抜け毛が多いのが気になります。
タイトルを見て、ご自分の抜け毛でお困りの方が見にきてしまっていたら申し訳ございません。
猫の話です。
保護猫カフェの預かりボランティアをすることになりまして。
預かり猫さんと私とビビリ兄弟猫の様子を記録するブログとなっております。
人に慣れていない猫さんはブラッシングなんてなかなかさせてくれないので、どうしても抜け毛が多いですね。
ケージの中の布製品だけじゃなくて、プラスチックの所にも、ご飯やお水のお皿の中にも、はたまたケージの外にまで、抜け毛はふわふわと勢力を広げてきます。
これは早いうちになんとかしたい。
放っておいたら家中が、ビビリ兄弟や私までもがふわふわに埋もれてしまう。
放っておいたらの話ですよ。
ちゃんととは言えませんが、それなりに適当に私の可能な限り掃除をしているので、埋もれてしまうことはありませんが、ケージの中のあちこちに抜け毛がついているのは気になります。
ということで、預かり猫さん生活5日目の目標は「ブラッシングをしてみよう!」です。
作戦は、まずケージの外からニャン太棒でご機嫌よくなっていただきまして。
ゴロンとケージの内側に背中を向けたらケージの扉をそーっと開けまして。
まずはニャン太棒に入っていただいて、ご機嫌をキープ。
うっとりと目を閉じている隙に、ブラシを持った私の手が侵入を試みます。
侵入に気づかれなければそのまま近づいていき、ニャン太棒と息を揃えて同時にブラッシング。
もし気づかれてしまった時は、ニャン太棒が囮になって、ブラシを持った私の手は素早く脱出。
完璧な作戦です。
それではいざ、ミッション開始。
ご機嫌よくなってもらうのはもう簡単です。
ニャン太棒で少しなでなでしているとゴロンとこちらに背中を向けました。
早くもチャンス到来。
ブラシを持った私の手は見事侵入に成功。
首の辺りをニャン太棒のフリをして動かします。
1回、2回、3回、4回。
全然気づかれないじゃん。
じゃあもうちょっと背中の方まで。
あれ?全然大丈夫?
と、私が油断した瞬間に顔がこっちを振り返りました。
見つかったー!
シャーッ!あーんど猫パーンチ!
バレたー!ニャン太棒まかした!逃げろー!
素早く逃げられたので無事に脱出できました。
いやー最初にしては大成功でした。
作戦通りにできました。
あとはこれを繰り返して、ブラッシングの魅力に気づいてもらいましょう。
そのためには私のブラッシングの腕も上げなければ。
今回はビビリ兄弟お気に入りのシリコンブラシを使ったけど、違う種類のブラシも試してみたいな。
ビビリ兄弟がお気に召さなかったブラシどこやったっけ?
預かり猫さんと私のブラッシング修行の道はこうして始まったのである。
つづく。
ビビリな心と好奇心のあいだ。
預かり猫さんが来てから、ストレスで食欲が落ちたり、吐いてしまったり、隠れがちになったり、心配なビビリ兄弟。
ですが、預かり猫さんに興味もあります。
なので、自ら近づいていきます。
預かり猫さんの声に、返事を返す回数は増えてるし、ピンチの時に聞こえるサイレンは回数が減っています。
ビビリ兄弟なりに、ビビリな心と好奇心のバランスを取りながら頑張ってくれています。
しかも、ご飯を食べる量も増えてきたし、ビビリ兄はもう吐くことはなくなりました。
良かったー。
少しずつ慣れてきてるみたい。
ご協力本当にありがとうございます。
感謝、感謝。
一方、預かり猫さんの方は。
ご飯を食べる量は日に日に増えてきているし、お水もたくさん飲むし、私やビビリ兄弟に見られていても気にしない様子でトイレもできるし、スースー鼻息たてて寝るし、色んな声を使い分けておしゃべりもできるし、ビビリ兄弟のサイレンにつられることもなくなりました。
ビビリじゃないって得っていうか、ビビリだと生きてくのにたくさん苦労するんだろうなー。
人間の世界でも、ビビリじゃない方が生きやすいんだろうなー。
3匹の猫を見ていてふと思ったのでした。
預かり猫さん生活6日目の目標は『お留守番の準備と挑戦をしよう!』です。
預かり猫さん生活0日目の様子からここまで読んでくれている方の中で、お気づきの方はいらっしゃるでしょうか。
私が仕事に行った日がないことに。
一応、自称フリーターナースを名乗っているので、看護師の仕事をしています。
が、理由は省略しますが、現在週1回の夜勤しかしておりません。
本当は週2回くらいは働かないと1ヶ月分の生活費を稼げないのですが、なんとかなっているので今はこれでいいことにしています。
で、ついに週1回の夜勤の日が来てしまいました。
昼間の猫達が爆睡する時間帯に数時間外出したことはありましたが、この時は全く気にする様子はありませんでした。
むしろ、いなかったこと知ってます?って感じ。
ですが、今日は夕方から翌日のお昼前までの長時間なので、私がいないことに気づかないわけがない。
ビビリ兄弟、盾となる私がいなくても大丈夫かなー。
預かり猫さん、人間どこいったのー。トイレの片付けどうするのー。とか大騒ぎしないかなー。
大丈夫かなー。
心配ばかりしてもしょうがない。
これは留守番のプロのビビリ兄弟を信じるしかない。
今日、私は仕事です。
3匹でお留守番です。
預かり猫さんは初めてのお留守番です。
お留守番の仕方を教えてあげてください。
お願いします。
何か抗議するような面倒くさそうな顔をされました。
君達だけが頼りなんです。
少しでも生活費を稼がないとご飯が買えなくなっちゃいます。
帰ってきたらいっぱいご褒美あげますから。
お願いします。
何度もお願いをしておきました。
預かり猫さんにも、
今日は仕事に行くので夕方から明日のお昼前まで留守にします。
お留守番をお願いします。
こんなに長時間お留守番したことないですよね。
ビビリ兄弟はああ見えてお留守番のプロなので、何でも聞いてください。
よろしくお願いします。
とお願いしてみましたが
聞いてくれてますー?
ご飯とお水はお昼の分まで多めに入れて、トイレも片付いてるのを確認して、戸締まりも確認して、いざ、出勤。
いざ仕事モードになって働いてると、そんなに気にすることもないんだけど。
暇になった時に、どうしてるかなー大丈夫かなーって考え始めると、早く帰りたーい!ってなっちゃう。
なんだかいつもより長く感じた夜勤でした。
預かり猫さん生活7日目の目標は『お留守番の疲れを癒やしましょう。』です。
お留守番できてるかなー。
ご飯ちゃんと食べたかなー。
ストレスでハゲちゃってたらどうしよう。
ケージの中ぐちゃぐちゃに荒れてたらどうしよう。
パニックでケンカしてケガしたりしてないよね。
最悪のケースを妄想して心の準備をしながら、いざ、帰宅。
玄関を開けると、そこには、出掛けた時と同じ静かな光景。
もともとビビリ兄弟には飼い主をお出迎えする制度はないので、私が仕事から帰ると爆睡をしています。
まずは猫達の生存確認。
ビビリ弟はソファーで寝てる。
ビビリ兄はキャットタワーで寝てる。
預かり猫さんはケージの最上段で寝てたけど、私に気づいて、また寝た。笑
ご飯の確認。
ビビリ兄弟も預かり猫さんも空っぽ。
ごめーん。足りなかった?
多めに入れたんだけどなー。
食欲完全に復活してるじゃん。
トイレの確認。
3匹ともウンチもオシッコもしてる。
よしよし。
みんな優秀じゃーん。
良かったー。
トイレ掃除をして、新しいご飯とお水を入れて、私のお昼ご飯の支度をしていると、ビビリ兄弟が起きてきました。
にゃーーん。
ちゃんと留守番の仕方を教えて、3匹だけでお留守番できました!
って感じでドヤ顔でご褒美のなでなでペシペシを要求してきます。
凄い凄い。ありがとう。教えてくれたんだー。助かりました。とっても上手にお留守番できててビックリしました。さすがお留守番のプロですねー。もう師匠になれますねー。あ、ご飯足りなかったみたいですいません。食欲復活したんですね、良かったですー。ホントにありがとねー。頑張ったねー。
褒めちぎりながらなでなでペシペシし続けて、さすがにもう腕が辛いのでそろそろ…お腹も空いたのでご飯も食べたいんですけど…と言うと、
うむ、よろしい。
って感じで、ビビリ兄はご飯を食べに、ビビリ弟はキャットタワーに登りました。
やっぱり日本語通じてるなー。
では、お昼ご飯。
と思ったら、預かり猫さんが
にゃーーん。
私もちゃんと留守番できましたよ。
と訴えてきました。
そうでしたーごめんねーご飯食べようとしちゃってすみません。
初めてのお留守番はどうでしたか?
大丈夫そうですか?
こんな感じで時々仕事に行きますので、よろしくお願いします。
ご飯足りなくてすみませんでした。
次回はもっとたくさん入れて行きますので安心してください。
ニャン太棒でなでなでしながら謝罪と感謝をお伝えしました。
お昼ご飯を食べて、ちょっとお昼寝しましょうと思って寝っ転がったら、なんと幸せな景色でしょう。
ビビリ兄、そんなに近くにいるのにビビってなくない?
ビビリ弟も普通にくつろいでない?
預かり猫さん、お腹見せちゃってるじゃん。
なにー。
なんだかみんないい感じじゃーん。
私の知らない間に何があったのー。
私の悪口大会でもして仲良くなったのー?
え?私いない方がいい?
そんなことないよねー。
みんなで仲良しになろうよー。
青空と穏やかな猫達に囲まれて、とっても気持いいお昼寝ができました。
しあわせーーー。
なぜそこにいらっしゃるのでしょうか。
気持ちの良いお昼寝から目覚めて、改めて3匹にお留守番のお礼をして、インスタ用の写真を加工していた時です。
預かり猫さんが2階からこちらを見て、
にゃーーーん。にゃーーーーん。
と何か訴えているので、
どうしました?
と近くに行くと、3階から「こんばんはー。」と5cm程の茶色いものが話しかけてきました。
え?!なんでそんな所にいるんですか?
何があったんですか?
くっついてきちゃったとか?
間に合わなかったとか?
まさかワープ??
もーどうでもいいから早く片付けちゃってください。
なんだか怒っていらっしゃるようなので、すぐにティッシュでひょいっと捕獲して、除菌シートで拭き掃除しました。
謎のこんばんは事件でした。
あとがき?
どうやら追い込まれると力を発揮するタイプの人間なのかもしれません。
3日分書けました。
現実との差が縮まりました。
このままサボらなければ現実に追いつけそうです。
ですが、預かりボランティアだけでなく、実際に保護猫カフェに行ってのボランティアも始めたので、その事も書きたいなー。
次回の内容は、預かりボランティアの続きなのか、保護猫カフェでのボランティアの様子なのか、どちらになるのか今のところ未定です。
どちらか先に完成した方が投稿されます。
よろしくお願いしまーす。
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