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学ぶ

中学生の長男が社会科のテストが悪かったというのでテストを見てみる。ああ、なるほど。アホな小学校時代の授業を受けてきたらまず分からないだろう。ひょっとすると、本当の意味で分かっている中学生はほとんどいないんじゃないかしら。成績が良い子でも、本質的に内容を理解できていないだろうという感じ。

今、ニュージーランドの季節は何?
え〜〜〜〜〜っと、ふ、冬?
そうだな。冬だな。
で、どうして日本は夏なのにニュージーランドは冬なのさ?
ええええっ・・・・南半球だから日本と季節は反対になる?
そういう勉強がダメなんだよ。じゃあどうして南半球は冬なのさ?
ん〜〜〜分かららない。
答えは地軸が23.4度傾いているからだよ
????
お父さんの方に向かってあなたの腕を23.4度くらい傾けてごらん
その地軸に地球の球体をイメージしてご覧
お父さんが太陽だとすると、北極はどうなる?
ずっと日が当たる?
そう一日中ずっと日が当たることを白夜っていうんだな
北半球は日がいっぱい当たるから気温はどうなる?
温かい?
そう夏だな
南極はどうなる?
ずっと日が当たらない
だから気温は
低い
つまり?

よく分かっただろう?
うん、よく分かった。
でも、これは理科でもあるな。つまり理科も社会も境界なんてない。
意味がわかるってことが大事ね。いいか、覚える勉強っていずれ知識がパンクする。覚えるんじゃなくて分かるという勉強に切り替えなさい。小学校の算数でどうせ「み・は・じ」なんて覚えさせられたんだろ?そんなの覚える必要なんて一つもない。速さが何か分かっていれば、求める四角が移動するだけのはずだ。

僕が息子に初めて学びを教えたでござった話。

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