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果てしない光を追い掛けた夢。

思い返して。。。

子供時代に、不思議な質問を繰り返す級友は居なかったろうか?


〝長生きしたい?〞

〝人生、細く長く?太く短く?どちらがいい?〞

〝どのように死にたい?〞

〝どのように生きたい?〞

〝生きているうちに、なりたくない状態は何?貧乏?病気?孤独?〞

〝人生において、良いことと悪いこと、どちらが先に来る方がいい?〞

〝何歳頃、運命の人に会いたい?〞

〝運命の人だけに好かれるのと、運命の人以外のたくさんの人から好かれるの、どちらがいい?〞

〝夢は何?〞


あの、妙味な質問を繰り返した級友は、今も生きているだろうか?

あの級友こそ、〝何者〞だったんだろう?

神様からの使い、〝天使〞だったんじゃなかろうか?


お空の上で聞き漏らした願望リストを埋めるために舞い降りて、

一人一人のリストを埋めるために、日々を費やしていたのではなかろうか?


不思議と。。。彼、彼女らが問い質した質問の、〝応答通り〞の人生を私は進む。

〝~なりたくない。〞は、叶わない。

必ず、応答で避けたはずの因子を踏んで、人生を辿る。

不思議なのはその質疑応答の解釈の仕方が、実に説法的なのだ。

〝運命の人だけでなく、他の多数の人からも愛されたい。〞と、答えれば。

それが私の不足分として、いつまでも補えない課題として道に鎮座する。それは私の〝人生の形式〞となる。


知らず私は、

その質疑応答で、己が人生を選択していたんだ。


実は、その上を行く不思議な話がある。

いつしか、自分が見た夢と誤認してしまいそうになる、それは偽りの記憶かもしれない、夢の話の記憶がある。

確かその夢の内容は、その、彼、彼女らから聞かされた話ではなかろうか。


漆黒に潰された視界の中心には、

まがいない、確かな光の点があった。

それは、空しい我が身を忘れさせるほどに明るく強く輝いていた。いつまでも。。。

いつまでも。追い掛けても、追い掛けても。

自分はその光の粒に辿り着けなくて。

果てしなく、永遠にも思える時間を自分は、その光を追い掛けることに費やして、

いつしか消失したのだと思う。

気付いたときには人間だった。

もしかしたら、追い掛けていた光の粒が広がってきて、光に包まれた自分が、あの光の中に吸い込まれた時かもしれぬ。


そんな、夢の話。

この夢の話をした彼、彼女らは、今どうしているだろう?


教えて欲しい。。。

否。もう一度問い質して欲しい。

私の、漆黒に潰された人生の中心に留まる、光の粒を探すために。。。

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