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CCPA規則の全文日本語訳

2020年1月1日から施行されているCCPA(米国カリフォルニア州の消費者プライバシー法)ですが、先日8月14日に州行政法局(OAL)が最終執行規則案(以下「CCPA規則」)を承認し、いよいよ現実に執行が可能になりました。

CCPAへの準拠だけでも色々と苦慮されている事業者も多いかと存じますが、このCCPA規則は、単に細かな執行関連の事項を定めているのではなく、①CCPAには言われていなかったような追加的な義務があること、②明確かつ細かな実務オペレーションを規定していること(GDPRにおけるガイドラインのようなもの)、さらに③CCPA規則への違反は即ちCCPAへの違反であることが明記されていること(999.300条(b))から、対象となる事業者はさらにこのCCPA規則にもしっかりと対応しなければなりません。

そこで、おそらく個人情報保護委員会やJETROの方々も日本語訳を準備されているかもしれませんが、私の方でもCCPA規則の全文日本語訳を作ってみましたので、共有させていただきます。

精緻な翻訳ではなく、意味が通じる程度の仮訳に過ぎないため、その正確性を保証するものではないことは予めお含みおきください。原文と日本語訳を併記しているため、その解釈にあたっては原文及びFINAL STATEMENT OF REASONSもご参照いただきたく存じます。

なにか誤訳箇所やより良い翻訳がある箇所はぜひお気軽にご連絡ください。


図書館が無料であるように、自分の記事は無料で全ての方に開放したいと考えています(一部クラウドファンディングのリターン等を除きます)。しかし、価値のある記事だと感じてくださった方が任意でサポートをしてくださることがあり、そのような言論空間があることに頭が上がりません。