ドーナツの穴を開けるゲームをつくりました
日本ドーナツホール工業、そんな会社はない。
というわけで、1週間ゲームジャムの記録です。1週間ゲームジャムとは、1週間でゲームをつくるイベントです。
アイデアを練る
今回のお題は「あける」。というわけで早いうちにアイデアを決めます。
どれも思いつきに留まり、企画はさっぱり決まらなかった。土曜日まで。
いきなり1週間ゲームジャムにあるまじき時間の使い方をしてしまいましたが、そのうちTwitterを眺めていたら、美味しそうなドーナツの画像が流れてきたので「ドーナツに穴を開けるゲーム」を思いつきました。
多分ドーナツはこういう作り方じゃないと思う。
しかしこの時点で残されているのはわずかに1日、細かいことを気にしている場合ではないのでさっさと作り始めます。
制作
というわけで、さっさとモデルを作ったりコードを書いたりしていきます。
時間もそんなに無いので、今回は「ドーナツに穴を開ける体験の気持ち良さだけできていればOK」というゆるい目標を設定。
▲Blenderでドーナツを整形します。
▲Unityでマテリアルをよしなにします。テクスチャが歪んでいる。
ちなみに今回はURP(Universal Render Pipeline)で制作を進めているので、ShaderGraphなども使用しております。具体的には流れるコンベアと、後述の虹色ドーナッツ部分。
Shaderと聞くと怖そうな雰囲気を感じてしまいますが、UVスクロールくらいなら見よう見まねでも実装できちゃいました。
▪️穴が開いていないモデルと開けたモデルを重ねてfbxで出力
▪️ポールの当たり判定に触れたら、プニッとするアニメーションと共に穴が開いていないモデルを非アクティブにする
というお手軽実装ですが、意外とそれっぽくなりました。
ちなみに、横で謎のドーナツ頭がファイティングポーズを取り続けているのは「お邪魔アイテムが流れてきたら右クリックで排除する」というアクションを実装しようとしていた名残です。コードを書こうとした瞬間に「これ入れたら絶対間に合わないわ」と直感したのでボツになりました。
レベルデザイン
こうしてドーナツに穴を開けるしくみが完成しましたが、このままでは連打するだけで無限に遊べるクソゲーになってしまうので気持ちだけでもアクセントを加えていきます。
そうして加えられたのが、
▪️3倍のポイントが手に入る 黄金ドーナツ
▪️画面の色とゲームスピードが変わる 虹色ドーナツ
▪️叩いてはいけない 大根
の3つです。細かいことは考えてはいけません。
とにかく、これらに通常ドーナツを加えた3種類のドーナツ(+1大根)をほどほどランダムに流すことでゲームに波を生み出します。
完成
あとはランキングやツイート機能、リプレイボタンなど最低限の機能を載せてしまえばゲームループが回ります。つまり完成です。
実質わずか1日足らずの超突貫ペースで制作したにも関わらず、想像以上に多くの方に遊んでいただけているようです。ありがとうございます!
そしてハイスコアランキングにはドーナツ廃人が並んでしまいました。気をしっかり持って欲しい。
あとがき
というわけで、実質1Dayでの制作にしてはそこそこまとめることができたのではないでしょうか。ツッコミどころは探せばキリないですが、ドーナツに穴を開ける気持ち良さだけは作れたと思います。
反省点としては、
▪️演出で目がチカチカする
▪️大根が来ない限りは連打ゲー
▪️右クリックと左クリック誤植してますよ
などのご意見をとくに多く頂きました。全くもってその通りです。
次回はアイデアを早めに固めて、もっとゲーム性を詰めていきたいですね。
おまけ
ドーナツ、型抜きして作るらしいですね。
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