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【フィールドノート】#02 台北①

4泊5日、丸一週間の出張は久しぶりだ。台湾はちょうど3年ぶり。

今回は、人に会うこととクライアントの台湾拠点に行くこと、あとはブラブラ街歩きフィールドワークという、クライアントワーク半分ゆるりモード半分という感じで。

ここで書くフィールドノートは、ぼくがそのとき見て、そのとき感じたことを記述することを目的としている。なので、こうすべきとかああすべきとかは特に考えず、「自分がそう感じたのだ」という一つの事実を書き記していきたい。いわゆる人類学でいうエスノグラフィなフィールドノートとは異なることは事前に理解していただければと思う。

さて、Day1。

台北 松山空港に到着。


台湾 松山空港に到着し、空港で為替両替とプリペイドSIMカードを購入。台湾元は、台湾で変えた方が安い。この時は、羽田が4.1円/NTD、台北が3.7円/NTDと1割違う。そして、プリペイドSIMカードは、SIMフリーならオススメ。空港到着ロビー出てすぐ左手に中華電信のカウンターがあり、そこで5日間300NTDでゲット。設定も店員さんがやってくれた。楽チン。4G使い放題。日本ではMVNO使っていて容量制限あるので、なんというストレスのなきことか。笑
羽田ー松山便は、日本人ビジネスパーソンが圧倒的に多い。羽田も松山も街に近いから便利。

あとタクシーはいっぱい走ってるけど、Uberが高くなくて、すぐ来るし、車も新しいきれいな車多いし、決済もネットで完了するし、で便利。なぜかこのときはイエローキャブりましたが、何か。

台湾ランチへ。

ホテルにチェックインし、荷物を置いて、遅めのランチへ。るうろうはんと青菜炒めと煮卵で95NTD≒350円。それほど物価は安くはないが。うまし。

その後、タピオカミルクティーを飲みながら、前回訪れた永康街へ。35歳のオッサン、タピオカミルクティーでウキウキお散歩。(地元 浅草にもタピオカミルクティー屋さんが乱立してていつも飲んでるのだけれど、気分だよ気分)

花粉症のぼくにとっては、花粉の飛んでいない台北は天国。しかも、この日は天気が良くて、ほんとにウキウキしてしまった。不覚にも。

さて。永康街へは、妻への土産、ハンドクリームとアロマオイルを買いに。なぜかアロマオイルとハンドクリーム買ったら、石鹸とかボディソープとかミストとか4品もおまけでつけてくれて、お得感。暇そうにしてたところに馴れ馴れしく色々聞いて仲良くなったからだと思う。

ぼくが感じたところだけでいえば、なんとなく台北の人たちは大阪の気の良い人たちに気質は似ている気がする。ぼくの住む浅草とも近い。みんながみんなそうというわけではないと思うけど。ぼくの本当に好きな街。海外にいる感覚がないくらい。親日の方も多く、日本語もわりと通じる。だけど、だいたい中国語で話しかけられるし、油断して日本語で話しかけてみたものの日本語わからない人もいるので、えっ?ってなることもある。おかしな話ではあるが、NYのように全ての人に潔くネイティブスピードで英語を話しかけてくれた方が勘ぐらなくて楽なのかもしれない。と思うがそれは多分幻想だろう。

永康街は落ち着いた少し洒落た若者向けな街。天気も良く、公園もあって長閑な雰囲気が良き。カフェやスイーツのお店もあるし、散歩やお茶にはいいところ。

なぜか故宮博物院へ。

そのあとはホテルに戻って仕事をしようかと思ったけれど。なんとなくUberで故宮博物院へ。行きの機内で読んでたアート歴史の本に書いてあったのをたまたま読んで気になってしまい。

故宮博物院は、まずでかい笑。上野の国立博物館もエントランスから建物までがやたらと遠いけど、台北故宮も遠い。写真だとわかりずらいけど。

そして、色々ありすぎてお腹いっぱい。博物館あるある。中国本土から蒋介石が亡命した時に持ってきたものたちらしく、ナショナルミュージアムとしては小ぶりな物が多い。書や陶磁器が基本。残念ながら、名物の白菜と角煮の翡翠は別の展示に持っていかれており、現物は見れなかった。「白菜かよ、角煮かよ」とふざけてたバチがあたったのか。そんな残念なこともあったけど、ホテルに戻るタクシーの中からみた夕陽がきれいで癒された。

古巣の先輩駐在員と雲南料理。

そして、Day1のしめは、前職でお世話になった先輩に会いに。雲南料理をいただきながら、4年の駐在生活や今後の話などを。

3年前に台北に来たときにも色々と話したのだけれど、当時のぼくは独立したてで色々とガムシャラで。九份(茶屋のある観光地)で、仕事の提案書を猛烈に書いていた記憶がよみがえり、さらにそのあと台北でサウナで宴会をしたのであった(笑)。何してたんだろう、と遠い目をしながら、時がたつのははやいのかどうなのか。不思議な感じに。

なにはともあれ。台湾ビールのうっすい味(安定)に、乾杯。

なお、定例のweb会議とも重なり、なぜか台湾支局から生中継。

まったく何してるんですかね、、、

仕事しろ、仕事、、、(これも仕事だよ


・・・Day2へ続く・・・

さて、今回のフィールドワークでは、フジフイルム「写ルンです」を導入している。もちろん愛機のLeicaでも撮影しているので、「どの写真が写ルンですだろう?これはLeicaか?」などと勘ぐりながら、ぜひもう一度写真をみていただけたらと思う。

そう、写真は記録ではないから、記憶をたよりに書く。フィールドノートも記憶の記録であるんだろう。

all photo by tomohiro sato.

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