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禅カフェ@中目黒に行ってみた

臨済宗のお坊さまが主催する「禅カフェ」なるイベントがあるんですよ。

坐禅というと
お寺で正座→雑念が入ったら後ろから棒でバシーン!
っていう修行のイメージが強いですが、それとは違います。

禅カフェは椅子に座って気軽にできる坐禅体験。
会場はお寺ではなく、中目黒のちょっと隠れ家的な鉄板ビストロです。

以前から興味があったので、思い切って参加してみました。

何で坐禅に興味があったかと言うと、

禅の流れをくむ「マインドフルネス」
自分の心がクリアになる経験をしていたからです。


昔から集中力が切れやすい私。

いつも思考があちこちに飛び、人の話が長くなると
途中から聞いてない事すらもある。
で、ときどき相手にバレて怒られます。(そりゃそうだ)

タスクが2つ以上重なると、早く処理しなきゃ!と一人で焦り
結局全てが中途半端に終わる。
その後はしばらく自己嫌悪の沼から出られない。

2017年に出産→子育てが始まってからは、その傾向がさらに強くなった。
何しろ、子供がいると全く自分のペースで動けないのです。


そんな風に、常にゴチャゴチャしている
私の脳みその容量をフワッと広げてくれたのが
マインドフルネスでした。


姿勢を正し、呼吸に集中する。
心に次から次へ浮かぶ雑念を一切否定せず
ひたすら静かに眺める。

たったそれだけ。

1分でも、10分でも、1時間でもいい。
電車の中、オフィス、自分の部屋、公園・・・

どこでもできる。誰でもできる。
一人でも、複数人でやってもいい。
コストもかからない。

マインドフルネスを知ってから
一度は、坐禅を体験してみたいなぁと思っていました。

で、禅カフェ当日。

会場入り口で、ファシリテーターのお坊さまが出迎えてくれました。

最初に参加費1,000円をお支払い。
座ったまま軽く身体をほぐし、呼吸の仕方や姿勢について説明を受けます。

坐禅で心がけることは3つだけ。

①姿勢を正す。

②丹田に意識を向ける。

③呼吸に集中する。
特に吸うことではなく、息をゆっくり吐くことに意識を向ける。

お坊さまの拍子木と、おりん(鈴)の澄み渡る音で坐禅スタート。
実際の坐禅は10分くらいですが、実際は少し長く感じました。

ひたすら呼吸に意識を向け、己の心を見つめる時間・・・なんて
現代社会において数秒も無いわけです。

吸って、吐いて、吸って・・・
心地良い静寂に包まれるのを感じていきます。

その間にも、頭の中でやかましいお喋りが始まりそうになるんですよ。

今日の夕食どうしよう?
とか。
月曜から仕事かー、めんどくさー
とか。笑


雑念に気が付いたら、呼吸に意識を戻します。
この繰り返しです。
だんだん慣れてきます。

約10分程度の坐禅が終わったら、茶礼。

お茶とお菓子を頂きつつ、お坊さまと気軽にお話もできます。
そう、禅「カフェ」ですから!


禅を日常に取り入れるようになると、少し心が強くなります。
イレギュラーな出来事やトラブルがあった時、オロオロしつつも
「自分に戻れる」感じ。
本来の自分と向き合えるんですね。

もっと禅のことを深く知ってみたいなー!
そんな風に思えた時間でした。
(次回は本当の坐禅にチャレンジしようかしら?)

禅カフェの情報はこちら→東京禅センター









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