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ノーマーク爆牌党から学ぶ麻雀【若干ネタバレ含む?】

本作は第1回最強位を取ったことでも有名な片山まさゆき先生の作品で『近代麻雀オリジナル』にて1989年から1997年にかけて連載されていた作品です。

単行本は全9巻ですが、これがまた長すぎず短すぎずギュギュギュっと麻雀の本質が凝縮された作品なのです。

ものすごくざっくりとあらすじを紹介しますと、主人公の鉄壁保くんが大学生からプロになり、同時期に風の様に現れた超天才「爆岡弾十郎」を倒そうと奮起する漫画なのです。いくつかの読み応えポイントを紹介します。

①それぞれのキャラがたっている!!

ルパン三世しかり、カウボーイビバップしかり、三匹が切る!しかり、サブキャラが立っている作品は名作が多い。

この作品も主人公の鉄壁は「爆守備」という武器が有ったり、ライバルの爆岡はいわずもがな「爆牌」使い。他にも稲瀬さん、茶柱さん、大介と脇を固めるサブキャラがめちゃくちゃ個性派ぞろいで面白い。(箸休プロはそっとしておいてあげて)何より私が一番大好きなのは

「八崎 真悟」プロなのです。

兎に角名言がめちゃくちゃ多い。=ナルシストなんですが、そんなところもまた良い!

代表的名言「リードは守るものではなく、広げるものだ」

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これよく私もトップ目あがり止めせずに言ってたな(笑)あといい配牌の時に言う「伝説だ、ザッツライト!」とか(笑)追っかける時に「私は流れに逆らって泳ぐこともできるっ!」なんかも汎用性高かったな。

キャラ一人一人が恰好良く惚れ込んでしまうこと間違いなし。

②闘牌がしっかりと作りこまれている

馬場プロが監修にかかわられていることもあり、また、作者も麻雀への造詣が深いため闘牌が本当に考えられて作られているんです。

③鉄壁や爆岡の人間模様

努力タイプの主人公、鉄壁くんが苦悩の中成長していくんですが、実は完璧超人の爆岡もまた、物語の中で弱さや苦悩を垣間見せるといった人間ドラマの部分もあるんです。

④流れとデジタル

本書の中でも「流れ」と「デジタル」の考え方についていろんな角度から表現を変えて出てきています。そこも見どころの一つで、特に麻雀を覚えたての方に読んでいただきたいと思います。

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最後に

最初にも書きましたが、本書は9巻と短いながら麻雀の奥深さが凝縮されており、麻雀漫画のバイブルとして大事に持っており、何度読み返しても面白い漫画です。読んだことのない方は是非一読ください。きっと麻雀ライフがより充実したものになるでしょう。


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