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その言葉

どこまでが自分の場所で
どこまでが自分の時間で
どこまでが自分であるか

わからないような曖昧な輪郭の

この世界を

清潔で鋭い刃で一部切り取ったその切片が

全然僕のものじゃないそれが
僕を映し
僕を切り取り
僕を飲み込み
僕は消えた



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眠れない夜に

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