9月1日の道徳授業~弱い者達がさらに弱い者をたたく

今日も、ボクは、「子どものことを全然わかってないな…」ということがあった。

もちろんその子のことが全てわかるなんてことはおこがましいけれど、子どもたちのことをわからずして手段を選んでいることの怖さを感じる。

でも、それを自覚しながら、手段を選び、子どもたちのことをわかろうとすることが大事だよね、きっと。

今日は9月1日。18歳以下の自殺者数が一番多い日。

今日は、これを取り上げた道徳をした。
細かいところや対話などの場面は、描写していないが、ざっと以下のような流れの授業。

まず次のように問う。

「9月1日は特別な日です。なぜだと思いますか」

子どもたちは全く予想できない。そして、統計を提示し、事実を伝える。
教室が静まる。

その理由を考える。その一つがいじめであることを確認し、新学期が始まるこの9月1日に自殺者が多くなっている意味や背景を考える。

そして、次のビデオを見た。
十勝のピンクシャツディー事務局によるプロジェクトの曲。

ハッテンサンイチ=8月31日と確認し、メッセージの意味を考える。

こうした思いをもっている人たちを向き合っているのがピンクシャツディーだと説明し、この運動が生まれた経緯を共有。

そして、今教室で読んでいる「ハッピーバースデー」の話とつなげる。
後半、この話は、いじめられていた本人がいじめる側にまわるような様子が描かれる。
その場面も喚起してもらった後、ブルーハーツの「トレイントレイン」を聞く。

弱い者達が夕暮れ さらに弱い者をたたく

この言葉の意味を考え、教科書にあるいじめをテーマにした読み物資料を読み、発問も考えながら、振り返りを書いて終わった。

今週の読み聞かせは、いじめに関する絵本を取り上げ、問題意識をつなげていけたら・・・と思う。

今日のアルバム。今日だから、篠塚くんはライブをしてたよ。信じられる。

今日も君が泣きながら生きてる
それが僕は悔しくて 泣くんだよ
完璧じゃなくていい 見なよ 僕だってそうだよ
でも 僕も生きてる





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