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ほかの要素とタイトルの差別化について

デザインする上で、載せたい情報はひとつでないことのほうが多いです。たとえばお店のキャンペーンを告知するダイレクトメールなら「キャンペーンタイトル、期間、お店の名前、住所、電話番号」など。同人誌なら「本のタイトル、ジャンル名、カップリング名、発行日」など。
さまざま配置しないといけない要素のなかでも、今回は「タイトルをほかと差別化する」方法について紹介していきます。


タイトルを目立たせるためには?

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無意識のうちに、ほかとタイトルの大きさを変えたり、文字の色を変えたり縁をつけたりしていませんか?何気なくやりがちですが、それが目立たせるためのキーポイントだったりします。

大きさが違う、形が違う、色が違うなどなど…上記は一例ですが、人間の感覚として、似たものが並んでいるなかで一つだけ異なるものが配置されていると、異なるものが記憶に残りやすい・注意を引きつける効果があります。
この効果を「レストルフ効果」といいます。

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多くの方は、上記のピンクの丸や濃い紫に視線が誘導されるはずです。

具体的に差別化するには

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色・形・大きさなどなど…なにか違うと目立たせられるのはわかったけれど、どこからいい感じに調整していったらいいんだろう?そう思うあなたはまず、文字のサイズから調整して差別化するのをおすすめします。
最初から色をつけると選択肢が多くなってしまうので、形から整えるという手順です。絵を描くときに下書きからはじめる(色塗りはその後)のと似ているやり方かなと思います。

フォントを大きくするのだとちょっと雰囲気が違うかも…という場合は、タイトルの文字だけ形を変えてみましょう。タイトルは思い切ってクセのあるフォントや飾りがついているフォントにして、その他は控えめに・シンプルなフォントを使うと視線が誘導されやすく、またまとまりやすいです。

形を整えた後に、発展させる

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配置を決めたら、より発展させていきます。強調したい文字の一部分に色をつけたり、大きくすることでより印象に残りやすくなります。例のように傾けてみたり、その文字に関連するモチーフを入れてみてもいいかもしれません。

また、きれいに印刷される最小フォントサイズは6ptと言われています。5ptでもシンプルな文字であれば読めます。案外小さな文字でも印刷に耐えうるのだなと、驚く方も多いのではないでしょうか。
うまくデザインがまとまらない、という方はこの最小サイズを意識して調整していくとうまくまとまると思います。

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