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糸井さんとさくらももこのおかげで歳をとるのが怖くない話

わたしはさいきん2回目の歳女を経験したくらいの年齢なのですが(そこまで言うなら書いてもいいのでは?と後から思う。24歳です)このあいだ、30歳くらいに間違われました。

自分でも驚いたことに、それが結構嬉しかったんです。

歳上に見られると傷つく女性は多いようですが、わたしはどうして「うれしい」と思ったのだろう。ふとそう思いまして、理由を考えてみました。

まず、わたしは、自分が童顔であることに絶対的な自信を誇っています。丸顔だし、目も真ん中寄り。かつ、背が低いため客観的に見て「若さ」より「幼さ」を感じさせます。

なので、「老けて見えるのかな」「疲れて見えるのかな」という心配はしませんでした。

あと、相手に「落ち着いて見える」と言われました。子供っぽい外見なのにそういう印象を持ってもらえるというのはとても嬉しかった。30歳の女性というイメージは、ネガティブなものじゃない。それは40も70も同じ。

ここまではあくまで「そのとき」の話。

さらに深く潜ってみると、そもそもわたし、おばちゃんになっておばあちゃんになっていくことを嫌に思ってないな、と気付きました。

それは、さくらももこのエッセイ「まる子だった」の巻末に載っている糸井重里さんとの対談が、強く影響しています。

その対談のときさくらさんは30半ば、糸井さんは40後半くらいだったと思うのですが、二人は

「歳をとるのっておもしろい」
「どんどんおばあちゃんになってもいいくらい」

そんなことを言っていました。たぶんこの本を読んだのは小学校高学年くらいなんですが、当時の素直で可愛いわたしは「そっかあ〜歳をとるのって怖くないんだ」と、のんきに二人の話を受け入れ、信じつづけ、今に至るのです。

だから、歳をとるのが怖くない。

世の中に溢れる「美しさイコール若さ」というメッセージより、糸井さんとさくらももこの言葉が、わたしにとって真実です。いまも変わらず。

最初に「ちゃんと書かない」を掲げたのにこれを書くのに気付いたら1週間以上かかってました。なのに、うまくまとまっていなくて、まだ直したい気持ちもある。ちゃんと書かない、も意外と難しい。

えい、出しちゃえ!て心意気も大事かもしれないと思うこの頃です。では、ハッピーバレンタイン。







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