「櫻坂46=アイドル」は半分ホントで半分ウソだと思う【新せ界 感想】
「あれ、なんで私は櫻坂46を推しているのだろう?キャピキャピアイドルになぞ興味なかったのに。」
先日、櫻坂46展「新せ界」に行き、その謎を少し解き明かすことができたと思う。
ということで今回は展示会感想レポを。
私と櫻坂
欅坂時代・約5年前の2018年10月にYouTubeのオススメに出てきた『サイレントマジョリティー』を聞いてハマりました。
当時高1だった私は、部活動関係でメンタルが不安定でした。欅坂の曲に救われました。正直出会っていなかったら、病みすぎてこの世から消えていたかもしれないです。FC加入・グッズ・CD購入等はせず、ブログやMVや冠番組を見るのみでしたが、改名してからも何だかんだ応援を続けて現在に至ります。
今年は初めて生ライブに参戦しました。現在20歳半なので、人生の約1/4関わっているんですね。そう考えると凄いや。これは観に行くしかないと思い、人生で初めて六本木に足を運びました。
入館後
チケットを購入し、最初のカーテンをくぐると欅坂時代のジャケットが投影されている。後から知ったことだが、この形が渋谷川=最初のジャケット写真撮影地を模しているとのこと。愛に溢れている会場作りだ。
改名時に流れたCMが映し出されたカーテンをくぐった。
のちに櫻坂パートが始まる。
1章 衣装―存在を支えるもの
実際にMV等で使われていた衣裳が展示されていた。
コンセプトがしっかりと決まっており、それを知ってから改めてみると面白いと感じた。いつもはテレビ越し、インターネット越し、ライブでの豆粒といった感じだったので実際の衣装を間近で見たことで、「実在している(た)のだな」と実感できたのも嬉しかった点。少し不思議な感覚。
BAN:プリーツを採用していることでMVにおいて飛翔感を出していたり、
桜月がどこか怖さ・ポイズンさを感じたりと
過去の自分が抱いていた思いはまさに意図されていたものだと気づき、新しい発見ができた。凝っていますよね。
2章 映像とダンス―記憶の残像レイヤー
以降写真撮影禁止。
ここではMVの企画書やラフ画なとが展示されていた。くっっっそ緻密に計算されているのがわかって感激。『なぜ 恋をしてこなかったんだろう?』は80カット以上のコマ割りと実際のカット比較があって、天井まで伸びていた。上の方見えんわ笑笑
特に良かったのは『Start over!』の企画書。メンバー各々にキャラ設定が割り当てられていた。A4サイズ1枚にびっくりするほど細かい字で。「陰キャ」「厳しい先輩」「大人しくて言いたいことを言えない」みたいなね。MV初めて見たとき、表現力凄いと思ったけどその裏側にこういうのがあったからだと知れた。森田:「メガネを掛けてみると良いかも」←最高
また、巨大ディスプレイにダンス練習の白黒映像も投影されていた。スタオバの櫓の練習では柱にしがみつく後列メンバー可愛かった。
下側にはカラー、小さいディスプレイで欅時代のレッスン動画。サイマジョ、セゾン、ガラ割れ、不協和音だったかな?
あと、3rdツアー関連でTAKAHIRO先生のメモ展示もされていた。殴り書きされた字には味があった。メンバーの振りとかのコメントや、演出について細々と書いてあり、妥協なく詰めていく姿勢が伺えた。
3rdツアーの動画↓
ここまでで1時間くらいは費やした気がする。どれも素敵な展示ばっかり。
3章 アートワーク―未来への羅針盤
次はジャケ写の展示。こちらもシングル毎にコンセプトがしっかりとしていて、櫻坂がどこに向かおうとしいていたかの軌跡を辿れる。
『流れ弾』がしなやかさを感じるので一番好き。スタオバでは、ガラリと色が変わり、世界に向けて方向転換している。
今年は海外公演もしたし、色々な所で活躍しているのを見れて楽しい一年だった。世界にもBuddiesがいるのを知り、語学勉強頑張ろうって気にもなったな。(まだ今年は終わらない……!今年こそ紅白……🔴⚪!)
そうそう、『As You Know?』は青写真になっているけど、その作成途中の写真を見れた。完全生産盤についていたブックレットは物語になってたんすね、初耳よ。(Androidユーザーとしてはちょっとしか見れんくて残念、、iphone羨ましい)
下の方には欅時代のシングルが……
4章 彼女らの痕跡―存在と不在の狭間
パリ公演に行った時の街を散策するメンバーのビデオが流れていた。きらちゃん、ボラれた雲メガネかけてた。れなぁがフランスパン抱えていたのも。(そこさくを見よう!)天ちゃんがメンバーにかわいい〜って言っているのがジャケ写ゾーン見ている時から既に聞こえてた笑笑
あとは『思ったよりも寂しくない』で実際に使われたビデオカメラの展示とそこで撮影されたビデオも流れていた。でっかいトランプで楽しんでいるメンバーがかわいかった。
昔のブラウン管テレビに投影してるからか、本当なのかフェイクなのか不思議な感覚になってくる。映像と人間の記憶は改竄できると、マトリックス見ると思っちゃいますよね。
搭乗券風のステッカーは世界を見据えている感じがしてワクワクしてくる。1014=櫻坂発足日とか隠れているし良き。驚いたのは流れ弾の巨大絵が解体可能だったこと。新聞紙に貼り付けてやっていたのは効率良い。欅のデビュー間近に撮られたものとKEYAKI HOUSEも流れていたかな?
5章 大樹
そして、『五月雨よ』ジャケ写でも使われていた大きな一本の木とご対面。
それだけではなく、今展示では欅時代も包括している。木の根のモチーフが会場内に散らばっていて、欅時代の映像や記録が色々刺さっていたのはこういうことだったのか。愛情という名の養分を沢山受け取って大きく育ったという説明にじ〜んときた。
(余談)メンバーは勿論のこと、映像作家さんも手を抜くことなく取り組んでいるのが分かる。映像作家さんがここまで取り組んでくれるのって凄いな。
ここにメンバー座って配信していたから聖地巡礼(?)でもあった。
あとはかりんちゃんがデザインした写真たちもその左側に。与えられたスペースいっぱいに写真を敷き詰めず、余白をかなり残して貼られており余韻を感じる。
6章 ヴィジョン―言葉の光
(休業中のメンバーを除き)メンバー1人1人にインタビューを行い、個人で活躍の場を広げたい、チームとして○○を叶えたいなどをの言葉が一人一人垂れ幕に書かれて展示されていた。見せ方が上手い。
みんな良かったけど、特にれなぁの夢が刺さった。
次こそは人気メンの卒コンとかそういう機会じゃなくても満席御礼状態いける。今年の活躍を見てそう思った。なんせ現状3rdアニラ(ZOZOマリンスタジアム、3.5万人キャパ)で見切れ席・ステージバック席まで売るくらいに成長したのだから。5大ドームツアーとか来年・再来年位にやってくれたらな〜〜 船の上のライブも面白そう!!!
7章―新せ界
最後の白い部屋は、メンバーが「せ」を書くことによって完成する。
元々せという字が世から時間をかけて変化して成り立ったこと、櫻坂も様々な変遷を経ていることから、本展示会のタイトル名になったのが面白いなと思った。
閉会4日前に行ったからか、全メンバーの「せ」が揃っていてタイミング良し。「字には個性が表れる」というが、どデカく書くメンバーもいればシンプルなメンバーもおり、まさにそのとおりだと思った。
おまけ
こんだけ良い展示を見たら図録は買うしかなかった。人生で初めて、展示会の図録購入したわ。今後も折に触れて見返したい! ってか知り合いとかに見せたすぎる。ただのアイドルじゃないって分かるから。
あとは『Cool』のキャラキーホルダーも。ポムかわいい〜𓃡
このMVも良いですよね。音楽も格好いいし。
カフェは金銭的余裕なしなので断念、、フライヤーもらって終了!!
所要2.5h位だったかな?大大大満足の展示会だった。入場料2400円の価値を大いに感じた。帰りは、浪花屋でたい焼き食べて帰りましたとさ。
弊タイトルの考察
写真や映像内のメンバーがかわいい・綺麗・美しい=立派なアイドル
でも、それだけではないって改めて感じた。
妥協せずに良いものを追求したり、時に世間に一石を投じたりする姿勢がメンバーのみならずジャケ写などからも伺えた。これはアーティストって言えると思う。関わっている人が一丸となって「櫻坂46」という世界観を表現しようと努力している。
だから、半分アイドルで半分アーティストって言うのが一番近いかも。
あとはギャップというか振れ幅の大きさも魅力的!
かわいい系からクール系の曲までこなし、自分たちのものにしているのは本当に凄い。キレキレパフォーマンス痺れる。場内の鑑賞者の男女比は体感同じくらいだった。
強い芯を持ったメンバー・グループだからこそ性別関係なく色々な人を魅了していると思う。
展示会では触れてませんでしたが、楽曲も良いですよね。
私は「条件反射で泣けてくる」がカッコよすぎて好きです。
今度は音楽面でも解説とかたくさん見れたらいいな~
ただのアイドルじゃないってことがよく分かる展示会でした。
最高!!!!!
今後の活躍も楽しみ!!!!!
ここまで非常に長い文章を読んでいただきありがとうございます🌸
コメントで推しとか好きな曲とか教えてもらえると嬉しいです!!
ではまた!
とむ
2023/11/04追記
会場を順番に進みながら新曲を披露している…
新せ界の振り返りにもなるし、カメラワークも良すぎる。
過去の歴史を背負ってのパフォーマンス、新しいステップに行こうとする気概をひしひしと感じ痺れた。是非こちらも見てほしい!!!
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