ある程度経験を重ねたり、ベテランの域に達したりした時の失敗からも学ぶべき

「私も失敗をしてきました」という話は、職場でも、どこかに学びに行っても、よく聞く話だ。
失敗談を集めた書籍まで出ている。

確かに失敗から学ぶことは大きい。
でも、その多くが若い頃の失敗(特に、すごい先生たちが語る失敗談は、初任者の時のものが圧倒的に多い)がほとんどだ。

それは、きっとその話が失敗を多くしてしまうであろう若手に向けての話だから。
でも、そもそも若手、特に初心者なんて、基本的には、失敗して当たり前だろう。
もちろん取り返しのつかない失敗は極力避けた方がいいが、初めての仕事である程度の失敗は、どの職種、職場でもあることではないか。

それでもなお、先達の失敗談から、学ぶことは多いだろう。
ただ、若手時代の失敗より、ある程度経験を重ねて、あるいは、ベテランの域に達した時の失敗の方がより深刻な状況や本質的な問題に繋がることが多いのではないか。
だからこそ、ボクらは、若手時代の失敗だけではなく、ある程度経験を重ねたり、ベテランの域に達したりした時の失敗からも学ぶべきだと、強く思う。

しかし、その失敗は、言葉にしづらいのだ。
なぜなら、「若手は失敗して当たり前だけれど、ベテランなんだからもう失敗はしないはず」「ベテランなのに失敗?」という空気感があるから。(すごい先生たちには、縁遠い話題かもしれないけれど)

この空気感がなくなって、いろんな失敗から学べるようになるといい。
今でも失敗し続けて、放課後の教室でうなだれることもよくあるボクが思っていること。

今日のアルバム。

再生回数、たった15回だけれど(涙)、これほどかっこいいポストロックは、そうそうない。



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