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先物取引の営業マン

以前、先物取引の営業マンが支社に俺宛てに電話をして来た。
何かの名簿を見て電話して来たのであろう。

契約するつもりは全くないがどんな営業をするのか試しに聞いて見ようと思い支社に来てもらうことにした。

まさか向こうもアポが取れるとは思わなかっただろうに。

二人で来社して来た。
その営業マンの上司だったようだ。

営業マンが聞いて来た。

「どれくらいの余裕資金がありますか?」

いきなりそこかよ(゜.゜)

俺は適当に答える。

「5000万円くらいならすぐには使わない資金はありますね~」

そんなあるわけねぇし(笑)
営業マンと上司の表情が変わったのを俺は見逃さない。
営業マンは資料を出して来た。
上昇しているグラフみたいなものだった(笑)

「この大豆はああだこうだ。このトウモロコシの銘柄はああだこうだと」
数字の羅列をひたすら説明する。
上司も加わり二人でひたすら俺を説得する。
すごい圧だ( ̄▽ ̄;)
圧と言うより男二人で言われてたら暑苦しい(笑)
しかも息が煙草臭い( ̄~ ̄;)
綺麗な女子二人なら大歓迎だが……笑

要は5000万円の資金があれば数年後に1億になりますと(|| ゜Д゜)
そんなうまい話はない(笑)
俺は言った。
「マジですか?凄いですねぇ~!」
「こんな良い話ならみんなやりますよね~!」
「1億かぁ~魅力的ですねぇ~」

上司が言った。
「cocoさん、今なら特別に優遇されています。」
「明日になれば優遇はなくなるんですよ!」
めちゃくちゃなクロ-ジングをかけて来た(笑)
いや、これはクロ-ジングなんて洒落たものじゃない。
そうだ。押し売りってやつだ(笑)

俺は二人に質問した。

「こんな魅力的な商品ならあなた達はどれくらいこの商品に投資してるんですか?」
「これはやらなきゃ損しちゃいますもんね?」
営業マン……
「……まだやってないです。これからやろうかと思いまして」
上司…………
「お客様の利益を考えていまして…………私は余裕の資金ないので………」

俺は言った。
「勧める方が実績ないのに契約するのは怖いですよね?」
営業マン、上司
「…………………」
上司
「いや、でもホントに優遇は今日までなんでぜひお願いします」

押し売りセールスからはじまりお願いセールス
このまま聞き続けたら最後はどうなるんだ?(笑)
母が病気でとか泣き落としセールスになるのだろうか( ̄▽ ̄;)

そして俺は二人に帰ってもらった。

人に勧めるのなら自分が実績を出していて経験して自信を持てるものじゃないと。
こんな営業マンってまだまだいっぱいいるんだろうな。

たまには世間の営業マンってどんなものなのかを聞くのも…


全く時間の無駄DEATH(笑)
DEATH!!DEATH!!DEATH!!

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