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5Gビジネス⑦先の未来へ

<さまざまな問題>

5Gが導入されると最初からすべてのエリアがカバーされるわけではない。5Gはエリアごとに使用されるため時間がかかる。また、現在4Gのままでも生活ができているため5Gの実感がなくなることもありうる。消費者や産業界が5Gに期待するほど実感できなければ失望に終わる。

プライバシーの問題も出てくる。サービス事業者から消費者へ通信(下り通信)と消費者からサービス提供事業者へ通信(上り通信)がより活発に動くため、個人の情報も事業者へ集約されるためプライバシーの確保が問題。パーソナルデータの利用が促進される。パーソナルデータとは、個人は特定できないがそれに紐づくようなデータで分類すること。利用することでインターネットの個人情報取り扱いの不安が低下する。


<スコアリングで業務効率化>

商品の潜在顧客に対し、その購入可能性を点数化したものをスコアリングという。スコアリングすることにより、本当にその商品を必要としている人に広告を流し、売り込むことができる。このようにスコアリングをしていくと日々の結果が自動車保険、生命保険、クレジットカードの審査などにかかわってい来ることも。

そのようなことが生活に組み込まれることでデジタル格差も広がっていく。5G需要の少ないところに、積極的に設備投資されるのは難しい。5Gへの需要を生み出せるかどうかに注目。5Gを積極的に活用し、通信需要が上がる地域では設備投資されるようになるだろう。


<5G時代にやるべきこと>

最も重要なのは技術ではなく、B2B2Xのビジネスモデルである。これまで主役であった通信事業者が裏方に回り、センターB事業者が通信の主役に交代する。能動的に5Gを活用しようとするセンターB事業者が新たな時代の勝者となる。

NTTドコモと電通の合併会社「LIVE BOARD」ではデジタルサイネージをどこにでも設置することに成功した。配線の必要はなく設定は全てソフトウェア、空きスペースを広告媒体化することによって可能にした。また、カメラを搭載し、通行者の顔や服装から属性を解析し、必要と思われる広告を表示させることができる。

今後広がるサービスとしてXaaS型のサブスクリプションサービスがある。XaaSとはMaaS、SaaS、PaaS、IaaSのことであり、自社で資産を持とうとせずあらゆるものがソフトウェアサービスとして提供される方式。それらがすべて月額の定額サービスとして使用可能になるだろう。


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