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眠れない夜の脳内あるある?

〜☽・:* 眠れない夜 ☽・:*〜
某アプリCMでよく聞く響きである。かくいう私も、2時間ほど真っ暗な部屋で思考を空に漂わせていたが、一向に眠れない。
あまりに暇なので、2時間半後から台本を読み始めたら、横の部屋から苦情が来た。ごめんなさい

寝ようとしながら、頭をあっちにこっちにしていると、色んな構想が徒然なるままに消えては出現する。それはあるかもしれない未来だったり、存在しない過去だったり。時空を行ったり来たり、忙しい。同時にとても無防備なので、ドラえもんの秘密道具なんかで脳内を覗かれたら、裸の王様顔負けの恥ずかしい思いができると思う。そういうSF小説があったら面白そうだ。
眠たい為か、完全な覚醒時よりも自由な発想や素直な気持ちを自覚できるから嫌じゃないかもしれない。酒に酔うとはこんな気持ちなのだろうか。

・才能とは、天才とは、なんだろう。
突然の問題提起

わたしはこういう話を息を吐くようにできる人間関係を愛している。

と、脇道に逸れた。

私は天才に会ったことがある。厳密には一方的に天才だと思っている人がいた。何が凡人と違うかといったら、熟す数だ。その人は息を吐くように、歌を歌って、芝居をしていた。文字通り、暇さえあれば状態だ。やらずにはいられない。それが天才なのではないかと、現段階では解釈している。
誰でもそうだと思うが、私は天才が好きだ。憧れの情さえ持つ。しかし同じ土俵に立った瞬間に溢れ出る膿も知っている。有無を言わさずに惹き付けられて、身の毛のよだつような激しい感動と、大きな劣等感を抱く。
凡人は天才と近づきすぎてはいけないのだ。自分の島を持ってして、近づくべしだと思う。
天才は孤独だ。『ギヴン』の秋彦と雨月のように、もし平凡と天才が恋をしたら。想像しただけで、恐ろしい。

天才を理解するにあたって、使える素材を自分の中に探すなら、理解されない寂しさを挙げる。
私があるある?シリーズを書き始めたのは、自分の中身を知って欲しかったからだ。芝居がしたいと思ったのには、これもある。
私はいつも輪に入りそびれる。中学生時代に吹奏楽コンクールで金賞をとった時、高校時代の勉強合宿でコース長の話を聞いた時、それに今。細かく挙げると枚挙に暇がない。まるで自分だけ白い羊の群れに紛れ込んだカモシカであるみたいに、皆の感情が分からない。他の言語を喋られてるみたいで、私だけ一人ぼっち。すごく寒々しい気持ちがして、胸の真ん中にドーナツのような穴が開き、ひゅうっと風が吹き抜ける。虚しくて悲しくて、とてつもない寂しさに襲われて、情けない思いをする。
だから、芸術が必要なのだ。こうして、字を書くこともそうだし、何かを音声化することもそう。
私には絵や踊りの才がないので、そう落ち着いただけだ。私は職として、芸事をするのは違うと思った。何かを叶える為の手段と捉えられなかったからだ。これを人に伝えるのは難しく、色んな人に沢山誤解されているのだろうなと思う。
けれど、続けていたいとはやはり思う。続けないと身がもたないのではないかと。それくらい助けられている。実際無くなってみないと分からないけれど、私を知って欲しいと切に願う気持ちはある。

尚、字を書くことは手段にしようとしている。芝居の面白さを伝える手段にして、ちょっと劇評(の朗読劇・オーディブルver.)に挑戦している。
今度どちゃどちゃに紹介させてほしい。

さて。これを書き始めてから、50分が経過した。いい加減に寝なければならない。そろそろお暇させてもらおうかな
夜更かしな貴方も、そろそろお休みなさい。

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