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#100 勝手に自分のものになる家電レンタルなど最新サブスク事情

テーマは、最新のサブスク。皆さんはどんなサブスクを利用していますか。

イーロン=マスクがTwitterを買収してから、早速、認証バッジを有料に、との報道がありました。知らなかったのですが、Twitterは「ブルー」という特典サービスがあって、これは米国などを中心に展開しているのですが、月額4ドル99セント。

どういった機能が使えるかというと、自分のツイートを取り消すことができたりするなどの様々なオプションが使えるそう。認証バッジを、このブルーのサービスに付加させることで、月額8ドルにするというものです。既にTwitterを利用している著名人はたくさんいますが、この人たちが「本物ですよ」と認める認証バッジを有料化する、と。有料化した時点で「やめた」という人も一定数いるかもしれませんが、もう既に著名人の人たちは、だいぶツイッターを活用しているので、ここで解約する、という選択をする人は少ないと思うんですよね。だから、一気に収益が増すのではないか。

通勤が楽しくなる?サブスク

こうしたいわゆるサブスク、ご存知の方も多いと思うのですが本の要約サービスを展開しているフライヤーという会社があります。

月額2200円で無制限に読めるプランの他に、毎月5冊分の要約が読める月額550円のプランがあるのですが、このフライヤーと、小田急電鉄が提携しました。

「通勤、隙間時間を有意義に」産経新聞に出ていた記事です。

本の要約サービスを、特急の乗客に無料で提供する試みを、小田急電鉄が進めている。座って快適に移動できる特急ロマンスカーの車内で、隙間時間を有効に活用してもらい、利用促進を図るのが狙い。
首都圏では大手私鉄各社が通勤時間帯に、座席指定制の有料着席列車を運行しているが、本の要約が新たな付加価値を生み出すことができるか注目されそうだ。

産経新聞

ということで、1年間限定で実施するそうです。
ちなみに、東京の町田と新宿の間の特急料金が500円なので、先ほどのフライヤーの月額料金を考えると、これが無料で使えるから十分に元が取れる計算になる、そうです。

今はもう、単発のサービスで展開するのではなくて、既にあるものと組み合わせてさらに付加価値をつけていく。そうしないと生き残っていくことができない時代なのかもしれません。

利用者に優しいサブスク

そして僕、家電大好きなんですけれども、家電に関するサブスク、ずっと気になっていたサービスがありました。

最新の家電を月額いくらか払うことによって、レンタルできるというサービスなのですが、このサブスクが「消費者に優しく」というタイトルで紹介されていて、進化したことを初めて知りました

カメラや掃除ロボットなどの家電のサブスクの利用者が1年から3年、同じ商品を借りた場合、自動で料金の支払いが終了し、返却が必要なくなるサービスを2020年11月に導入したのだそうです。ついつい延々と払い続けてしまう人、いますよね。

僕もそうなんです。前の記事でもお伝えしましたが、ツタヤディスカスという、毎月980円払って4枚のDVDを借りることができるサービスを利用しています。残数が繰り越せるんですね。借りない場合、4枚全部、半分の2枚でもいいのですが、その借りなかった分が、翌月分に加算されるんです。その借りることのできる枚数が、僕は今、延々と毎月8枚、8枚と続いていて、早く解約しようと思っていたのに、このままの状態が続いています。そして映画をひたすら見続けている。これはこれでいいのですが、ついつい契約し続けてしまっています。

家電のサブスクの場合は、何年も何年も払うと、本体価格を上回りますよね。そういう場合はもう終了していいですよ。終了しますよ、とサービスを提供する側が告知してくれる。これは本当に親切だな、と。こういう安全弁があると契約申し込みのハードルが下がりますよね。ただ、商品本来の定価より1割ほど高くなるといいます。

でもそれでも、お試しで使うことができるわけですし、途中で解約もできます。

さらに、故障した際などに補償を受けられるなどの利点がある、とありますので、1割高いぐらいだったらお得なのかもしれません。

サービスは既存のものにプラスアルファの時代に

今ある既存のサービスにプラスアルファ掛け合わせる。今あるサービスにさらなる新しいサービスをオプションとして付けていく。こういう時代になってきてるんですね。

他にも、こうした消費者に優しいサブスクはたくさんあるそうで、アメリカ動画配信大手ネットフリックスは、過去1年から2年にサービスを利用していないものの、料金を払い続けている人にメッセージを送り、継続の意思を示さなかった場合は自動解約するサービスを20年の6月から順次始めている、のだそうです。

本来ならば、忘れてずっと毎月毎月払ってくれている人はサービスを提供している会社からすると、その分収益になるわけですから、放っておいた方がいいのではないか、と素人としては思ってしまうのですが、そういう時代ではないんですね。

より消費者に安心してもらう、安心して契約してもらう、そのために、サービスにさらなるオプション、付加価値をつけていく、そういったものがどんどん進化している時代になっています。

今一度、皆さんの生活を見直してみてください。僕はずっと楽天で、週刊誌等々が読み放題になる月額418円のプランに申し込んでいたのですが、読み放題と言われても、そうそう読まないことにのちのち気づきました。月にせいぜい1回か2回。しかも会社に行けばそれらの週刊誌は全部あるし、そもそも図書館にもある。400円ぐらいだったらいいかと思っていたのですが、ちりつもですから解約しました。

皆さん忘れているものがあるかもしれない、使用頻度の低いサブスク、ありませんか。

(voicy 2022年11月4日配信)

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