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「お絵描き」と「文章」の相関関係

最近わたしはお絵描きをはじめました。
絵を描くことは美術の授業以来だけど、絵を描くこと自体は好きだったんですよ。小学生のころは藤子不二雄先生に憧れて、よく「ハットリくん」や「パーマン」のタッチに似せたイラストをノートにびっしりと描いていたもんです。

特に4年生のときの担任がめっちゃ優しい先生だったので、授業中に落書きが見つかっても怒られなかった。それどころか「これは〇〇君の似顔絵かな~? 似てるじゃない! 」なんてほめてくれて、根が単純なわたしは授業をほったらかしで落書きばっかり書いていたっけ。

なんでまた絵に目覚めたのかって?
それは「なつめももこさん」のイラストに出会ったからなんです。

なつめさんはわたしが在籍していたライティングスクールの大先輩。
𝕏 の発信をきっかけにイラストを拝見したのですが、一瞬で心を奪われました。

「なんて温かな、やさしい気持ちになるイラストなんだ! 」

なつめさんのポストは文章+イラストのフォーマットで、いつも日常を描いた内容です。ささいな出来事をやさしく、丁寧に切り取った情景描写に温かいタッチのイラストは本当にやさしい気持ちにさせてくれます。

思わず松任谷由実さんの「やさしさに包まれたなら」を口ずさんでしまうほど。晴れた日の午前中。森の下にいるような木漏れ日感がじわっと心にしみわたるんですね。

そんななつめさんがお絵描きのコミュニティを立ち上げた!

わたしは昔から引っ込み思案で腰が重い人間です。
たぶん腰の重さは、場合によっては1トンほどになるときもあるんじゃないかな。(ビクとも動かないな! )

なにかをはじめるとなると「石橋を叩いて叩いてヒビが入るほど叩いても渡らない」くらいビビりなヤツなんです。


そんなわたしがすぐに参加することを決めました。
それだけ、こんなやさしい絵を描く人から学んでみたいと強く思ったのです。

実際にコミュニティに参加してレッスンを受けてみると、絵を描くテクニックの他に、一番大切なことを教えていただきました。

楽しみながら絵を描くこと。

うまくなりたいという気持ちは大切だけれど、まずは楽しむことが重要。
とても共感しました。

学生時代の美術の授業では、提出するためだけに絵を描いていました。自画像ではちょっと自分のくちびるを分厚く描いてみたり。(わたしはたらこ唇なのです)そんな茶目っ気は出してみたものの、楽しんで描いてはいなかった。

今度はまず楽しむという気持ちで参加しよう。
そんな思いで参加したところ、素晴らしいコミュニティでした。

なつめさんをはじめ、メンバーの方たちもおだやかで温かい。
レッスンはいつもひだまりのような雰囲気の中で進行します。


実際にわたしが描いたイラストです。実はタイトル画像もそう。

それぞれの描く絵を尊重し、楽しみながら描く。
そして少しずつ「描くコツ」をつかんで自分の理想に近い絵が描けるように進む。

楽しみながらレッスンを受ける中、こんなことを感じました。

文章を書くことに似ているな。

きっと本質は同じなのでしょう。
文章は言葉のみで伝えますが絵はビジュアルで伝える。

どちらも「表現」という点において同じです。
そして反復が重要という点もまったく同じ。

文章はいろいろな言葉や表現方法を学んで、書いて上達していく。
絵も線の描き方や着色の仕方、形のとらえ方を学んで、描いて上達していく。

専門的なことはわかりませんが、同じ「かく」でも脳を使う場所が違うんだと思います。仲良く共存しているといったニュアンスです。
文章と絵を「かく」って親和性が高いんだろうなって。

実際にわたしは絵を描くことが、頭を切り替える最適な方法だと気づきました。文章を書いていて煮詰まったら、少し絵を描きます。
そうすると頭がリフレッシュされるんですよね。

書きかけの文章に戻るときに、煮詰まりが解消されて整理できているんですよ。文章と絵の相関関係はきっと相性がいい。いつか関連書を読んで追及してみようと思っています。

どやぁ!やっぱり感じたことは当たってただろう?

なんてこの記事を読み直して、ほくそ笑んでやろうって考えています。

文章を書いていてめっちゃ煮詰まっているあなた。
ちょっと絵を描いてみませんか?
もしかしたら、煮詰まりがすっきり解消されるかもしれませんよ♪

------〈了〉------    

ここまで読んでいただいた皆様、本当にありがとうございます。
想いを込めた文章を発信することを心がけていきたいと思います。

ありがとうございました!

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