Vol.5 時間的リスクを考えよう
早くも社長に就任して1か月が終わった…。
お店の結果を振り返れば売り上げも伸び、ちょっとは順調と言えるだろうか。でもそれ以上に内部の事で動き回った1週間だったように思う。
でも毎日、毎日考える事「経営」っていったい何なんだ?この答えが未だに全く見いだせていない。確かにいかにいい会社を作ろうか。いい店舗を作ろうか。どうやってお客様に価値あるサービスを提供しようか。その為には社内で一体何ができるのか。何をするべきで、何を削るべきなのか。毎日毎日そんなことを考えて、紙に書き殴ってみて、相棒Alanと話しては動いてみている。
実際に6月から始まる「新人シェア会」はこの1か月あーでもない。こうでもない。いいながら形になったものだ。だけど…。これが経営なのか?ほかにもある、人財採用をしなければいけない!ということで採用にも舵を切った。集客力・業態認知が弱いからマーケティング会社と組みマーケティング委託に加え、内政化を目指しコンサルに入ってもらう。
こんな感じでこの1か月様々なことで動き、そして社長から言われていた「仕組化」を目指してきたものの…やっぱり「経営」って何なんだ?この問の答えは一向に出ないばかりか謎は深まるばかりだ。
だって、育成に関してはトレーナーだし、採用は人事、集客・業態認知はマーケティング部門だ。こうやって仕組みになり結果を生みだせば独立した部署となりうる。では、僕はいったい何なんだ…。
「まずは自分ができる事」このアドバイスを胸にまずは自らすべてに首を突っ込んでは話を積極的に聴き進めながらも、リーダー的な存在をその中で育てようとしている。でもこれがそのリーダーで進められるようになった時、僕はいったい何なんだ?
きっとその時にはまた別の課題が目の前に現れ、それの解決策を探してはチームを発足、そしてそれを軌道に乗せる。それが経営なのか?なんか違う気がする。これでは優秀なマネージャーの域を脱していないのだろう。
丁度黒川社長がシンガポールにAlanの結婚式の為来ており、その際オンデーズさんの海山社長と一緒に行ったBarでもおっしゃっていた。「トムは経営はこれからです」この言葉がすべてだろう。
これがずっと頭の中を巡り続けていること。ただ、一つ学んだことがある。それが今週初めて参加した子会社役員会で黒川社長がおっしゃっていた言葉だ。「お金的なリスクは把握しやすいが、時間的なリスクをしっかりと理解しなくてはいけない」。
今までは悠長に考えて、決断して、実証して、改善して。こんなペースでよかったのかもしれないが、このスピード一つで大きな損失を出しかねない。それをこの子会社役員会で学んだ。それが今回踏み切った「採用活動」だ。
でもこの決断をしたことで、大きなリスクが生まれたことがはっきりと分かった。だからこのリスクをどう対処するかを今血眼になって探している。つまり、こうやって決断をすることで、新たな問題を明確に浮きぼらせる。つまり、決めないことが一番はっきりとせずにリスクなのだ。
これが今週の学びでした。来週はこの為の行動の週。考えながら行動していないと間に合わない。動いてみて、危険を察知するセンサーをしっかりと張らなくてはならない。なんて仕事って楽しんだろう。
今週もノンストップで走り切ります!!初めての採用。ワクワク。
Tom Yoshida
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