見出し画像

資金繰りのやりくり:社会保険の支払いを延ばす具体的方法。

「崖っぷち社長」こと、価値創造プロデューサーの殿木達郎です。

月末になると重くのしかかる、社会保険料の支払い。
従業員を雇用しているのであれば、この社会保険料の負担額も相当な金額になります。企業は、雇用者の生活を守る点においては、社会保険をしっかり加入するのは義務ではありますが、資金繰り悪化の時には「最後の切り札!」として一時的に支払いを先延ばしにする方法があります。

これは決して、社会保険料を踏み倒すということではないので、
あしからず。

さて、具体的な方法ですが

多くの事業者の方が社会保険料は口座振替になっていると思われますので、
①引き落とし口座を空にする。
②お近くの年金事務所に行き、社会保険料口座振替辞退通知書に口座振替を停止する手続きをする。
(概ね、当月の10日くらいまでに提出すればその月の引き落としはされなくなります)
※詳しくは年金事務所で確認ください。

そして、この新型コロナ禍においては、一年の支払猶予があります。
通常ですと社会保険の延滞は延滞料金、場合によっては担保の提供などを求めらるのですが、売上が20%減少していることを示す書類を添付することで、この支払猶予の措置が取れます。
 
今、経営者にとって重要なこと。
それは、キャッシュ=現金を確保することです。

支払いを先延ばしにすることは経営上得策ではありませんが、
何より、「今を乗り切る!」を最優先させるためにキャッシュの確保をしてください。
 
そして、本来支払うべき社会保険料相応分は、別の口座にて確保しておき
本当の有事の際にそのお金を使うといった管理をしておけば、
来年の猶予明けに、更なる資金繰りに苦しむことが避けられます。

動画でも解説していますので、ぜひ参照してください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?