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【書評】人生戦略としての「場所取り」とは?

こんにちは!友為です。
今回は「【書評】人生戦略としての「場所取り」とは?」というテーマで、藤原和博さんの『どう生きる?』をご紹介します。

このごろは今後の人生戦略をどうしようかと悩んでいる時間が多く、ついこのような人生設計の本を手に取ってしまいます。

この本では、会社員が社外でも通用するスキルを身に付けるためには、どのようにキャリアを積んでいけば良いのか?を解説しています。

 その人生設計のキーワードとして、「場所取り」という言葉を使っています。

この「場所取り」とはどういう意味なのでしょうか?キャリアの大三角形と称し、頂点を1つのスキルに例え、合計3つのスキルを各々1万時間かけて身に付けて、会社の看板を背負わない個人として生きるような戦略です。

1万時間の理由は藤原さんの経験則と、一万時間の法則から説明されています。

1万時間とは1日3時間なら約9年、1日5時間なら約6年かかる計算になります。

そこの部署でのスキルや経験を5年から10年かけて学び、100人に1人の人材になり、それを3回繰り返し、100万分の1の人材になりましょうというもの。

なぜ、このようなことを仰っているのか?

それは、社外で会社の看板無しで活躍しようとする場合、希少性が1番大切だからです。もちろん1つの部署で専門性を磨いていくことも大切です。ただ、欠点が2つあります。1つ目は、この激動の社会では、その経験やスキルが活かされない可能性もあるということです。そして2つ目は、そのスキルで競争を強いられます。スポーツでもそうですが、その分野1つでトップを取るのは、ほんの一握りです。後はその他大勢で、会社の看板が無くなった途端活躍できなくなります。

だから、3つのスキルや経験をかけ合わせて、希少性を出し、会社の看板が無くても活躍できる土台を作っていくことが重要なのです。

そこでポイントになってくるのが、3つ目のスキルをどこにするか?です。この3つ目のスキルをできるだけ全く経験していないところに、飛び込むことで、三角形を大きくでき、希少性が高まります。

藤原さんの例でいくと、リクルート時代で1つ目営業・プレゼンスキル、2つ目マネジメントスキルを身に付け、3つ目として教育に飛び込みました。これによって、100万分の1の人材になれたとのことでした。

 この本を読んで自分に置き換えると、今私は2つスキルや経験があるなあと感じてます。1つ目は不動産の営業、2つ目がイベント企画、プロジェクトマネジメントです。

 あともう1つ100万分の1の人材になるために、希少性のあるスキルや経験を身に付け、自ら飛び込んでいければと考えています。

皆さんも、この本を読むことで何をスキルとして身に付けてきたか、そしてどうすれば場所取りをできるか考えるきっかけになると思います。良ければ読んでみてください!




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