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【ホラクラシー組織】なぜ上司がいないのに仕事ができるのか

やあ、カラビナの mochi だ。インターネットでは TomPenguin という名前だったりするんだけど、ここもインターネットなのでややこしいね。

カラビナではホラクラシー組織を採用している。ホラクラシー組織がどんなものかについては、インターネットにたくさん情報があるのでそっちを参照してほしい。

ホラクラシー組織に上司はいない。それでも全く問題なく、むしろ上司がいる時よりもずっとパフォーマンスを発揮して仕事ができるんだ。不思議だろう? 今日はなぜ上司がいなくても仕事ができるのか、サークル/ロールごとに設定される目的(Purpose)・領域(Domain)・責務(Accountability)を説明しながら説明していこうと思う(今日は、と言って、インターネットで記事を書くのはこれが初めてなんだけどね😉)。

目的・領域・責務とは何か

ホラクラシー組織では、役割(サークル/ロール)ごとに目的・領域・責務を設定する。内容は以下の通りだ。

目的(Purpose)
その名の通り、その役割がなぜ存在するのか、達成しようとしているゴールはなんなのかを定義するもの。

領域(Domain)
その役割が独占的に所有するもので、部外者に勝手に触られたら困るものとかを決めておく。例えば、マーケティングサークルだったらSNSアカウントなど。

責務(Accountability)
その役割がやらなければいけないこと。例えば、マーケティングサークルだったら製品の宣伝をSNSで行うことなど。

内容についてはわかったけどさ、正直こんな小難しいこと決めなくても仕事ができるよねと思ったそこの君。鋭いね、良い指摘だ。

なぜ目的・領域・責務を設定する必要があるのか

ホラクラシーにおいて、上司は存在しない。じゃあどうやって組織をコントロールしていくのかというと、目的・領域・責務が上司の代わりになって従業員の行動を規定するんだ!これってすごいことだと思わない??

普通のヒエラルキー組織は上司によって直接指示されたり時には暗黙的に指示されて仕事をするので、こんなことは決めなくても仕事を進められるんだけど、ホラクラシー組織の場合はその上司がいないので目的・領域・責務が決まっていないと仕事をすることができないんだ。

なんでこんなことになっているかって?それはね、下のようなメリットがあるからなんだ。

・自身の裁量で意思決定することができる
・面倒な根回しが不要になる
・同僚同士の仕事上のいざこざが減る

自身の裁量で意思決定することができる
目的・領域・責務が上司の代わりになるので、その範囲内での意思決定は上司が決定したものと同じなんだ。上司がボトルネックになって仕事が進まないなんてことに悩む代わりに、自分のやろうとしていることが正しいか目的・領域・責務に照らし合わせて確認すればいい。

面倒な根回しが不要になる
各役割は目的・領域・責務が重複しないように設定されるので、根回ししなくても誰かが困ることがないようになってるんだ。これは勝手に決められたら困るかもってことがあった場合は、ガバナンスミーティングといううまく調整されたプロセスによって目的・領域・責務を変更したりする。

同僚同士の仕事上のいざこざが減る
あと、これは意外な効果なんだけど、同僚同士の仕事上のいざこざも発生しづらくなるんだ。同僚にイライラする時って、これをやってくれると思ったのに!って時が多いと思わないかい? 仕事内容が明文化されることによってみんなその期待値通りに仕事をするようになるから、こんなイライラも自然と減るんだ。

まとめ

上司の代わりに目的・領域・責務を設定するのがホラクラシーだ。この仕組みによって面倒な上司は不要になる。やったね! 次は、その目的・領域・責務を具体的にどのように決定したらいいかについて書いていこうと思う。ただ、このキャラのままでいくかは正直迷ってる。突然お役所の人みたいな堅い感じになってもびっくりしないでくれよな!

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