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小説

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通勤中の電車で読みきれるような 短編小説です。 読んで頂けると嬉しいです📚
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#小説

ボクガシンダセカイ

監視カメラの死角を見つけて フェンスを越えた。 最後に何を思うものなのか 考えていたけれど…

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僕はもうこの星空を忘れない

着火剤に火をつけて その上に炭を積み上げていく。 30秒もすれば間から煙が上がって 後は炭に…

最後の1本が消えても

相談があるのは僕の方なのに コーヒー代を払って貰った事に 申し訳なさを感じながら お礼を言…

夢を叶えた私へ

実家に帰るだけだから 今ある家具は別に何も必要ない。 本当に捨てられないものだけを カバン…

君とみた海

ドアが開くと, 懐かしい海の匂いがした。 1番線のホームからは家と家の間に静かな海が見える。…

約束のクエレブレ

僕以外に2人だけ乗せたこのバスは 彼奴の元へ向かっているのだろうか。 少し硬いシートに頭を…

パリに向かえば

予定時刻になったがまだ電車は来ない これからどこに行くか まだそれは決めてはいない ただこの電車に揺られて パリに向かえば 何かが変わると信じている 沢山のものを置いてここへ来たのだから 投げて捨ててしまいたいものも 大切に取っておきたいものも だけど本当は少しずつ気付いて来ている 置いて来た沢山のものが 今の僕には光って見えている事に それに気付く為の旅だったのか それとも新しい何かを見つけられるのか アナウンスが流れた パリに向かう電車が もうすぐホームに入ってく