これはある。
捨てられなかったから無くて良かった
又吉直樹
この一文を目にした時、これはある。と思った。
これはある。
そう、無くて良かった、無くなってて良かったわー。
あんなんもういらんかってん!
いわゆる、あるあるそういうコト!っの
これはある。
しかし、私はこの一文を目にする数日前に、20数年間もの間、海か湖か川へでも捨てたったわ!と豪語していた『トアルモノ』が、実家の収納ケースから大事に大事に袋に入れられてあるお姿で、でできた。
捨てられなかったから無くて良かった
無かったのは心の中だけで、実際は大事に大事
にシマワレテイタ。
捨てられなかったものは、心に蓋をしたかったもの。
が、そういう捨てられなかった物に限って、
これが綺麗に残してある。
何故かでてくんねん。
捨てたくなかったのね。
記憶って。あいまい!
無くてよかったは、強がりかな。
という実体験でした。
せきしろさん又吉さんのちょっとネガティブなでも第三弾がでたアグレッシブな俳句集。
これはあり。です。
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