イギリスの小学校「入学直後」のプログラミング教育について解説します

イギリスの小学校「入学前」のプログラミング教育内容については、

別の記事でお伝えいたしました。

入学直後から、いよいよスクラッチの編集画面を使ってプログラムを組み立てていきます。

1.シーケンス

何はともあれ、最初は、プログラムは予め計画された通り、「時系列」に、「順番」に実行されるということを学びます。

「シーケンス」の考え方です。

もちろん繰り返しの処理や、あちらこちらに処理が移ることもありますが、基本的には、(画面の)上から下に向かってプログラムを組み立てて、上から下に時間が流れている、ということが理解できるようにします。

2.インプット

それから、「インプット」です。

プログラムには、それを利用する人が自分で細かいことを決めなければならないことがあります。

たとえば、「キャラクターにセリフを言わせる」というプログラムでは、何を言わせるのかは、そのプログラムを使う人次第。「こんにちは」、なのか、「ありがとう」なのか、「いただきます」なのか。

プログラムは、そうした入力を受け取りながら、処理の内容が決まっていくということを教えます。


3.ループ

次に、いよいよ「ループ」です。

プログラムの真骨頂。機械的な繰り返しの作業を高速で実行することは、まさにプログラムのオハコです。

繰り返す内容を1回だけプログラムで表現できれば、あとは「○○回繰り返す」ということを伝えるだけ。そうした考え方を学びます。

基本的には、この上記3つの考え方を組み合わせて、基礎を作っていくような教育が行われています。

テーマそれぞれごとに、いくつも課題のプログラムが用意されていて、少しずつ、何度も繰り返しながら、テーマを学んでいきます。

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