人生は一度だらけ

僕はコロナで部活動の大会が中止なってもちっともかわいそうとは思わない。多くの大人が可哀想だと思うのは「人生の大切な時期の〜」というこだろう。でも、僕だってこの歳になっても「人生の中で１度」だらけだ。
一つ前にポストした中身に書いたように、学校にウエイトがかかりすぎていることが問題なのだ。スポーツだって大人になっていくらでもできるのに、大人になって楽しめるスポーツ団体があまりにも少ない。社会が勝利至上主義なので下手な人が気軽にスポーツを楽しむことができない。音楽も似たようなものだ。「音楽都市こおりやま（東北のウィーン）」なんて名前だけで、一般市民が気軽に音楽に参加できるようなイベントはあまりに少ない。みんな大掛かりなイベントばかりだ。日曜日の公園でバイオリンを弾いている人なんて見かけたことがない。
スポーツも、音楽も、もちろんその他の文化も、人が一生かけて楽しめればいいことだ。僕はもうちょっとしたら、じじいあるあるの陶芸でもやってみたいし、トライアスロンにも興味はある（でも泳げない）、ランニングなんて４５歳になって始めて始めたし、ロードバイクも同じ。人生は長い。大人がつまらない生き方をしているから、子どもの一度に自分の願いを込め、背負わせてしまう。子どもには「一生楽しめる」ことを大人が教えてやればいい。子どもを追い込んでいるのは大人なのだ。