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TOKYO2020 PARALYMPIC FINAL

いよいよ東京オリンピック・パラリンピックも大詰め。今日はマラソン種目の日。

2時に起床し準備をしていると、いよいよマラソンだという気持ちになった。3時にバスに乗り3時半頃現地到着。

今朝の東京は気温19℃。小雨が降っており、さらに北風が吹くコンディションでとにかく寒い。長袖、ポロシャツ、ウィンドブレーカーにカッパを着ていても風が吹くと寒さを感じた。また、濡れた手が徐々に痺れ、9月とは思えないコンディションだった。

選手のスタートは6:30なので、それまで待機。特に雨風凌ぐ場所もなくこの3時間が辛かった。

コース設置や沿道整理はコラボレーターとしてボランティアの方々が行ってくれたのだが、同じように朝の3時半(集合は3時とか?)から活動されていた。それもとても要領良く、丁寧な仕事だったので本当に頭の下がる思いである。

さて、レースが始まり、まずは車イスの選手。下り坂だったこともあり凄いスピードで通過していった、トップ選手はなんと平均時速30km。原付きだ。腕の力でそのスピードを出し、そのスピードで車イスを巧みに操る技術は凄いと思う。

続いて立位の選手。これは視覚や腕に障害がある選手。片腕でバランスを取ったり、ガイドとリズムを合わせて走り抜けていった。
この立位では、日本の道下選手の優勝は凄かった。しかも44歳!さらに西島選手はなんと66歳!まず66歳でフルマラソンを走ることが凄い…しかも3時間29分というタイム。脱帽である。

それにしても、本当に障害を抱えながらスポーツに挑戦している姿には勇気づけられる。これは現地でなければ伝わらない部分も多いと思う。

早速ニュースになっていたが、沿道にはやはり観客はいた。早い人は1時間くらい前から来ていた。いろいろな意見はあると思うが、現地にいたものとしては観客がいて良かったと思う。選手が励まされているのが良くわかったし、中には沿道に答えながら走る選手もいた。

特に覚えているのは母親に連れられた小学生くらいの子ども。雨の中最初から最後までいてたし、うちわを作ってどの選手も一生懸命応援していた。素敵だと思うし、その子にはきっと何かが残ったはずだ。

どうせインタビューするなら、批判されそうな人ではなく、キラキラと目を輝かせた子どもをインタビューしてはどうだろうか。それだけで世の中に与える印象は変わると思う。とにかく批判する風潮はもうやめにして欲しい。みんな元に戻りたいのに自分が戻そうとしていない。そんな気がする。

さて、全ての選手が通過し、撤収したのが11時。7時間立ちっぱなしは流石に疲れた。同じく立ちっぱなしで活動してくれた沢山のボランティアの方々には本当に感謝。

これでオリンピック・パラリンピックは全て終わった。二度とないであろうこの経験は自分の中で大きな財産になったし、それをしっかりと還元していきたいと思う。

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