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【テレビドラマ感想文 シガテラ】

久しぶりにドラマ感想文などを。
今日は「シガテラ」について


まず原作である「シガテラ」は、古谷実さんの漫画だが、この古谷実さんは、我ら40代男性にとって、稲中に始まり、僕といっしょ、ヒミズ、となぞっていく王道漫画家でファンが多い漫画である。先のヒミズも実写映画化されており、染谷将太さんの怪演は強烈に覚えている。

なので今作テレビドラマ実写化ということでとっても不安だったのだが不安が的中しつつある。。。

【キャスト】

主役の2人

まず、主役。醍醐虎汰朗さんというらしい。私は初見だったがこのシガテラの主人公「荻野」とはかけ離れすぎている。

主人公のおぎぼーはいじめられっ子で、時に嘘もつき、何かに怯えているような学生なのだが。醍醐さんではイケメンすぎる。もっと朴訥として時に卑怯な一面をもつ、それでいて南雲さんとの出会いで少しずついじめられていた境遇に立ち向かっていく、そんな感じなのになにか薄っぺらい。

なんだったらちょっとブサイクで情けない部類の人間でないとそもそも成立しないのだ。

そしてヒロイン。ことごとく私の好きなドラマにでてくる関水渚さん。彼女が悪いわけではないが、またも南雲さんとは全く違うキャスティングでどんどん嫌いになっていく。彼女が唯一良かったと思ったのはコンフィデンスマンJPの王助役くらいか。


彼女はバイクの免許取りに来るし、茶髪。エネルギッシュな女性なので関水さんでは少し人として華奢なのだ。

いじめっ子谷脇。

んーもっとなんかこう汚らしくてバカっぽいのだけど肚が座っていて動じないというのが谷脇なのだが、バカっぽさしか今のところなくてちょっと心配だが、まだその部分はこれからなので楽しみではある。

谷脇の彼女、アキコちゃん

アキコちゃんはこの後の展開で重要なのだが、まずうーん。こここそゆるーいきれいどころを持ってくるべきポジションなのだが、うーーん。日本の女優さんでお綺麗な方は清楚・清純派ばっかりなのでこういった役があると演じられる人がいないのも悲しいですね。

ただ「高井」。彼だけは素晴らしい。

このドラマで最も素晴らしいキャスティング。演技も良い。多様性だルッキズムだと騒ぐわりに、美男と美女ばっかりが山ほどあふれ、こういった個性のある役者さんはまだまだ少ないと感じる。もっと脇役を評価してあげてほしい。

本当に原作が良いだけあって残念。。。。

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