日本が安くなってた話
オーストラリアに初めて行ったのは18年前。
2003年かな?当時25歳
1ヶ月間パラグライダーをしに行きました。
シドニーからバスと飛行機を乗り継いで、ブライトとマニラという片田舎で飛びました。
その時の会話
殿「オーストラリアの物価って日本の6割くらい?!安いですね!」
ベテラン「数年前はもっと安かったんだよ。半分以下だったな。」
殿「へぇー、でもこれだけ安かったら充分ですよ!」
それから6年後。2009年
長野県白馬村に移り住みました。
その頃のスキーリゾート(北海道のニセコや白馬村)にはオーストラリア人が沢山バカンスに来ていて、ピーク時にはほとんどオーストラリアの街と化していました。
「まー日本の雪質は最高だし、治安も良いしね。」
当時はそのくらいにしか思ってなかったのですが、後に日本語ペラペラのオーストラリア人と話しをして驚きました。
「日本が安いからバカンスに来てるんだよ。」
え?
「バカンスの1ヶ月間、オーストラリア国内より日本に滞在して遊んだ方が安いんだよ。航空券を買ってもね。」
ショックでした。
オーストラリア→日本 は、
日本→ヨーロッパ
くらいの感覚だと思っていたら、
日本→東南アジア
の感覚だったのです。
調べてみるとオーストラリアでもバブルで景気が良くなり、最低賃金も1500円になってました。(2020年では1850円)
オーストラリアの物価は、2003年には日本の6割くらいだったはず。。
たった10年足らずで逆転してしまいました。
気づいた時には、日本は安かったのです。
その後、オーストラリアの好景気も終わり、代わりに中国が急成長したのはご存知の通り。
東南アジアへ飛びに行くと、タイ、マレーシア、ベトナムの発展っぷりは目を見張るものがあります。
と、いう訳で
「オーストラリアに抜かれた。」という実感がある私は、これからも他国に抜かれて日本が安くなっていく事をリアルに感じている、というお話しでした。
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