ウエストンのロシアンカーフは。イギリスかどっかの鞣し屋さんが作ったとかいう噂も聞きましたけれど。

調べている途中、思ったのですが、ウエストンに限らず、革製品全般で、様々な意見がありますね。デュプイの革がいい、とか。昔はウエストンもデュプイを使っていた、とか。

実際のところ、ウエストンの革はどうなってるのでしょうね。自社で作ってる、と聞いたこともありますが、今度、お店の人に聞いてみようかな、と思います。でもわからなかったりするんだよなぁ。。。

付随して思ったのが、革の良し悪しは何で決まるのだろう?ということ。タンナーがよければいい、と盲目的に主張する人もいますが、そうなのでしょうかね?

これまた信憑性のない話ですが、デュプイとかで新しいのが入ると、最初に車屋が持って行って、次に家具屋とエルメスが、次に他が、みたいな話を聞いたこともあります。車屋の革といえば、昔ロールスロイスで使われていたコノリーという有名なタンナーがありますが、今は消滅してしまってますね。クロムハーツもコノリー使っていた、という噂を聞いたことがあります。良い革なのでしょう、コノリーは、きっと。それにしても信憑性の無い話ばかりで我ながら嫌になります。

が、どうも腑に落ちない。本当にそうなのか?と。「◯◯だから」と盲目的に信じちゃうのって、権威的というか、奴隷根性というか。。。知りたい、本当のところを!そこで思い出したのが、イギリスの高級車で知られるベントレーの話。

ロールスロイスよりスポーティー、アストンマーティンよりエレガント、って感じですかね。ディーラーの人に聞きましたが、このベントレー、自社の製品で使う用の革は子会社の牧場で育てた牛の革を使うそうな。そして、シートの革は牡牛のみ。雌牛は出産の際に体型が変わるので、長年張ってるとダメになってしまうから、らしい。なんかすごい。鞣しはどうしてるのだろう。。。

これを聞くと、革用に品種改良された種の雄牛で、傷も少ない若い個体の革がベスト、な気がします。その上で、いい鞣しをするのがいいのでしょうね。1)原材料の育成(製造)、2)原材料の加工、3)加工品の加工を完全に自社一貫でやれるところなんぞないでしょうから、1)と2)を完璧にやれるタンナーがベストで、その2)を適切にチョイスして製作できる3)の製品だとバッチリな感じ。まぁ、それにしても、1)と2)はブラックボックスすぎるので、やっぱり本当のところはわからない。。。

出来ることとしたら、製品を手にして、自分で使い、自分の目で見て、経験に基づいた知識を身につけていくことだけですかね。コツコツやっていきましょう。



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私は元気です。今年は好きな物事で仕事します。 自由、スピードの出る乗り物、精密機械、何か専用の道具、釣り、考えをまとめること、答えを探し見つけること、おふろに入ること、お酒を飲むこと、綺麗な何かを見ること、そうした物事が好きです。 (2019.8.8現在)

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