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やりたくてもできない公立学校でのオンライン授業

ネットニュースを見ていると毎日のように「臨時休校下におけるオンライン授業」についての記事がある。ざっと検索して出てきたものだが、

2つ目の記事は、まさにそう。
私立学校は分からないが、公立学校でどれだけオンラインの授業がされているのだろう。
YouTubeなどで授業動画を配信することを行う自治体は出てきた。

私は、ネット環境については日本も他国に遅れはとっていないと考えている。
問題なのは、

学校におけるネット規制

なのである。

例えば、学校のパソコンでGoogle検索ができない自治体がある。
理由は、「子供が不適切なサイトを検索できないようにするため」である。
おかげでYouTubeも見られない、Googleの無料アカウントで使えるドキュメント、スプレッドシート、スライドなどが使えない。当然、Googleが出している教育ソフトclassroomなども使えない。

いくら教員がzoomなどを使ってオンライン授業ができるスキルを持っていても、学校で反対があればダメ。
もし校長が率先してやろうとしても、教育委員会(自治体)のシステム上できないなどの制限がある。

そんなもの教員のPCやスマホを使えばいくらでもできるのだが、個人情報の漏洩などの恐れがあるので使わせてもらえないのである。

おそらくこの臨時休校の中で、オンライン授業、オンラインでの子供達との交流をやりたい教師は多くいるだろう。
一教師ではどうにもならない制度上のハードルが極めて高いのだ。

是非、この機会に国や文部科学省、地方自治体の教育委員会がオンライン授業に対応できないと日本の公教育は沈没するだろう。

オンライン教材については民間の方が充実している。
タブレットでできる家庭学習教材。
非常に良くできている。はっきり言って、学校の授業の質を超えているのではないだろうか。
しかし、これは有料教材。
経済的に恵まれている家庭では、学校がなくても山ほど民間の教材がある。
学校がそれに負けているようでは、どんどん教育格差が生まれるだけである。

この記事が、学校現場の現実を物語っている。


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