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天国へ向かう妻へのラブレター💌   #42末期

 諸々の検査をすませた、今年1月の初旬!
結果は、次の、来院で…
そして1月中頃…結果を、聞くことに。
それは、突然で、驚くべき結果だった!
「肺に水は、溜まってないですが、骨や、リンパ節、全身に、がんが回っています。キイトルーダで、抑えていた大腸のがんも動き出しています。」冷静に、非情に、淡々と、ある事だけを、伝える、呼吸器科の先生!
その言い方に、憤りを感じながら…
「この状態で、抗がん剤を初めて、妻の寿命が縮まる事は、無いんですか?」と僕、言い寄る
僕を、制し妻「これが、未来の患者の為になるなら?やるよ!」
「待てよ!お前の命だぞ!なに、聖人ぶって、強がってんだよ!これからの人の将来なんか!どうでとイイっ!俺は!」
「イイの?私だって、なんかの役に立ちたい!私の結果で未来の、患者の役に立つなら…!」
その様子を、息子は、じっと見つめ!
呼吸器科の先生は、目を伏せた!
この先生が感情を出すことは、4年付き合ってるが、なかなか見ない?
それだけ、寿命が残り少ないという事なのか?
という事で、最後の抗がん剤治療をすることになった…
 
 ここでちょっと、“がん”には?
“頭の悪いがん”と“頭のいいがん”がいると言う?どう言う事なのか!
“頭の悪いがん”は、発症したら、ただ増え続け
患者を死に至らしめると言う…
だが、“頭のいいがん”は、本体の、様子を見て、増殖を、コントロールして、本体が、もうダメそうなら、一気に、増殖するという?
がんが自分の意思で潜伏するのだ!それで本体が、ダメだと判断すると、一気に、増殖する?
まるで今回の、妻のがんのようだった!
妻ががんに、なりたての時、読んだ本の中に、あった話だ!

 投薬の際は、吐き気止めなどを、併用する為その場では、吐き気などは、無かった?
帰宅しても、「気持ち悪くない?」と聞いても、「思ったほど無い?悪阻みたいに来るのかな?と思ったけど?」だが、髪の毛は、そうは、行かなかった!ミルミル抜けていった!
その内、妻は、シャンプーする事を、辞めた!
身体は、洗うが?
流して無くなっていく髪の毛や!坊主に近い自分の頭を見るのが嫌だったのだろう?
だから、優しく僕が、頭を、濡れタオルで拭く事になった!それでも抜けると!怒られた!「チョット💢!もっと優しく💢!」と妻!
「あっ!ごめん🙏」と僕
まだ怒る元気があるんだなぁと、一安心の僕!
冬休みは、過ぎたが、息子は、休ませた…
いつまで、一緒に、居られるか分からないと判断した!
息子が隣にいれば妻も、安心だった!
この頃、僕は、毎日の様に、「妻のがんを、全部、俺に寄越せ!」と、盲信的に思ってた!
そんな想いとは、裏腹に、さらに厳しい現実が
3人を襲う!
         #43 へ続く

もし宜しければ、サポートの、一部は、書籍化の、実現に、利用させていただきます。これからも、がん患者を、サポートする皆様のお力になれれば、とおもってます!