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銀行員がおすすめする商品は良いの?

お客様のお嬢様がコロナで自宅療養していたけど給付金はもらえますか?と連絡ありもちろん支払い出来ますので手続きに伺う。

お客様は公務員で定年退職されている。
お客様のお母様が現在、要介護2と言うことを話の中で聴いた。

銀行からは今普通預金にそのままにしてある預金を運用しませんかと提案されたようです。

またお母様は近所に一人で暮らしていてお父様は既に他界されている。

雑談の中から問題点を頭の中で整理しながら話を聴いていく。

お母様が認知症になった場合、その住まいはどうするの?

土地の名義は誰になっているの?

もしお父様であれば名義変更をしなければならない。
その過程で相続財産になるので遺産分割協議が必要になる。

相続であるので相続人は誰になるのか?
お父様がもし他に子供がいたら相続人になるため、産まれてから
亡くなるまでの戸籍謄本を揃えなくてはいけない。

お母様は常に相続人になるので認知症になる前に遺産分割協議をしなくてはならない。

認知症となれば判断能力がない状態であれば法定後見人をつけなければならない。

この成年後見制度には様々な問題点がある。

預金をどう運用するかの前に確認しなければいけないことが実は色々ある。

銀行員はそこまで考えることは出来ない。
なぜなら成績を挙げることしか考えていないと言うより他の分野について勉強していない可能性がある。

認知症になると自由に預金を引き出すことは出来なくなる。
介護になると実際、お金はかかります。
そのお金を家族がおろす唯一の方法はキャッシュカードと暗証番号を聞いておくことだが認知症になってからではもしかしたら暗証番号を忘れているかも知れない。

仮にキャッシュカードの暗証番号を聞いていも、もしそのキャッシュカードを紛失したら再発行しなければならないが本人が手続きをするしかないが本人は出来るはずがない。
銀行は法定後見人をつけくださいと言う。

そんな話をしていると介護認知症になった時に預金をそのまま口座に入れておくリスク、仮に投資信託などにその預金を銀行員の言われるがままに契約したらどうなるのかと言う仮説を立てて話をすすめていくことになります。

その問題の解決策を提案してくださいと言う話になりましたが、まずはお母様の住んでいる土地、建物の名義を確認しておいてくださいと伝える。

もしわからなければ司法書士に調べてもらう段取りをつけておきます。

質問力は大事です。
しかし質問する知識がなければそもそも質問せずに運用しませんか?と言う銀行員になってしまいます。

銀行員がおすすめする商品には慎重にしてください。
なぜなら勧誘した銀行員はいずれ転勤でいなくなります。
銀行にクレームを言っても何も解決しません。

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