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この危うさにどれだけ自覚的になれるか。

清掃のやり方は、本当にいろいろあって、いろいろあるのはいいんだけれど、ちょっと気になっていることは、先生自身の思いが強過ぎていないかなと思うことがある。

もちろん「このやり方が子どもたちのためになる!」と思ってやるんだろうけれど、でも、同じクラスの子どもたちでも、先生が違えば、また違うやり方になって、そして、違うやり方なのに、同じように、「このやり方が子どもたちのためになる!」と思うんだろうな。

その度、子どもたちは、先生の思いに合わせて、やり方に自分たちを合わせていく。それがしんどい子はいないのかな。もしくは、そのやり方になれるまでに時間がかかって、大切な1年を気持ちよくスタートできない場合はないのかな。

学校スタンダードは、矢面に立たされることばかりだけれど、こんな視点で問い返したことがあるんだろうか。
掃除のやり方が変わるたびに、子どもたちがいろんなやり方(考え方)を知れるということは、プラスだと考えられるけれど、それでも、問い返したい視点。

ただ、学級を運営していくにあたって、先生自身の思いが反映されてしまうことは絶対に避けられない。
避けられないからこそ、自分がやろうとしていることに対して、慎重に、子どもたちの実態や背景を考えながら、決めていく必要があるなと思う。
ここの危うさにどれだけ自覚的になれるかが鍵だと思う。

そして、これは清掃のことだけではない。同じように考えられることは他にもたくさんある。

さて、ボク自身も、清掃は、いろんな形でやってきたけれど、今の形は、どの子も安心して清掃に取り組めるようにしていること。自分が使った(う)教室は、自分たちが清掃すべき。という2点を大事にしてシステム化している。

それに加えて、清掃も含めた今年度の当番活動は、写真にあるようなセルフチェックというのをやってみている。前期が終わる時に、子どもたちに、このチェックの有用性を聞いて、継続するかを決めようと思う。どうなのかな。ボクから見ると、いい感じなのだけれど、あと数週間。

今日のアルバム。small sails名義では、おそらくたった1枚しか出てないはずだけれど、本当にステキなアルバム。



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