ケアマネに必要な自己覚知
どうも、ともぞ〜。です
ケアマネは相談援助職として、あらゆる人と関わる仕事をしています。
ケアマネは「利用者の選択の尊重」が求められるため、そのあらゆる人が何を考え何を選択するのか知らなければなりません。
そのような時に、自分のことを知る「自己覚知」の意識を持つことがとても重要になってくるのです。
自己覚知ができないと
自己覚知が不十分、あるいは個人の価値観の影響力に無自覚な場合、相談援助職としての心構えができず個人の価値観に基づいて実践してしまうことがあります。
例えば、「デイサービスに通っておけば、体力を保つことができる」「親の介護をすることは、子としては当然のこと」などという考え方は、あくまでも一つの考え方です。
自分の軸となる考え方を持つことは大切ですが、人の考え方は違うという意識を持つことも同じくらい大切です。
「親の介護をすることは、子としては当然のこと」という考え方で、「親の介護をするのは、子の役割ではない」という考え方の利用者家族と関わってしまうと、必然的に反発し合います。信頼関係の構築が困難となり、マネジメントがうまくいかなくなってしまいます。
価値観はどのように作られる?
身近に接してきた家族や友人の価値観、生まれ育った地域の文化などに大きく影響を受けながら、個人としての「価値観」を形成しています。
このような価値観は、ものごとの受け取り方や態度、行動にも影響を与え、相談援助職にも大きく影響を及ぼします。
常識を逸脱した人に会ったら
とはいえ、ケアマネの考え方や価値観と、あまりにもかけ離れた人と出会うこともあります。
十人十色、千差万別という言葉があるくらいですから、様々な考え方があって当然です。
では、そのような時にケアマネはどう考えればいいのでしょうか?
ケアマネは、目の前の人を一人の生活者として
「どのように生きているのか」「どのように生きていこうとしているのか」を理解し続けることが大切になります。
でも、それが大変なんです。
相手に興味や関心を持たないと、理解することができませんから。
興味や関心を持つことは、「知らないことに対して、楽しみや驚きの気持ちを持つ」ことが大切と考えています。
どのようなことでも良いのですが、日々の生活の中で「初めて知った!おもしい!」ですとか「こんな不思議なことがあるんだ!」などと、普段の生活の中から、楽しみや驚きを引き出していくことが良いです。
そのような感性を身につけていると、いざ利用者と相対した時に否定的な感覚が薄れ冷静な分析ができるかと思います。
普段の生活の仕方が、そのまま仕事に直結するというわけです。
以上、ケアマネの基本的な心構えである「自己覚知」について整理しました。
最後まで、ご覧いただきありがとうございました。
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