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【やらなくてよかったこと】


みなさんこんばんは
ココロの重荷を癒し、新しい人生を応援するコーチ
春川美香(はるかわみか)です


早速本題です。

“やらなくてよかったこと“

それは…

『大丈夫』『平気』

という
『嘘』をつくこと です。



私は今から12年前
大きな嘘をつきました。

東日本大震災の2ヶ月後に父が亡くなった時のこと。

私の実家は原発から31キロ圏内。
当時27歳だった私は、某大学病院の夜勤中に父の一報を聞きました。

千葉から福島まで帰る。

当時は『放射線量』『被曝』『μSv(マイクロシーベルト』)など聞き慣れない単語がたくさんあり
何が正しくて、何が正しくないのかもわからない状態で帰省。

葬儀はあっという間に終わり
さあ、帰ろう。

でも帰る足がなかった。
行きは夫が運転してくれたのですが、すでに夫は先に千葉へ帰っている

じゃあ電車で
…と言っても、常磐線は線路が復旧しておらず
線量が高くて入れない。

夫は2日後に福島まで迎えに来れる。
でも仕事(看護師)が忙しいから早く帰らなきゃ…

色んなことを考えながら私が出した答えは…

『2日後に帰る』



【千葉へ帰ってからの私】

正直、あまり記憶はないのですが
父が亡くなったことを受け止めきれないまま
職場に戻ったことだけは覚えています。

先輩や友人、医師から
『大変だったね』と優しい言葉をかけられると

『大丈夫です、帰れただけでも十分ですから』
と、答えました。

涙が出そうになってしまうから
作り笑顔で『平気です』
と答えもしました。

『大丈夫』
『私は大丈夫。』
『他のひとたちのほうがもっと辛い想いしている人がいるんだから』
『弱音は言ってられない』



…ある日思考が途切れました。

患者さんのケア中
『大丈夫ですか?痛くないですか?』
と声かけをした際に

ぼろぼろと一気に涙が流れてきたのです。
『大丈夫ですか?』は大丈夫じゃなかった。
本当は泣きたかったし、辛いと叫びたかった。

看護師であるにも関わらず
父の最期に立ち会えなかった後悔が
一気に押し寄せて自分を責め始めていたのは
震災から半年以上経った紅葉が美しい季節でした。



この投稿を読んでくださったあなたへ

どうか
優しい言葉を自分にかけて
ココロとカラダを守ってほしい
のです✨

つらいとき、悲しいとき…人生にはありますが
ず『生きていれば』道は開けていきます!

かならずです✨✨✨


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