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自殺の連絡…その時どうする?

数十年前の事例。
最初にご契約頂いたのは奥様が独身の時である。

数年後、結婚した。
名義変更、受取人変更、指定代理人変更、口座変更と旦那さん同席の上に行う。

いつもの事だが、結婚したらいち早く手続きを行う。
手続きをしているが旦那さんの保険加入状況を確認する為だ。

旦那さんは全くの無保険状態であった。
とても物静かだけど優しい印象であった。

手続きが一通り終わると旦那さんから……

「僕の保険も考えてもらって良いですか?」と言って頂いた。

そしてその日は色々、話しを聴きながら後日、ご契約頂いた。

3年後、お子様が誕生し訪問。
お子様の終身保険と学資の為の保険。
そして、旦那さんの保険の追加を契約して頂いた。

この追加でご契約頂いた時に証券をお届けして再度、内容を確認していくのだが、最初の契約の時には自殺免責1年の時。
追加の契約の時は自殺免責2年に変わった時期であった。

そして追加の契約から数年後、奥様から俺の携帯に連絡が入る。

連絡があったのは平日の深夜11時半であった。

身内なら深夜でも連絡があっても不思議ではないが……

契約者から平日の深夜で、しかも女性のお客様と言うのはなんとなく嫌な予感はするものだ。何かあったんじゃないだろうか。緊急で入院したとか……

「cocoさん。遅い時間にすみません」
泣いている…


「◯◯さん、どうされました?」

「主人が……死んじゃった…」


「……え!!(゜ロ゜ノ)ノ…」

「自殺したの…さっき見つかったの…」

「cocoさん、自殺って2年は出ないって言ってましたよね」

確かに追加で契約頂いた保険は最近と言う感覚はあった。


「◯◯さん、今確認しますのですぐに折り返しますね。」

この連絡をもらった時の心境は……

早くPCを開いて、契約日を確認する事はもちろんだが、いくらの死亡保険金であったかを確認する事だった。

終身保険はどれくらいでなんて全く考えない。

とにかく、死んだら全部でいくら保険金が出るのかだけを考えている。

そして、俺はPCで自殺したお客様の契約内容を確認する。

( ゜o゜)!!(゜ロ゜ノ)ノ( ゜o゜)( ゜o゜)Σ(゜Д゜)

続きは次回に。

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