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研究開発を民主化し、誰もがやりたい実験を行える世界を。入社3ヶ月のPR担当が語る破天荒な入社のキッカケと担いたい役割とは?

自社に技術や設備がなくても研究を進められる、研究リソースのシェアリングサービスを提供しているCo-LABO MAKER。その対応以来数は1000件以上、登録機関数は300件以上を誇っている。今回は会社のPR担当業務を担っている川村ともよしさんに、Co-LABO MAKERで働こうと思った理由について伺った。

(聞き手:Shovellインタビュアー 藤澤恵太 芸名"さしみ")

川村ともよし氏

「研究開発の民主化」に強く共感し、
"Twitter転職"が実現

さしみ:本日は宜しくお願いいたします。川村さんの自己紹介と今やっているお仕事内容を含めて、簡単にお伺いしてもよろしいでしょうか。

川村:はい。私は3カ月前にCo-LABO MAKERに転職をしました。今では会社のPR担当として、利用者さんや提供者さんにインタビューをし、事例記事化する仕事をしています。また、今後はTwitterやnoteなどのSNSを活用していく展望もあり、そのための準備や計画作成をする仕事もしています。

さしみ:まさか転職が直近3カ月の話だとは思いませんでした。

川村:そうなんです。最近の話でして、2019年の10月までは大学院生で、博士号を取った後に化学メーカーに就職しました。その後2年弱でCo-LABO MAKERに転職したという流れです。

さしみ:ちなみに、大学時代はどういう研究をされていたんでしょうか。

川村:大学では有機化学という学問の研究をしていました。イメージとしては、白衣を着てフラスコを振るみたいな、ドラマで見るような科学者ですね。内容としては、薬になる可能性がある物質をつくる研究をしていました。

さしみ:なるほど。それを経てメーカーに就職をされたというのは、どういった想いがあったのでしょうか。

川村:昔から化学が好きで大学院に進学しましたが、研究を通して得た知識や経験を活かして、何か社会に役立つことができないかと思ったためです。

さしみ:大学で学んだものをしっかりと社会に活かして還元しようという志があったのですね。どのようなメーカーのお仕事をされていたのでしょうか。

川村:メーカーでは、光を吸収したり出したりする素材を作っていました。

さしみ:Co-LABOMAKERさんに転職をしたのは、どのようなきっかけや想いがあったのでしょうか。

川村:そうですね。自分の転職は結構特殊だと思っていて、Co-LABO MAKERに転職をしたいと思って転職活動を始めたのではありません。僕がTwitterで「僕を雇ってくれる人はいませんか」というツイートをしたのがきっかけです。

さしみ:面白いですね。

川村:夜にツイートしたんですけど、その夜のうちに社長の古谷さんからDMが来て「いろいろとマッチすると思うのですが、いかがですか」と言われて、それからミーティングをしてとんとん拍子で話が進んでいきました。

さしみ:すごいですね。Twitterで川村さんが発信したことを代表が見つけたんですね。古谷さんはどういうところに魅力を感じられて声を掛けられたんですかね。

川村:ツイートに書いた内容は、博士号を持っていて大学と企業で有機化学の研究をやっていたとか、科学メディアや科学系オンラインコミュニティを自分で運営している経験があるということです。その辺りがいろいろとマッチしたのだと思います。

さしみ:なるほど。Co-LABO MAKERさんを知っていたということではなく、そういう出会い方があったというのは、すごく魅力的ですね。

川村:そうですね。実はCo-LABO MAKERは知ってはいました。でも転職を絶対にしたいという思いでツイートをしたわけでもなくて、あるYouTuberさんが「Twitter転職をしました」と言っていて、それで「ああ、そういうのがあるんだ」と思って、試しにやってみたという感じです(笑)。

さしみ:強い決意があったわけではなかったんですね。

川村:そうですね。そんなに声は掛からないだろうなと思って、取りあえず一回やってみるかとやってみたら、声を掛けてくださいました。

さしみ:夜にツイートして、次の日の朝ですもんね。

川村:夜にツイートして、もうその夜にDMで「この時間でどう?」と言われて、すぐに話すことになりましたね。

さしみ:すごくとんとん拍子ですけど、強い転職の思いがない状態でツイートして、結局は転職をしたわけですよね。心が動いたポイント、やってみたいと思ったポイントはどこだったんですか。

川村:Co-LABO MAKERが「研究開発の民主化」というビジョンを掲げていまして、それに共感をしていたところが大きかったです。研究をやりたいけどできない人が自由に研究をやれる世界は、僕がもともと実現したいなと思っていたことでもあります。

私は研究を続けたいけど大学教員になるのはいばらの道だし怖いと言って諦める人や、企業研究者になってもやりたいこととちょっとずれたことしかできないという人を見てきました。

研究者の方は何か自分の好きなものや突き詰めたいものがあるけど、意外と諦めている人が多いと感じていて、そういった人が好きなことをできる世界を作る仕事をしたかったのも強い理由です。

さしみ:もともとそういう思いはあったけど、きっかけは今回のTwitterのタイミングだったんですね。

川村:そうですね。

さしみ:何があるか分からないですね。やっぱり、カジュアル面談で話した時に古谷さんの気持ちや意向、ビジョンというのが、改めて話す中で刺さったということですか。

川村:そうですね。その後、何回かしゃべって、気持ちが決まって転職をしました。

さしみ:先ほど川村さんがおっしゃっていた「大学教授になっても……」という思いがあったり、なかなかそこで道を進みきれない人がいるということに対して、川村さんも当事者だったからこそ、シェアリングを含めたサービスができればという強い気持ちがあったのでしょうか。

川村:そうだと思います。私も当事者の一人だし、運営していたコミュニティーの中でも色々な方と話し、生の声をたくさん聞いていたのが影響していると思います。

創業70年からスタートアップへ。
刺激のある生活が毎日訪れる環境に

さしみ:転職をされて3カ月ということですが、実際の仕事内容や会社の雰囲気とか、イメージと合っているところや、新しい気付きはありますか。

川村:転職までは実験室に通って仕事をしていたのですけど、今はフルリモートになっていて全てが新しいです。さらに、前のところは創業70年以上と結構長い会社でしたが、今回はスタートアップということで、そういう意味でも雰囲気が全然違うなと思っています。

さしみ:研究で施設に行くということとフルリモートは全然違うと思いますが、飛び込むことは怖くなかったですか。全然違う環境に行ってみるということに対し、どう思われましたか。

川村:怖くはなかったですね。飛び込んで怖いというよりは、前職を辞めることで、何か失って後悔するものはないかという方が気になりましたね。

さしみ:フルリモートという環境の中で、ここが一番楽しいとか、魅力があるといったポイントはありますか。

川村:すごくしょうもないことがまず浮かんでしまったんですけど、昼寝ができるというところが一番魅力に感じています。昼休みに部屋に行けばベッドがあるので、昼寝ができるということが嬉しいですね。まあ、冗談ですが(笑)。

さしみ:笑 働く一日の中で大事ですよね。

川村:スタートアップに入って魅力に感じていることは、すごく刺激的な毎日を送れているというところです。10人前後という少人数で、毎日の売り上げを見ながら、下がったら原因を分析して、上がったらみんなでお祝いをしてというのがとても刺激的ですね。状況もすごく毎日変わるし、毎月のように人が入ってきて、環境が毎日毎日変わります。

僕は結構とろいし、あまり能力がないと思っているので、結構ついていくのが大変なんですけど、刺激のある生活で楽しいですね。

さしみ:特に今は成長フェーズということですが、会社の方向性として目指している所はどこですか。

川村:今はシェアリング業務の最適化を目指して人員を充てています。サービスを利用したい人と提供する人の間に弊社が入るという業務を最適化している段階なんですけど、人が入るというのを少しずつ減らすところ、そしてさらなる研究リソースの拡大に向かっているんだと思います。

わくわく生きている人と関わっていくことで、
自分もわくわく楽しく生きていたい

さしみ:川村さんが会社の中で実現したいことや、こういう役割を担えたら楽しいということがあったら教えていただけますか。

川村:転職前から研究者ともっと深く関わりたいと思っていたため、それを実現できたらうれしいなと思っています。前職では会社の人とは話すんですけど、他の組織の研究者と話す機会が限られていました。

研究をやっている人は、わくわく生きているイメージがあって、みんなが最先端のこと、その人しか知らないようなことを知っていて、それを突き詰めようとしている、そういう人と関わりたいと思っています。そして自分も刺激を受けて、わくわく楽しく生きたいです。そのような思いが前職から、Co-LABO MAKERへのTwitter転職のツイートをする前からあったので、それを実現したいです。

さしみ:川村さんの場合、そういうコミュニティ運営をされていたということで、研究者と何かやりたいとか研究者と生み出したいという想いは、特に強くに持たれているんでしょうか。

川村:そうですね。そのような想いがあるので、僕のPRという仕事は適性があると感じています。PRは人と関係をつくっていく仕事ですので、TwitterやnoteとかSNSでもつながっていって、いろいろな人と出会えたらうれしいなと思います。

もちろん、Co-LABO MAKERの事業のためという気持ちもありますが、根幹に自分のモチベーションもあって、ちょうどいいWin-WInの関係になってると思っています。

さしみ:今の時代だと、いろいろなSNSや発信によって出会う可能性もあると思いますが、川村さんが考える新しい研究者との会い方とか、オフライン以外のオンラインでも会っていく可能性が今後はどんどん広まっていくと感じますか。

川村:そう思います。特にこの2年ぐらい、コロナが来てからオフラインで会うということがなくなり、学会なども開催されなくなっています。

オフラインで会う機会がない状況ですが、僕が運営しているコミュニティでは、オンラインでも結構関係って築いていけるなという感触がありますし、ゼロイチのところはむしろオフラインより多くて、いろいろな人と繋がろうと思えば繋がれると感じています。

さしみ:なるほど。熱のある人と繋がりたいということでしたが、それ以外に、こういう研究者の人と会いたいとか、逆にCo-LABO MAKERさんを目指される方がいらっしゃったときに、どういう体質の人が合いそうとか、そういったポイントはありますか。

川村:研究って何かしら実験をして結果が出てきて、その結果を考察して次にどうするということを考えて、また実験をするという繰り返しだと思うんですけど、その過程が好きな人、考えることや実験をすることとか、検証して改善するみたいな、そういうプロセスが好きな人と話せたらうれしいなと思います。

さしみ:今は10人ぐらい社員さんがいらっしゃるかと思うんですけど、仲間もそういう体質の方が多いんですか。

川村:そうですね。理系出身の方が多くて、そういう方は多いのかと思います。

さしみ:なるほど。どんな会話をしているんですか。

川村:「今月こういうカテゴリの依頼が減っているけど、原因は何だと思う?」と言って、みんなでアイデアを出して「これかな?」という仮説をいくつか考えて、どれからやっていくかみんなで議論して検証していくみたいな、そういう会話ですね。

さしみ:検証する上でのアイデアとかブレストを出し合ったり、ざっくばらんに話したりとかもあるんですよね。

川村:そうですね。最近は雑談も増えてきました。

研究が好きな方や"研究の民主化"にピンと来たら
気軽にDMが欲しい

さしみ:川村さんがTwitter転職をしたということもありますが、どなたでも飛び込んでいいというのは説得力がありますよね。「誰でもいいよ」という方はよくいますけど、Twitterで募集して転職というのがあると飛び込みやすいですよね。

川村:そうですね。とりあえず気軽にやってみればいいと思います。

さしみ:なるほど。間もなく30分ぐらいたつんですけれども、これからCo-LABO MAKERさんを目指す方や仕事に興味がある方々に、もしありましたら何か一言メッセージを送ってもらえればと思います。

川村:メッセージは先ほども言った通りなんですけど、研究者気質、研究が好きな人はとても楽しめる環境だと思いますし、いろいろな分野の経験が生きる仕事だと思うので、ぜひTwitterのDMや、カジュアル面談のMeetyとかで声を掛けてほしいです。

あとは、研究開発の民主化というところで、誰でも研究開発ができるように、という世界に少しでも共感してくれる方がいたら、ぜひ話してみたいと思うので気軽に声を掛けてください。

さしみ:まさしく、声を掛けて声を拾ってというような転職だと思います。気軽にいただけるとありがたいですね。本日はありがとうございました。

川村:ありがとうございました。

TwitterのDM、ぜひお気軽にどうぞ。
カジュアル面談のMeetyも、ぜひ。

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