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Vol.1 新人でも社長は「社長」

「10年後の自分はいったいどんな人生を歩んでいるだろう?」

10年前、27歳で社長になっている姿なんて想像してただろうか。もちろんしていない。ただがぶしゃらにサッカーボールを追いかけて、その時の夢に向かって挑戦していた。10年後よりも「今」生きることに必死だった。

3年前、サッカーで夢潰えた僕はフュービックに入社した。その時も今の未来なんて想像していない。ただ目の前のお客様に喜んで頂きたかった。その時も、未来よりも「今」生きることに必死だった。

1年前、シンガポールで2年目を迎えた僕はまさに戦いの渦中だった。どうやったらスタッフが「働きたい」と思えるお店になるのだろう。結局その時も、未来ではなく「今」だった。

そんなサッカー馬鹿も今月から「社長」だ。もう一度言うが、こんな人生なんて想像していなかったし、狙ってなったわけでもない。「運が良かった」のだと思う。

でもふと思う。「いったい社長って何なんだ?」よくわからない。このわからないことから不安が生まれる。「社長になろう!!」って勉強をしてきたわけでもなければ、ましてやつい先日までトレーナーとして第一線にいた。

だから、社長なんてやったことがない。ゆっくり勉強だ。少しずつ慣れて行こう。まだ「新人社長」なんだし…。そんな気持ちがあった。でもそれはただの甘えだった。

昨日、シンガポールでお世話になっている社長さんにご飯に誘って頂いた。そこで言われた、「新人だろうと社長は社長!」。心を見透かされたようで、急に背筋がシャンとした。その方の言葉には続きがあった。

「必ず結果に対して成功か失敗の評価が下る。会社全体に成功の評価が下ることが社長の責任。その為には目の前の事を一つ一つ必死になり、成功に変えていく以外にない。」

これまでもそうだった夢は追いかけながらも、とにかく目の前の「結果」に拘り続けた。その結果今ここにいる。だとすればやることは変わらない。目の前の事に必死に、そして、「結果」に拘って生きよう。

僕が憧れた社長さんたちの様に、輝いて見える社長でありたい。確かに皆さん仕事が大好きで、仕事の話をしてる時が一番輝いていた。きっと働くこと、自分の仕事が大好きなんだろう。僕も大好きだ。

いったい10年後の自分はどこで何をしているのだろう…。


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