見出し画像

【要約】ストレスフリー超大全〜第1章 他人ではなく自分を変える〜

先日、樺沢紫苑先生の「ストレスフリー超大全」を読みました📚

とても心に残る素敵な内容だったのでアウトプットのために書いておきます✏️

※第1章〜第5章まであるので、各章ごとに要約します。

______________________________

【他人と比較しない方法】

・人は他人と比較してしまう生き物だが、他人と比較すると確実に不幸になってしまう。

・自分よりも上の人と、自分を比較する心理を、「客観情報比較」といい、「もっと頑張ろう!」とポジティブになる場合もあるが、ほとんどの人は他人と比較して自分の欠点を探して出してしまうので、ネガティブになってしまうのだ。

・他人と比較癖がある場合はどうしたらいいのか。それは、他人ではなく過去の自分と比較すること。今の自分がダメだとしても、3年前の自分よりは進歩してるはず。もし進歩してなければ、今から頑張って◯ヶ月後には結果を出すという目標設定をしよう。

・他人と比較するのではなく、他人を観察しよう。「あの人は何で上手くいくんだろう」と、羨むのではなく、上手く行ってる秘訣を本人から聞き出したり、相手を観察してみよう。

・相手を僻むのではなく、尊敬しよう。相手の良い部分、上手く行ってる部分、他人がしていない工夫が、目に入ることをモデリングという。相手を尊敬するだけで相手の長所を無意識に探し出し、真似ていくのだ。

・「悔しい」「羨ましい」「嫉妬心」といった感情は何の意味もない。他人と比較するなら、感情を捨てて中立の立場でいることが大切である。


【人の意見に流されない方法】

・他人の意見のままに生きるということは、他人の人生を生きるということで、人生の無駄である。

・周りの人が「こうした方がいい」と言って、その通りに実行して失敗したとしても誰も責任を取ってくれない。他人の意見は参考程度に留めておこう。

・重要なのは、自分の意志をしっかり持つこと。「自分がどう生きたいのか」「何をしたいのか」普段から自問自答しておくことが必須。

自分にとって最も重要な価値観は何か。自分の理想のビジョンは何か。この二つをハッキリさせておこう。

・自分の考えを明確にするには、アウトプットが必須である。自分の考えや感情を文字にすると、言葉で表現する能力が高まる。


【人を信頼できないとき】

・信頼関係の構築は、互いに協力が必要。人間関係が上手くいかない人は信頼関係を積み上げる努力をせずに相手のせいにしている可能性がある。自分にも何かしらの原因や責任があるということを忘れてはいけない。

・信頼関係を構築するために5つのステップが必要。

①自分から〈笑顔で挨拶〉をして相手の警戒を解く。

②疑心を解くために雑談を使う。

③自分から質問したり、互いの共通点を探すことで理解を深める。

④アイコンタクト、相槌、オウム返しなどを使い、相手に共感していることを示す。

⑤次のアポを取り、接触回数を増やす。見返りを求めず他者貢献をすることは信頼を深めるのに効果的である。


【信頼できない人を見極める】

・信頼できない人の共通点は以下である

①明らかに自分中心

②調子がいい、言うことがコロコロ変わる

③恐怖、不安を煽る

④儲け話を振ってくる

⑤言い訳が多く無責任である

⑥相手に「してもらう」ことを考える

・信頼関係出来る人と付き合うには、まず自分が信頼出来る人になること。人に与えることから始めよう。心理学では「同属性の法則」といい、自分に近い性格傾向の人を好む傾向があるからである。

・他者貢献も出来て、自分もポジティブな感情を持てたら、それで良い。自分も楽しみながら他者に与えていく。


【嫌いな人と付き合う方法】

・私たちの脳には、何か危険を察知して赤信号を出す扁桃体という部分がある。自分の過去の経験から、苦手な人の見た目や、表情など様々な特徴を捉えて嫌いと判断してしまう。そして一旦、嫌いになったら嫌いな点がどんどん見えてしまう。

・好き嫌いの二者択一は、扁桃体の条件反射である。扁桃体は、じっくり考えることで好き嫌いのレッテルを貼り替えられる。人を判断する場合は「好き」「普通」で判断していくことで嫌いな人はいなくなる。


【人から嫌われたくないとき】

・「好意の1対2対7の法則」とは、

自分のことを嫌いな人1/自分のことを好きな人2/中立の立場な人7、という法則のこと。中立な立場の人はプチ好意派と考えて良いので、自分のことを嫌ってる人が1とした場合、自分のことを好きな人は9倍もいる。

・他人の感情はコントロール不可能。相手が自分を嫌っているかどうか心配することは意味がない。人から嫌われたくないと考えるならば、まずは自分が変わる努力をする。

・職場で、別チームの人や、直接関わらない人達のご機嫌を取る必要はない。チーム内に10人居たとすると、キーマンとなる3人とだけ仲良くするように全力を注ぐ。これを「キーマンの7対3の法則」と言う。

・人から嫌われないようにするのではなく、好かれるようにするという考えにシフトする。そのために、「自分の長所を人に見せていく」「自分を表現する」ことをしよう。自分の長所を、相手に知ってもらい、貢献し、笑顔で接する。

その結果として、相手が自分を嫌うのであれば、無理して付き合う必要はない。


【本音は出すべきか、出さないべきか】

・本音は親しい人にだけ打ち明ける。関係の浅い人に本音を話しても相手は迷惑なだけ。親しくもない相手に本音を聞かされた立場の気持ちを考えるべきである。

・職場の人には、本音や本心を打ち明ける必要はない。本音を話すことで誤解をされたり、傷ついたり、傷つける問題が生じてしまう。

・自分の本音は、「感情反応」ではないかと良く考えてみよう。もし「感情反応」を実際に言葉にしたら必ず後悔する。本心から出た言葉であればら後で責められたとしても「心から思っているので」と、堂々と言えば良いだけである。


【悪意を向けてくる人への対処法】

・何かを自慢したり、他人を貶める人は劣等感の強い人である。相手を貶めることで、優越感を持ちたいと考えてる。優越感を持ちたければ自己成長して達成すればいいのに、努力を怠り、あたかも自分が優れているかのように振る舞い、偽りの優越感に浸る(優越コンプレックスという)

・もし誰かに攻撃をされたら、スルーすることが大事。「へぇー」と軽く受け流し、肯定を否定もしない。重要なのは、言語的に反論しないこと。攻撃してくる人にとってプライドは大事なことであり、その面目を潰されると猛烈に反撃してくる。

・上司や先輩から攻撃されたら、笑顔で「アドバイスありがとうございます」と言う。

・優越感を持ちたい人が攻撃してくるので、「すごいですね」「さすがです」と返しておけば、相手は勝手に気持ち良くなる。こちら側が大人の対応をしてあげよう。

・心理学で「ベンジャミン・フランクリン効果」というのがある。人間は、助けた人を好きになるということだ。なので、あえて嫌いな人に、頼み事やお願い事をしてみる。ほとんどの人は嫌いな人を避けるが、あえて嫌いな人と関わることによって、自分の味方になってくれるかもしれない可能性を増やす。


【他人を変えるにはどうしたらいいのか】

・本人が問題意識を持たない限り、他人を変えることは非常に難しく不可能に近い。もし変えられるとしたら、それは洗脳である。

・宿題をするということは、子供の課題であって、自分の問題ではない。相手の課題に立ち入りすぎることを人間は非常に嫌う。では、どうしたらいいのか。

それは、自分の願望や希望を相手に伝えること。具体的には「◯◯してくれたら、私は嬉しい」と相手に伝えよう。

・自分が相手に情報提供することも大切。伝え方のコツとしては「(やるかやらないかは別として)こういう情報があって、こんな統計があります」と客観的に伝えること。 

「絶対に◯◯した方がいいよ」とは言わないで、その行動を取るとメリットがあることを根気強く、半年くらい伝える。相手の意思と、やる気を尊重してあげる。

・相手に「行動させよう」とする場合、相手を認めて評価する。ポジティブな言葉を増やし、肯定的に相手と関わるように自分の行動を変えると相手は動く。なぜならば「ドーパミン的モチベーション」と言って、「楽しさ」「褒美」「褒められること」を求めて頑張るというモチベーションで、相手は行動するからである。

______________________________


第二章の要約に続きます👉


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?