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結局、健康維持に一番必要なこと

厚生労働省が行っている、21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)の基本的な方向性は、壮年期死亡の減少、健康寿命の延伸、生活の質の向上、です。その方針の中に、
「栄養・食生活、身体活動・運動、休養、飲酒、喫煙及び歯・口腔の健康に関する生活習慣及 び社会環境の改善」が掲げられています。
これを読んで、どう思いますか?
なーんだ、そんなこと。当たり前のことばっかり。と読み流して、聞き流してしまうのではないでしょうか?

子供の時に両親や学校の先生から言われていた、早く寝なさい、野菜を好き嫌いしないで食べなさい、よく噛んで食べなさい、しっかり歯を磨きなさい、などのような注意事項ですよね。運動不足にならないように、禁煙しましょう、飲みすぎ注意などは社会人になってから、聞き慣れすぎて、逆にみんな同じだから、と安心してしまうくらいかもしれません。私もそうでした。

でも、医学薬学の分野で20年以上研究を続けてきて、その考えが変わってきました。実際、医学や薬は大変進歩していくのを見てきました。そして、研究者はもっとさらに病気を治す薬を作ろう!と現在の不可能に挑戦しています。でも、だんだんわかってきたことは、どんな最先端にも限界があるということ。そして、生活習慣病といわれる内科的な病気は、結局のところ、治療よりも予防が一番効果があり、最強だと感じるようになりました。治療薬は、予防をしていても病気になってしまった時のためにあると。

でも、基本がみんなできない、、、普通に働いてたら無理、とか、自分だけそんな時間とれない、とか、理由はいくらでもあり、、、だから、それを少しでも改善する実践のきっかけを作ることは、薬をつくることと同じくらい重要、との思いで、これから発信していきたいと思っています!



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