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【要約】ストレスフリー超大全〜第3章 「天職」を求め、「やらされ仕事」から抜け出す〜

第3章の要約です✍️

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【職場の人間関係を解決する】

・自分の職場の「人間関係が険悪」というのは普通のこと。人間関係が悪いという理由で、転職を繰り返しても、理想の職場は見つからない。

・職場の人間関係は心理学的に見ると、重要ではないので、職場の人と仲良くする必要はない。最低限のコミュニケーションで充分である。

高校や、大学の同級生や、部活の仲間のイメージで、職場の人間関係を捉えてはならない。

・所属する5~8人程度のチーム内でコミュニケーションがとれていて、まずまずの人間関係が出来ていれば、仕事上、大きな支障にはならない。ただし、キーマンとなる人と、相談相手を一人だけ作っておくだけで、仕事がやりやすくなる。

・職場の人間関係の輪に入るためには以下のSTEPで行動するべき。

①自ら警戒を解く→警戒や疑心を解きながら理解に向けて進む。「新参者」である自分のことを、職場の人は警戒の目を持って、観察している。「どれだけ仕事が出来るのか」「仲間として活躍出来るのか」など不信な感情を持っている。

②仕事で成果を出す→職場の人が望んでいるのは「仕事が出来るかどうか」「与えられた仕事をこなせるか」「戦力になってくれるか」である。

人間関係が良くないと嘆いて暇はないので、一刻も早く仕事を覚えて、一人前となり働くことで、職場の人たちの信頼を得ることが出来る。その結果、職場の人間関係の輪に入れるのだ。


【仕事が楽しくないを乗り越える方法】

・そもそも仕事を楽しいと思う人は、ほとんどいない。仕事を一通り覚える期間は修行の時期なのだ。

・仕事を覚える流れは以下の通りである。

①仕事の基本を覚える。習った仕事・言われたことを言われた通りやる。

②先輩の上手なやり方を真似る。本を読んで習った以外のことを勉強をする。新しい仕事・やったことのない難しい仕事に挑戦する。

③習ったやり方を発展。応用して、自己流のやり方を工夫する。自分から提案したアイデアを出してみる。

・仕事の基本が出来ていない状態で、難しい仕事を任されても出来るはずがない。

つまり、仕事の基本が出来ていない人がいきなり「自己流」を目指しても、上手くいくはずがないのだ。一つ一つのSTEPを踏んで、学んでいくことが最短で成功するコツである。

・「仕事」「習い事」「スポーツ」などの全ての学びにおいて、基本を淡々と行う作業は、楽しいはずはなく、むしろ辛い。上記の②に進み、仕事を任され自分のアイデアが生かされると面白くなるのだ。

つまり楽しいという感情を得るまでには時間がかかる。①のSTEPというのは、通常3年かかると思っておいた方が良い。なので、一刻も早く「基本」を完全に身につけて次のステージに進むべきである。

・①のSTEPの途中でも、自分のアイデアを取り入れながら、仕事のやり方を工夫していくことは出来る。「やらされ感」は地獄で、自発性を持って仕事に取り組むことで楽しさを追加することも出来る。①のSTEPは、どこの会社でもどんな業種にも存在するもので、全く楽しくない。

だが、①の経験を一度でもしておかないと、苦しいだけの「基本ループ」を永久に繰り返すだけである。


【どうしても仕事を辞めたいときの対処法】

・会社を辞めたいと思ったら、現状を変えられる可能性があるならば、変えられる努力をするべき。そうでないと次の職場でも同じことの繰り返しになってしまうからだ。

例えば、給料に不満があるなら、副業が出来るような職場環境ではないかと考えたり、転属願を提出して給料UPを狙ってみる、など解決策があれば、退職を考え直してみる。

・目先の人間関係が苦しくて「辞めたい」と思っているときは、頭の中が混乱していることが多いので感情的・短絡的な判断をしてしまい、後悔する人も多い。


【自分の「天職」を見つける方法】

・適職とは、その人の個性や能力に遭った職業のこと。一方で天職とは、自分のビジョンや生き方にマッチした「その仕事をするために生まれてきた」と思えるような職業のこと。

今の仕事が好きという人は、適職ではあるが、やりがいが感じられないという気持ちがあるならば、それは天職ではない。

・まずは適職を見つけ、経験を積む中で自分の向き不向きや、したいことを見出してから最終的に「天職」に辿り着くイメージにする。

・天職を明確化する手順は以下の通り。

「価値(自分がやっていて楽しいこと)」→

「強み(知識や経験が増え技術が向上する)」→

「貢献(仕事に生かすことで、より大きな貢献を社会にもたらす)」

そして天職を見つけるための質問は以下3つである。

①自分がやっていて価値ある活動とは?

②自分の強みは?

③上記2つで、社会に貢献できることは?

心理学者アドラーは、仕事の本質は他社貢献であると言っている。

幸せになるためには、共同体の利益に貢献することが必要で、自分が得意とする分野の仕事で共同体に貢献することが、その人の「仕事=天職」となる。


【AIに仕事を奪われる心配を乗り越える】

・テクノロジーの進化により、新しい職種やビジネスチャンスが多数生まれることは間違いない。新しい職業が生まれることは、何百年も繰り返されてきたことであり、不安になることではないのだ。重要なのは、ネガティブなニュースや記事に飛びつくのではなく「本当にそうなのか」と疑い、自分で考え判断することである。

・AI時代に必要な能力は「革命を起こす力」「創造力」「コミュニケーション力」などのアウトプット力である。なぜばら、AIは言われた通りに動くインプットの仕事しか出来ないからである。人間に求められているのは、自分からアイデアを出し、仕事を工夫・発展させオリジナリティを追加することなのである。


【仕事や勉強の集中力を高める方法】

・仕事や勉強をなかなか始められないという時は、とりあえず「何か」簡単な作業から始める。これにより、やる気スイッチである側坐核からドーパミン分泌が促され、やる気が湧いてくる。

「何か」というのは勉強でなくても良い。Todoリストを書いたり音楽を聴くのでも良いが、おススメなのは「紙に書く」こと。書くことにより脳が活性化されるからである。


【仕事が覚えられないの対処法】

・仕事が覚えられない人の特徴として「仕事の要領を改善する」「言われたことを忘れない」「質問や確認でつまずかない」という3つの改善の徹底をすことから始めよう。

・人間は、人の話をほとんど聞いていない。仕事の覚えが悪い人は「ザル聞き」をしていることが多いので、きちんとインプットするための以下の行動から始めよう。

①ザル聞きを防ぐためメモをとる→ザル聞きの人ほどメモをとらない。人間の記憶はアウトプットしない限り、2~4週間で忘れる。ただ聞くだけでは忘れてしまうので、すぐにアウトプットする。

②指示を受けた後、曖昧な点は残さない→100の理解で、80%の仕事完成度になると考えよう。たとえ「そんなことも知らないのか」と思われたとしても、そんなのは一瞬の恥に過ぎない。分からないことを放置すると、仕事の覚えが悪くなり成長が止まり、会社にとって「お荷物」になってしまうのだ。


【評価されない、昇進できないの対処法】

・心理学でいう「平均点以上効果」というものがあり、自己評価と他者効果の間には、20ポイントの差があることが分かっている。

つまり自分的には、100点の仕事をしたと思っていても、上司からは80点の仕事評価に思われるのは正しいことなのである。

・社内で評価されない理由は「実力不足」である。自分の実力を過信してしまっているから、自己評価と他者評価にズレが生じるのである。

もし、成果や実績を出しているならば、評価されているはずなので、「あなたの仕事の成果に対する外からの評価が現状の評価」なのである。

・研修で教えられたこと、社内のマニュアル内容というのは、社会人として知ってもらいたい最低水準のことばかりである。

つまりマニュアルを完璧に理解して実行し、上司や先輩の教えを完璧に実行し、「会社の勉強」をこなしても、それは及第点(一定の基準に達していること)に過ぎない。

・100の仕事を100のクオリティで行うのは当たり前のこと。100の仕事を頼まれて、120のクオリティを出すから「褒められる」「評価される」のである。

そのためには必要なのは「自分の勉強」である。自分の勉強というのは、仕事上で、わざわざ教えないこと。(メモ術、ノート術、会話術など)これらの技術が身に付くと、仕事の生産性が高まり、効率的にこなせる。おススメなのは、勉強の基本となる「読書」である。日本人の2人に1人は読書をしない。スマホやテレビを見ている時間を読書や、自分の勉強に使い、社内の評価を上げよう。


【本業とは別に「副業」を持つ】

・副業はお金を稼ぐ以外にも「生きがい」「ライフワーク」としても意味がある。おススメはネットを使った副業で、気軽に「1000円を稼ぐこと」を目標に始めてみる。最初のうちは、そんなに稼げるものではないので数万円の副収入を得ることは、おおむね問題ない。


【お金の不安を取り除く方法】

・日本人の平均貯蓄額は「1752万円」である。30~40年代の金銭感覚についての意識調査によると、貯金が100万円以下の人が6割で、貯金ゼロが23%いる。

・プリンストン大学のカーネマン博士によると、年収800万円を超えると幸福度と収入は連動しなくなるという研究結果がある。また、大阪大学のCOEプログラムによる調査でも、年収700万円あたりが幸福度の飽和点であるとしている。経済学で「限界効用逓減の法則」というものがあり、最初は1万円で嬉しく感じても、次はそれ以上の金額の2万円をもらわないと満足できないという「慣れ」の効果のことである。お金や物欲などの地位財による幸福は持続性が低く、健康、愛情、自由などの「非知財」による幸福は持続性が高いと言われている。

つまり「お金」だけに幸せを求めると幸せになれないのだ。「お金を稼ぐこと」をモチベーションに仕事や勉強を頑張ることはいいことだが、幸せはお金だけではなく「健康」「繋がり」「愛情」「承認」「自己実現」「社会貢献」などによって得られる。

・お金持ちになる方法は「起業」「投資」しかない。まずは小遣い程度の投資からスタートして、少ない金額から運用しながら投資について勉強していくことが正攻法である。

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第4章の要約に続きます☛

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