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天国へ向かう妻へのラブレター💌   #44告白

 在宅の、すべての、手配を、整え!
そして、自分の務め先にも、連絡を取り、ことの次第を伝える…
親方からは?「最後迄付き添ってやれ!コッチは、心配するな!」と心強いお言葉…
後は、家族への、報告が残っている…
このことに関しては、僕自身が、カウンセリングして貰う、必要があった!
終末治療の、トータルカウンセリングが、まだがんセンターの、カウンセリングがあった為、僕1人で行ってくる事に…
妻は「もうコッチで済むようにしたんだから、行かなくても、イイんじゃ無い?」
「まだ、色々分からないことががあるから?行ってくる!」と僕。
嘘を、ついた…
まさか、そのまま伝えられない!
「どう余命について、家族に伝えるか相談して来る!」なんて、口が裂けても言えない…
本人に、伝える事に対しても、わからなかったが、9月に、出産を控えてる、長女に、どう伝えるか?なるべく母体に、負担のかからない様しないといけない?
色々思い出して、話していくと、僕の、頬には、涙が…
これまでの4年間の事が…駆け巡っての涙だった。「頑張られたんですね!」とカウンセラー
「でも…至らぬ所ばかりでした…」と僕。
「でも伝えないとですね?なるべく、悲観的に成らずに…」と僕

 最初は、長女に、伝える事にした…
「ごめんね!赤ちゃん大丈夫?身体は?大丈夫
?悪阻は?落ち着いた?」
「まだ気持ち悪い…でも大丈夫?どうしたの?」
「うん…妻の事なんだけど…あの後、骨に転移が、見つかって、2回ほど、薬を変えたんだけどダメで、全身に、がんが進行してて…
余命が、持って3か月何だって。
だから報告に、電話したんだ!」
話してる途中で、長女の、すすり泣く声が聞こえた?「なんかごめん🙏お腹の赤ちゃんの事考えてチョット迷ったんだけど?つたえてよかったのかな?」
「うん知らなきゃ!切れてた!」
「分かんないけど、なんとか、一日でも長く頑張るよ!」
「こんな時じゃなきゃ、すぐ行くのに!ごめんね🙏ママを、お願いします。他の兄弟には、伝えとく!」
「また何かあったら、連絡するよ」
話した!次は、本人だ!
 息子が、寝たのを、確認して!
「妻?おきてる?」
「うん!起きてるよ!」
「チョット話したい事がある?」
「何?」でも分かってた感じだった!
「あのあと、先生の所に、1人で行ったでしょ?今から話す事を、話してたんだぁ?」
「何?」もう話す事は、わかっている様な顔してた!
「うん!後、3か月だって、余命!」やっとのことで、出した言葉に、妻
「そうか〜?3.4.5.長女の、出産には、間に合わないかぁ…?」他人事の様に話す!
もうとっくに、覚悟は、決めていたみたいだ!
また僕は、泣きそうになったが!
心で泣く様に我慢した…そして、自分を励ます様に「何か生きがい見つけて、余命が伸びた人いっぱい、いるからさぁ!まだ決まった訳じゃ無い!初孫の顔見たいでしょ?もうちょい頑張ってみようよ?」
「うん…わかった!頑張ってみる!」と妻!
「なんか…有難う!そして…ごめんね」
何故か?こんな言葉が出た?
「ツトム謝ってばっかり!笑。感謝してるよ!頑張ろうね!」
やっぱりダメだった…泣いてしまった!
「うん…う〜ん!」
 次の日、息子に、話す?
これは、妻と相談したが、僕が、「アイツも、立派な家族だ!知る権利はある!」
と僕が言ったからだ!
息子は、「大丈夫っ!ママは、死なないっ!
だって、おばあちゃんになるんだから!僕も、お利口さんに、なってないっ!だから大丈夫っ!」その言葉を聞いで!笑顔になる2人!至って真面目な、息子!
1番頑張ったのは!息子なのかも知れない…
         #45 へ続く

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