生命保険が無駄なんて無責任に言うな…

これは俺が実際にリアルに手続きしている話だ。

貯金は三角、保険は四角とはなんのことか。

生命保険と言う商品は契約して1回,1万円でも保険料を払っていれば極端な話、翌日死んじゃっても何千万円と言うお金を受取人が受けとれる。

貯金は1万円積立てて翌日死んでも1万円だ。

そもそも貯金と保険は性質が違うのだ。

iDeCo.NISA.投資信託と保険を比較するなど俺にとっては論外の話だ。

この女性をある時、俺の契約者のKさんから紹介された。

離婚していて幼い子供が2人。
母子家庭でアパートに住んでいる。

パートで働いているので生活はギリギリでどうにかやりくりしている。

はじめて仕事が終わったあとアパートで面談する。

はじめまして。
◯◯生命のcocoです。
今日は宜しくお願い致します。

Kさんからある程度の情報は聞いてお伺いしているが話を聴いて行く。

今回、きっかけとか何かあったのですか？

話を聴いて行くと女性の両親は既に亡くなっていた。
女性はまだ20代後半である。

離婚して私に何かあったらって漠然と思っていたらちょうどお昼休みに何気なくKさんに話をしたんです。

そしたらKさんがcocoさんって僕の担当者がいるから相談だけでもしてみたら。別に保険に入るとかじゃなくても良いから相談に乗って貰いなよって言われて…

そうだったんですね。ありがとうございます。
ところで今は何か保険とかは入ってるんですか？

あっはい。
コ－プの共済保険って入ってるんです。

証券か何かありますか？
あれば内容確認しますよ。

女性は保険証券等きちんと整理されたファイルを用意してくれていた。

Kさんがとりあえず何でも教えてくれるからちゃんと用意しておけよって言われてまとめときました。(笑)

笑顔の素敵な女性でした。

保険証券を確認すると医療保険とガン保険でした。
保険料は毎月4500円くらいです。

そして俺の方からこれからのライフプランを聴いて行くことになる。

4歳の長女には看護士さんになって欲しい。
5歳の長男は男だから大学まで進学して欲しい。等

そして俺はプレゼンに備え考えて行く。
看護士になる為の専門学校が女性の自宅の近くにあった。
入学費用も授業料もかなりお得だ。
その専門学校のHPを印刷し用意した。

プランを一生懸命懸命考えプレゼンの日を迎えた。
その日は紹介してくれたKさんが同席してくれた。

近くのファミレスで商談したのでプレゼンの間、Kさんが子供の相手をしてくれていた。

俺が提案した保障は…
まずは万が一亡くなってしまったり高度障害になってしまった時の保障である。

今のコ－プ共済は医療保険だけであり死んだ時の保障が全くない。女性も漠然とした不安はそこにもあったと気づいてもらっていた。

4歳の◯◯ちゃんが25歳
で結婚するまで毎月20万円が払われます。

そして自分の将来の年金も足りないと思っていたのでその為の準備としての保険。
万が一亡くなってしまった時には一時金として◯百万。
何もなく無事に65歳の時には◯百万が貯金されています。

そして医療保険、ガン保険に関しては他社の保険をおすすめした。

保険料的にも無理なく払える金額で提案した。

cocoさん、すごくわかりやすいです。
保障もこれならすごく安心出来ます！

でもこんなに良い保険なら高いですよね？(´・c_・`)

いくらくらいだと思いますか？

んん………高いですよね～？(´・c_・`)

そして俺は保険料を提示した。

ぇ……(・。・)

cocoさん、これくらいなら私、大丈夫です！
この保険、入りたいです！

すごく喜んで頂き契約をお預かりした。
初回の保険料を入れて貰い無事、保険は成立した。

その年の6月の終わりの時だった……

7月の半ば頃、申し訳なさそうに連絡があり入院することになってしまいましたと携帯に連絡が入る。

保険は成立してるので退院したら手続きに行きますと連絡。

7月30日に紹介者であるKさんから連絡がある。
連絡があったのは深夜12時前だ。
こんなに遅い時間にお客様から着信があるのは胸騒ぎはするものだ。

電話口で泣いている……

◯◯さん…

さっき、亡くなりました……

俺は絶句した………

続きは次回に。