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自衛官になろうとしている方向け、任期制と曹候補生の違いについて

こんにちは、今日は元航空自衛官の私が実体験をもとに、自衛隊について話していきたいと思います。特に、今から自衛官を目指し、採用試験を受ける方や自衛隊に少しでも興味がある方向けに書いていきます。地方協力本部のおじさんに自衛隊を勧められ、自衛官候補生か曹候補生のどっちで試験を受けようか迷ってるそこのあなた、ぜひ今後の参考にしていただけたら嬉しいです。

自衛官候補生と空曹候補生の違い

自衛隊の採用区分には自衛官候補生と空曹候補生、他には航空学生などがあります。今回は多くの方が悩んだり迷ったりする自衛官候補生と空曹候補生について話していきます。両方のメリットやデメリット、自衛官候補生に向いてる人、曹候補生に向いてる人について話していきたいと思います。

自衛官候補生とは

自衛官候補生は、任期付きの自衛官です。簡単に言うと、契約社員です。試験に受かり、昇任しない限り定年まで働くことができず、いずれ退職しなければなりません。ただし、陸、海、空で任期の年数は変わりますが、航空自衛隊では3年毎に、任期満了金の、約90万円が受け取れます。
採用試験の内容は中学校卒業程度でとても簡単です。自衛官候補生に向いている方は、自衛隊の任務や生活を経験して、いずれ別の仕事に生かしていきたいと考えてる方です。

ちなみに、やす子も自衛官候補生です。




自衛官候補生で運動と面接が得意な人は、昇任も早く、自分の頑張りしだいで一気に同僚や先輩を追い越すことも出来ます。昇任し、曹という階級になると、定年まで働くことも出来ます。契約社員から正社員になる感じです。

任期満了金も欲しい、運動が得意で面接も行けそう!と考えてる方は自衛官候補生がお勧めです。

曹候補生について

曹候補生の採用試験は高校卒業程度です。先ほど説明した任期満了金はありません。ただし、曹候補生として採用されたら定年まで自衛官として勤務することが約束されます。ちなみに自衛官の定年は階級によって違いますが、平均57歳です。
曹候補生も昇任試験がありますが、ほぼ年功序列制です。先輩から順番に昇任していくイメージです。私は曹候補生でしたが、運動も勉強も苦手な先輩が多く、昇任するまでかなり時間がかかってしまいました。
曹候補生のメリットは安定性です。曹候補生は、どんなに運動や勉強が苦手でも、いずれは曹になることができます。自衛隊に転職を考えている人や、結婚を考えている方は曹候補生を目指すことをお勧めします。

次回は実際にいた先輩自衛官のお話をしていきたいと思います。
ではまたお会いしましょう!


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