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洞察

洞察

どうしてこの子どもはこんな言葉を吐き出すのだろう?

どうしてこの子どもはこんな行動をとるのだろう?

どうしてこの子どもは泣き出しそうなのだろう?

どうしてこの子どもは怒っているのだろう?

こうした子どもの姿について僕らは日常的に振り回されるのだけど、それが一体にどこから生まれているのか、多くは「想像」するしかない。特に教師自身が原因の場合は、視点が自分から外れ、それを外部に求めてしまうことで子どもの姿を正確に理解できなくなる。

教師は深く洞察できることが大事な能力だ。なので僕はあえて原因だと思われることを強く出してみることもある。そうした時により不安定になればそれが原因だと理解し、その子どもの理解と対処が生まれることになる。「想像」は見当違いのことが多いものなのだ。

僕はよく、子どもへの対処も実験と観察、そしてデータという言葉で表現する。こうした無機質な言葉は冷たいように思われるかもしれないけど、自分の想像と勝手な思いで対処するよりはずっと大事なことなのだ。

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