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リブレLink で焼き芋検証

リブレ◯丸センサーは上腕部に丸いセンサーを装着して14日間、血糖値を曲線グラフで観察出来る物。
細胞と細胞の間の間質液のグルコース(ブドウ糖)濃度を測定して、それをリーダーという読み取り機でデータ取得出来る。機械の中で間質液のグルコース濃度から血糖値を計算して提示される。だから血液から実測するとやや結果が乖離する時も。
それでもこのリブレという仕組みは、血糖値の動き(トレンド)を視認出来るというメリットがあるので、偶に利用している。
私は2型糖尿病で尚且つインスリン注射もしていないから保険適応からこぼれ落ちた立場。
なので全額自己負担で経済的に厳しいんだよね。
(*´ー`*)

今回は息子に「お母さんの欲しい物があるから、母の日とお誕生日のプレゼントにそれを買ってくれない?」と電話で聞いてOKくれたから、トルリシティという週1回の注射をしている内のデータと、それを止めてからのデータ、2つを取る事にしてみたよ。
今回はトルリシティしている時のデータ取りに挑戦した。

この血糖値トレンド(曲線グラフ)をスマホでデータ管理出来るリブレリンクというアプリが2月にリリースされた。かなり便利そう!

2021.03.08 朝ごはん

今日は主食の炭水化物をサツマイモ『焼き芋』で調べてみよう。
朝昼晩、3食共焼き芋100g摂取するものとする。

【食べ順】

◯チョコレート効果86%1枚
無脂肪ヨーグルト40g +水で戻したレーズン10g
白菜や鶏肉などを炊いたおかず+煮大豆50g
◯水煮小豆64g+甘酒20g
焼き芋100g
ミックスナッツ14g

◯はいつも常食している炭水化物。

R IP    F

Rリーダー(リブレデータ読み取り機)
IP(iPhoneでリブレリンクのアプリ利用) 
F 指先穿刺で血糖値計測

R-IP-F
この並びで数値を表記する。指先穿刺は毎回している訳でもない。書き忘れと計測していないのを区別する為に、していない時は--と書き込む事にする。

朝ごはんデータ

朝ごはん
開始  67-72-79
10分後   ----------
20分後   62-68---
30分後   66-73---
40分後   83-93---
50分後   112-127---
60分後   117-128---
70分後   137-151-174
80分後   140-150-154
90分後   125-127---
100分後 116-116---
110分後  95-93---
120分後  83-84---

今回はいつもの食べ方で。
私はDASH食に取り組んでいて。
野菜、豆(大豆、小豆)、海藻、きのこ、茶色い(未精製の)炭水化物(玄米、全粒粉など)、果物、ナッツなど
今回は主食をサツマイモとして食べ順の流れで、いつも通りに食べてみた。
アイテムは野菜おかずや、発酵的なあんこデザートに組み入れていたり、食事のメニュー数はあんまり多くない。
だからすいすい食べ進めると、主食に取り掛かるのは15分の辺りだろうか。

食事と体内のドラマティックな関係

食後70分でリーダーで137、リブレリンクでは151をマーク!
ホンマに?と思い指先穿刺で確かめると174…

食べ物は口〜食道〜胃〜小腸〜大腸と移動して行く。
流れに身を任せ、スッスッ食べ進めると先食べヨーグルトも野菜おかずも主食も、食べ順を気にしていたのにほぼほぼ同時間に栄養素が吸収されて…。
小腸でグルコースを吸収

インスリン分泌

グルコースを細胞に取り込んで、血糖値を下げる。

食べ順を工夫しているのに、ほぼ同時に吸収されるのでは、この仕組みを活かせてないんじゃ?
食べ物と体の中でのドラマが何も起きてないから、単純に食べた→血糖値上昇になっているのが確認出来た。

お昼ごはん

焼き芋を50gと50gに分けて、最初の50gは食べ順の流れで、もうひとつの50gはスタートから30分後に食べる様にしてみる。

開始
10分後 76-82---最初の焼き芋50gは15分辺り
20分後   76-82---
30分後   77-83---残りの焼き芋50g
40分後   83-90---
50分後   104-116---
60分後   107-115---
70分後   106-113---
80分後   100-103---
90分後   99-103---
100分後 96-97---
110分後  87-89---
120分後 89-94---

おお?異常髙値が出なかった!
私の身体のクセは、スタートから30分後に主食の残り半分を食べるなら、血糖値は正常値が続くようだ。
最初の野菜おかずやその流れで食べた最初の主食焼き芋50g。
それが吸収されて分泌が始まった自分のインスリン。それが後半の焼き芋50gの血糖値上昇を抑えている。
最初の主食はインスリン分泌の為のトリガー。これは最初の炭水化物なのでインスリン無しの状態での吸収になる訳だから、あまり大量にしたらインスリン分泌の引き金役なのに、これ自体で高血糖になるかも。
だから何をどういうスタイルで食べるかというデザインは、失敗〜原因を探る〜改良〜成功〜という失敗→考察→最挑戦のフィードバックで掴むしか無い。
自己インスリンは無料。これをどう活かすかで糖尿病生活は御せる可能性が出て来た。

自前のインスリンを利用出来た。嬉しいよ。

筋トレ時の栄養補給と低血糖予防

運動して筋肉を分解したら困る。
筋肉が糖分を取り込む→血糖値を下がるアイテムが『筋肉』だから、筋肉が減ると困るのだ。
だから運動しても筋肉が痩せない様に適度な糖分やたんぱく質(プロテイン)などを摂る。体(筋肉)を分解しなくても、運動のエネルギーは補給した物を使ってね、って。

今回は運動の前にチョコレート効果86%1枚と焼き芋25gを食べた。
運動中は500ml のペットボトルにてんさい糖小さじ1〜2位と黒酢を微量、水で希釈して飲んでいる。

レジスタンス(負荷)運動、この日は肩をやる。

運動前
焼き芋25g チョコレート効果86%1枚
マヌカ蜂蜜数g

運動開始〜運動中
15:50   92-99---
16:05   92-97---
16:52   85-92---
17:42   ---67---
17:48   ---66--- 低血糖予防、飴ちゃん食べる
17:50   ---65---


18:02   ---77--- トレッドミル(TM)立ち漕ぎマシン〜有酸素運動開始
ここから1時間続ける
18:24   ---79--- TM 16分
18:42   ---71--- TM  34分
18:54   ---69--- TM 46分
19:09   ---76--- TM 60分終了

終了後、プロテイン代用のスキムミルクとてんさい糖を水に溶かして飲む
プロテイン以外飲食不可なので建物を出て直後、焼き芋25gを食べる。

これはGLUT4(グルットフォー)という物質が細胞内から解剖膜近くに移動(T=トランスフォーム)して、GLU(グルコース=糖分)を取り込む働きをする。
それは常時ではなくて運動の後というのが、細胞に糖分を取り込むチャンスのひとつなのだ。しかも運動の後のタイミングではインスリンを介さない糖代謝が出来る。貴重な方法なのだ。
あまり論文はないのだが、一説にはその効果は30分なのだとか。
それが本当なら運動直後にプロテインや糖分を摂るのは理にかなっているし、糖分を取るなら運動して30分以内にすると効果が期待出来るのでは?と私は考える。
糖代謝回復のリハビリになるよね、これって。

もうひとつGLUT4 がグルコースを取り込む働きをするのは、もちろん食事〜インスリン分泌の流れの時だ。

運動中はリブレを着けていない時にはあまり意識はしなかったが、かなり低血糖の危険性に晒されているのが分かった。適度な量の糖分を使いこなさないと危険だな。

晩ごはん

10分後 92-97--- ◯いつもの糖質10g
20分後   94-99---
30分後 92-96--- 焼き芋50g糖質17g
40分後   94-99---
50分後 97-103---
60分後   97-103--- みかん122g糖質10g
70分後 90-94---
80分後   95-99---
90分後   100-107---
100分後 122-130---
110分後  ---139---
120分後  ---135---
145分後  105-108---

スタートから30分後に主食を食べるケースでは、血糖値は乱れなかった。サツマイモの日は、この食べ方が私に合っている。
もし運動をしない日なら、普通の流れで多分15分辺りで最初の炭水化物50%。残りはスタートから30分後に食べるというパターンになりそうだ。
「スタートから何分後に」というパターンはあなたはあなたの身体で検証して見つけ出して欲しい。
このレポートは、私の身体で検証した結果でしか無いのだから。

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