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第19回書き出し祭り第3会場 全作品タイあら感想

9/2(土) 、ついに第19回書き出し祭りが始まりました!
既に第1、第2会場のタイあらは公開しており、こちらは第3会場向けタイあら感想です。
第1、第2のタイあら感想は最後にリンク張ってますので、そちらからどうぞ!

では今日も元気に、第3会場いってみましょう!


第3会場

3-01 Sと、Fと、

あらすじはなし。つまるところ、SFなんでしょうか?
もしくは、キャラクターの頭文字をとって、SとF?
とにかく、本文を待ちましょう!

3-02 /The_Master_Protocol

バトロワ系でしょうか。植物状態となった姉を元気にするために、勝てばどんな願いも叶えてくれるゲームに身を投じる主人公。
条項がコードで、条文がプロトコルらしいです。プログラミングとはまた違った定義なんですね。頭良さそうな展開が、書き出しから見れるのでしょうか? 期待です!

3-03 あたしは悪女よ?……いいえ、反省して幸せになれるようです。

※すみません、編集中に消えてしまったので書き直しました。
姉の婚約者を奪って幸せを掴んだかに見えたエルダは、成り行きで死んだ。
悪女は幸せになれないと思うエルダだが、とある存在によって否定される。その後生き返ったエルザは、幸せになってみようと思った。との事。
生まれ変わり後も悪女なのか、それとも聖母のような女性になったのか。
前世悪女設定を、どこまでストーリーに組み込んでいるか、期待します!

3-04 近衛騎士の剣星様は求婚されたくない~24歳と365日目の出来事

どことなくコメディ感が漂うあらすじ。女性近衛騎士サラは、姫様の結婚前に嫁ぎ先を決めなければならない。なぜなら姫様はサラが心配で、おちおち結婚してられないから! という力技。もう二人で結婚しろ。
そんなサラにも幼馴染がいるようで、そいつで手を打っておくのか? それとも意外な展開が待ち受けるか? 本文公開が楽しみです!

3-05 私のルームメイトはどうやら未確認生命体なんだとか

ようやく来ましたミステリー! ルームメイトの門真くんは未確認生命体。飛鳥梓さんの死を解明するため、彼に協力を求める主人公。
正直、あらすじに出てきたカタカナのセリフはいっこも分かりませんでした!
ミステリの探偵役 or 助手が未確認生命体となると、どんな推理が飛び出すのか。皆目見当も尽きません。その片鱗、書き出しで読めるのか!?

3-06 愛の帰り

あらすじなし作品。
愛の帰りかあ。なかなか帰ってこないな、アイツ。
みたいな冒頭でしょうか?
ヒューマンドラマなしんみり感動作品とみました!

3-07 re:ゲロから始まる高校生活

誰もが知る名作をモジったタイトルといい、ゲロコメディと評するあらすじといい、手法も題材もシンプルにきたないですw 愛称はリゲロ以外ないだろこれ。
クラス1の美少女から告白され受け入れた途端、彼女をゲロ塗れにする主人公。避けきれないビーム状嘔吐だったんでしょうね。そもそもなんでなん? の謎が、書き出しで明かされるのでしょうか? 
きたないけど、きたいはあります!

3-08 勇者のメイド

ほう、あらすじだけで面白い。
色々あって勇者が見つからない国で、王城の聖域でメイドが聖剣を守っていました。おそらく、勇者以外抜けないのが聖剣なのでしょう。その聖剣の手入れを怠らないメイドは……というお話。勇者に仕えるメイドではなく、勇者がメイドなわけですね。「俺、またなんかやっちゃいました?」のメイド版。メイドTUEEの系譜でしょうか。メイドスキーは本文公開が待ち遠しい!

3-09 ヤンデレ監禁エンドから始める極楽だらだライフ

乙女ゲーの主人公聖女に転生した、元社畜女子。ゲーム知識を生かして立ち回る……かと思いきや、既にハッピーエンドを迎えてる。
悪者は捕まってて、主人公はイケメンと一緒にのんびり極楽だらだライフ。
これって最高じゃね? 最高ですが、それでは物語になりません~!
でもタイトル読む限り、スローライフ系でずっとだらだらしてそうではある。ここからどう話を動かしていくんでしょうか? 見ものです!

3-10 美少女のはらわた

あらすじは一言。信じられるかい、僕の幼馴染は地獄におちてたんだって。
うーん、つまりゾンビなのかな? はらわた系でゾンビじゃないのって珍しいよね?
そもそも美少女=幼馴染かも分からんし。ミスリードの可能性もある。
これはもう、本文公開待ったなし!

3-11 傷心パティシエール、異世界転職しました。

パティシエールが、クリスマスに彼氏と過ごす事なぞ許されるわけもなく。案の定別れた彼女は、気付けば異世界へ。女神に異世界のお菓子を作れ! と言われる。
なぜその場で手作り。デパ地下購入じゃダメなのか。そもそも、女神が現世にいって飲み食いすればOKでは?
色々制限があるのでしょう。グルメものかと思いきや、ラブコメディになるかもしれない物語って書いてあるし。もういいから読ませなさい。

3-12 海抜ゼロメートルの悪魔

不思議な海の魔女と、死んだはずの魔女の妹。どちらとも出会った主人公は妹の死と、海に住む悪魔の噂を聞く。その悪魔が、彼女達の秘密と関係があるのでしょうか?
あらすじですら、どことなく儚さ、せつなさを感じるストーリー。きっとラストシーンは、津波がやってくるに違いない。じゃあ冒頭は? こういうしっとりした話の書き出しって、結構難しいと思うんです。要チェックや!

3-13 ぼくの異世界もふもふ冒険記

主人公は小学3年生男子。児童文学だ!
神社の犬ポチと異世界に旅立つ主人公・悠太。最初は家出のつもりだったけど、帰りたくなった悠太は仲間と一緒に、帰るための三種の神器を探す。
その道中、父と慕う仲間の一人が死んでしまい、実は本当の父親である事が発覚する。神器を使えば生き返らせる事はできるが……というあらすじ。
うーん、これを梗概と見るか導入と見るか。もふもふ冒険記はこれから始まると信じたい。もふもふ感は本文にとってあるのか!? 気になります!

3-14 後宮のお茶汲み係

やっぱり流行ってますよね、後宮もの。お茶汲み係の少年と、妓楼出身の少女が織りなす、宮殿陰謀巻き込まれ冒険譚。
主人公達が少年少女というのがミソですよね。権力を持ってるわけじゃないし、子供だからあまり相手にされないかもしれない。それをどう潜り抜けて陰謀を暴くのか。ストーリーの建付けが気になる所です!

3-15 東雲一高eスポ部っ!

高校のeスポーツもの。天才ゲーマー、ハッカー、敏腕マネージャーの3人がトリオを組んで、高校eスポーツ界でのし上がっていく青春ラプソディー。
eスポーツって、小説との相性どうなんでしょうね。マンガやアニメならゲーム画面って見栄えするけど、小説だとなかなか難しい。だからこそブルーオーシャンなわけで、その魅力を冒頭から伝える事ができるのか、期待大です!

3-16 禁断の雫、魔法姫の涙

魔法姫コウガが企てる「呪縛解放計画」を阻止すべく、十六歳の天才魔術師がやってきた。というあらすじ。
ハイファンタジーですねえ。呪縛領というものが災厄を招いている的な事は分かったので、その規模次第でヤバい状況なのは間違いないです。
こういう王道ラノベファンタジーを、どう冒頭から書けばいいのか。ひとつの試金石になるかもしれない作品。期待したいと思います!

3-17 世界平和は家庭内平和から、らしいです

幼い魔王に生贄として捧げられた回復魔法士クレオは、なぜか魔王の父親に収まっていた勇者に助けられる。勇者は魔王の家庭内改革を進めてるというのだが……というあらすじ。
魔王とはいえ、教育がしっかりしてればまっすぐ育つ! って事でしょうか。性善説より性悪説的な。
主人公が回復魔法士ってのも何かの伏線っぽくて面白そうです。そういった理由が語られる前に、書き出しが終わるか否か! 見届けるしかない!

3-18 千変万化異世界生活

主人公の能力は「変身」だが、何になるかは完全ランダム。異世界にいるらしいので、現世よりは困らない気もします。でもプランクトンとかになったらヤバいな。乾いて死ぬ。
異世界スローライフな一日の始まりは、変身ガチャ。何が出るかは運次第。
主人公がどうやってその変身した姿で毎日を乗り切るか。冒頭からちょっと斜め上な変身、期待しています!

3-19 悪役令嬢メーカー~初見プレイで特性「転生者」持ちの娘に挑戦~

あらすじなし作品。タイトルから想像するに、悪役令嬢に転生する際、その令嬢は特性「転生者」を持っていて、いくらでも転生者をメーカーしちゃうみたいな事でしょうか。
やっぱ全然違うかもしれません。本文公開を待ちましょう!

3-20 夢入り少年は夢喰いバクの夢を見る

人の夢に入れる少年・絃と、夢を食べる少女・麦。麦は絃に「私の悪夢を自分で食べれば本来の力が戻る。そしたら君の夢に入る体質を食べてあげよう」と協力依頼する。
ボーイミーツガールです。でも会うのは夢の中だけ?
きっと麦が悪夢を食したところで、すんなり力が戻るわけじゃないんでしょうね。押井守監督作品のような、青春グラフィティな香りがぷんぷんです!

3-21 君がかわいかった百の理由

高校時代、積極的に好意を寄せてくる後輩女がいた。結局付き合わず主人公は卒業したが、同窓会の噂では、彼女は主人公の卒業をきっかけに不登校になり、その後失踪したという。
そして同窓会の帰り道、彼女から一通のメールが着信する。
ラブコメでしょう、コメだいぶ少ない感じで。「愛に理由を求める愚かしさを紐解く」という一文に、青臭くも泣ける青春ストーリーを期待します。

3-22 学園から追放されそうでしたが、今度は男装して王子の従者として通うことになりました

公爵令嬢の不評を買い、従者の主人公は学園追放の憂き目に合う。しかし王子の従者となる事でピンチを脱する。実は王子、主人公の秘密を知ってたから助けたわけで……というお話。
ざまあ系なんでしょうか。主人公の秘密が気になります。王子の腹の底も見えない感じで、複雑な人間模様が展開されてく気がしますね!

3-23 遠ざかっていく花言葉が僕を呼ぶ

高嶺の花の事務員・佳澄さんは、婚活パーティに参加しては男を酔い潰して、僕に迎えに来させる。僕の好意は知ってるはずなのに、「君の欲が見えない」と意地悪く笑うだけ。
彼はなぜ襲わない? 佳澄さんはなぜ挑発し続ける? 彼もなぜ迎えに?
全ての「なぜ」が、この物語の根幹なのでしょう。謎が明かさずに、冒頭でどこまで読者の興味を引けるのか。気になる人は要チェック!

3-24 あなた方が捨てた私が、本物の聖女ですが…。ま、いっか。

これも追放ざまあ系ですね。双子の妹に婚約者の王子を寝取られたジニアは、魔術師としての才腕を振るい、隣国皇子に見初められる事に。一方、祖国の妹は体調不良で臥せっているそうで……でしょうね、なぜなら私が本物の聖女だから! というあらすじ。
聖女じゃないと王妃になれないとかそういう事でしょう。テンプレ構成ですが、書き出しでどう人を惹きつける事ができるのか、その手腕に注目です!

3-25 自称中堅冒険者のアフターライフ

転生者のセレナは、TSしてチート能力を授かり色々やらかした。
そのせいか、今は田舎でのんびり暮らしているが、面白そうなヤツが現れた、というあらすじ。
スローライフ系は、主人公の目的意識をどこに置くかでだいぶストーリーが変わってくると思います。本作に関しては「面白そうなヤツ」がセレナの琴線に触れたわけで、そこらへんが読者の共感を呼ぶと、書き出しで惹かれてしまいそうです!

終わりに

第3会場は、いわゆるテンプレ作品が多い気がしました。
もちろん皆さん捻っていて、王道+個性を心掛けて作品作りをされているのではないでしょうか。
タイトル・あらすじだけじゃわからない魅力は、本文に必ずあると思います。やっぱり料理は、一口食べただけじゃ物足りない。全部たべきってこその味わいだと思います。

第3会場のタイあらは、これにて終了。
明日以降に最後の第4会場タイあら感想も書いていきたいと思います!


第1会場のタイあら感想はコチラ ↓

第2会場のタイあら感想はコチラ ↓


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